カメラと星景写真の日々

まだ見ぬ星景写真を求めて

カメラと星景写真の日々

【天体撮影記 第206夜】 瀬戸大橋と紫金山・アトラス彗星(C/2023 A3)

【スポンサーリンク】

 

1. 前書き

starryheavens.hatenadiary.jp

10月12日の撮影に引き続き、10月13日も紫金山・アトラス彗星(C/2023 A3)の撮影に行って来ました。ただ、西から天気が崩れており、東の方になるべく行きたかったのですが、仕事の都合で遠出が出来なく、比較的近場での撮影となっています。

 

天気図参考は気象庁|過去の天気図より

大陸から張り出していた太平洋高気圧が移動し始め、西から天候が崩れるような形になってきました。お昼ぐらいまでは快晴だったのですが、夕方には高層雲が出る状態に…。この影響で今回は彗星の全体を写し撮ることが出来ませんでした。

2. 瀬戸大橋と紫金山・アトラス彗星(C/2023 A3)

[焦点距離:100mm /絞り値: F2.8 / シャッタースピード:1/5/ ISO: 1250,トリミング有]

このように雲がかかってしまい彗星撮影自体危ぶまれるところでした。

夕焼けのグラデーションは素晴らしく、コンディションが良ければいい写真になっていたと思います。

[焦点距離:100mm /絞り値: F2.8 / シャッタースピード:2s/ ISO: 1600,トリミング有]

雲の隙間から再び現れた紫金山・アトラス彗星(C/2023 A3)

彗星の核や尾、そしてアンチテイルという見かけ上太陽方向へ伸びる彗星の尾も観測することが出来ました。

アンチテイルは太陽と彗星、地球の位置関係によって、地球から見ると尾が太陽の方向に見えます。

[焦点距離:100mm /絞り値: F2.8 / シャッタースピード:2s/ ISO: 1600,トリミング有]

構図は考えたものになりました。本当は壮大な尾も含めての撮影をしたかったのですが、あいにくの天気…。本当に残念でした…。

[焦点距離:100mm /絞り値: F2.8 / シャッタースピード:2s/ ISO: 1600,トリミング有]

彗星の尾の濃い部分はちょうど雲の隙間から撮れました。尾が伸びていくのはこれからですので、天気が良ければまだ1週間ほど観測できそうな感じです。

10月12日と比べて核と尾がはっきりしています。等級は0~1等級ぐらいでしょうか

3. あとがき

特に今回は3連休かつ全国的に天気も良く、多くの方が見られたと思います。また、スマホのカメラでも撮影されていましたので、2020年代を代表する大彗星と言われても過言ではないかと思います。

実際に彗星を見たときは感動しました。ネオワイズの時も水平線に沈む姿を見て魅力に取り憑かれ4年後に再び肉眼で彗星を観測することが出来たのは良かったです。

14日の天気はちょっと微妙ですが、撮影出来たら更新したいと思います。

彗星の科学―知る・撮る・探る

彗星の科学―知る・撮る・探る

 

4. 撮影機材