1. まえがき
新年明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。
天体撮影記第176夜では、昨年の撮影分である大分県の由布院の夜景と星空を狙いに蛇越展望台を訪れてきました。
蛇越展望台は由布岳と由布院の街を覆う雲海を撮影できるスポットで有名みたいですが、星に関してはほとんど撮られておらず光害の影響がどのくらいあるかもわからないのでそれの調査も兼ねています。
天気図参考は気象庁|過去の天気図より
天気図配置は東シナ海から高気圧が張り出してきているものの若干弱い冬型となっており、九州北部は雲が多い夜でした。
雲の隙間から星空を望むことができたのですが、撮影条件としてはあまり良くない状況です。
2. 蛇越展望台から由布院の夜景と星空風景
雲に隠れて見えないのですが、由布岳の上にぎょしゃ座、右側にオリオン座が昇ってきます。なので、冬の星座の昇り始めの構図を作ることが出来ます。由布院の光害と大分方面の光害が結構ありますが、星は結構見えています。
なので、由布院の夜景と星の組み合わせの星景写真を撮ることが可能です。また、由布院麓に雲海が出来ればその分街明かりが抑えられるのでもっと幻想的な写真を撮れるかもしれません。
ちなみにこの後がしばらく雲が発生してしまい、再び撮影できたのは早朝ごろ
早朝にようやく雲がなくなったので夜明け前にあがる春の星座を撮影してみました。
写真の左にある明るい星は春の大曲線の一部であるアルクトゥールス、スピカになります。
蛇越展望台は南、西側は山となっており、そちらの方面の撮影ができません。また、天の川も早春の天の川が傾いている時に撮影はできるかもしれませんが、方角的には結構厳しそうですね。
北斗七星からアルクトゥールス、スピカが春の大曲線とも呼ばれています。ここにからす座までを含めるかは人それぞれ
ちなみに春の大三角形はアルクトゥールス、スピカとデネボラになりますが、デネボラが目立ちにくく夏の大三角形や冬の大三角形よりもぱっと見すぐに見つけられないです。
と、結局そこまで撮影できずに朝を迎えてしまいました。雲海もそこまで出なかったのがちょっと残念。やはり雨上がりすぐの早朝に行かないとだめですね…。
由布岳の山頂付近にはうっすら雪が積もっており白化粧しています。
由布岳自体も実はまだ登ったことがないので今度登ってみようかなと思っています。
3. 蛇越展望台付近の空の暗さ
空の暗さは0.07とかなり暗いですが由布院、別府、大分からの光害が気になります。
4. あとがき
天体撮影記 第176夜は蛇越展望台からの由布院の夜景と星空風景をお送り致しました。ネットで検索かけても星空との写真がほとんどなかったので街明かりの影響などが参考になれば幸いです。
どちらかと言えば朝の雲海と由布院風景を狙う場所ですが、そのついでに星も狙ってもいいかもしれません。
5. 勝手に撮影地ランキング
撮影地の環境:☆☆
空の暗さ:☆☆☆
駐車場はあり、トイレはないので長時間滞在がちょっと厳しい。ただ、高速のICから結構近いので撮影場所へのアクセスはいいと思います。
また、流星群観測については空が開けていないので微妙ですね…。由布岳と流星の構図を狙うならありかもしれません。
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6. 使用機材