1. 2022年 遂に捉えたしぶんぎ座流星群
2022年のしぶんぎ座流星群は月明かりがなく、ピーク時間も早朝のため観測条件としてはいい条件が揃ってました。この次に条件が良くなるのは2025年になってしまいます。
しぶんぎ座流星群は2017年と2019年の2回撮影に出ましたが共にまともなしぶんぎ座の流星を撮影することが出来ませんでした。
今回はタイトルでネタバレしていますが、今回は無事にしぶんぎ座流星群の流星を捉えることが出来ました。ただ、ふたご座流星群やペルセウス座流星群と比べて流星の数が圧倒的に少ない印象です。
2. しぶんぎ座流星群について
元旦から1月5日にかけて出現する流星群で8月のペルセウス座流星群、12月のふたご座流星群に並ぶ三大流星群の一つになります。
ちなみに、現在はしぶんぎ座という星座はなく、1928年に廃止されましたが流星群の名前として使われているそうです。放射点の方角は北天の方にありますが観測時は四方八方を観測するのが一番です。
しぶんぎ座流星群の母天体は国立天文台のwebによると確定的ではなく小惑星番号196256や他にはマックホルツ彗星や1490年に一度だけ出現した1490Y1が候補として上がっています。
3. 遂に捉えられたしぶんぎ座流星群の流星
流星経路的にしぶんぎ座流星群の火球だと思われます。ここまで明るく、長い流星は初めて撮影しました。
左にしぶんぎ座流星群、そして、冬の天の川、冬の大三角形、カノープスと写っているので構図的にも比較的バランスがいい写真だと思います。
タイムラプス撮影していた別のカメラでも同じ流星が写りました。
トレミーの48星座の一つ、獅子座の右隣に流れています。
また、この30分前にまるで上の写真と同じような流星が撮影出来ていました。似ていますがよーく見ると上の写真よりも下側に流星が流れています。
流星写真が2枚一気に写った写真。個人的には上側がしぶんぎ座流星群の流星だと思います。
下は散在流星かな?
散在流星だと思いますが、緑色の綺麗な流星が北斗七星の右横に流れています。緑色は酸素が起因するものだと言われています。
ふたご座流星群が青系の白色、ペルセウス座流星群が緑から白色に変わる流星、しぶんぎ座流星群はやや赤みがかった白色の流星ですね。
4. あとがき
結構前からしぶんぎ座流星群の撮影を行ってきましたが、今回やっとしぶんぎ座流星群を捉えることが出来ました。
しぶんぎ座流星群は三大流星群の一つとして数えられますが、一月前のふたご座流星群に比べて見られる流星は圧倒的に少なく、ふたご座流星群を見た人がしぶんぎ座流星群を見ると結構落胆してしまうと思うほどです。
しかも結構当たり外れが多く、ピーク時あたりじゃないと中々見られないし撮影もできないので個人的には三大流星群の一つとして外してしまって、安定しているペルセウス座流星群とふたご座流星群で二大流星群としてしまった方がいいのではないかと思うほどです。
ただ、今回みたいに条件がよければそこそこの流星が見られるので条件がいい年だけ見にくのも一つの手かもしれません。
5. 使用機材
7. 流星群関連過去記事