- 1. 2021年のふたご座流星群の夜を振り返って
- 2. 2021年12月13日分
- 3. 2021年12月14日の早朝まで
- 4. 2021年12月14日夜の分
- 4. 2021年12月15日から早朝までの分
- 5. ふたご座流星群以外の流星と火球
- 5. あとがき
- 6. 使用機材
- 7. 流星群関連過去記事
1. 2021年のふたご座流星群の夜を振り返って
2021年のふたご座流星群は12月13日夜から12月15日の早朝まで撮影していました。
今年は月明かりがあり、流星群観測の条件としては良くなかったのですが、月が出ている間でも肉眼ではっきりと見える明るい流星が例年と同じく多く楽しい夜を過ごしました。
ふたご座流星群の撮影は2017年からまともな撮影をし始めて今年で4回目となります。2019年は確か満月期とかぶっていたせいで撮影ができなかったのでその年だけ抜けています。
2020年の総撮影枚数は1万枚超えでしたが、今回は月明かりもあり撮影は月が傾く夜半過ぎから撮影を始めたので枚数としては7000枚ぐらいの撮影でした。
ただ、今年の夜はずっと快晴ではなく明け方にかけて雲が出てしまい月が沈んだ後も満足には撮影できなかったのがちょっと心残りです。
今回の撮影場所は天体撮影記 第130夜と147夜で紹介した坂梨展望台と平野台展望台からになります。
2. 2021年12月13日分
撮影開始時間が12月13日の23時ごろからだったので13日文はこれだけになります…。
月明かりの中でもはっきりとオリオン座付近に流れているのが見えました。
3. 2021年12月14日の早朝まで
日付を跨いだ2021年12月14日、月が傾き暗くなっていくと見える流星の数も多くなってきまました。
撮影に使用したカメラはEOS R5とEOS R6になります。
撮影に使用したレンズはRF15-35mmとシグマの14-24mmF2.8です。超広角なのである程度長い流星でないとインパクトのある写真にはなりづらいデメリットもありますが、画角に捉えられる流星の数は多くなるので数を撮りたいときは超広角レンズがいいと思います。
オリオン座の右上に流れるふたご座流星群の流星
冬の天の川に沿って流れるふたご座流星群
まあまあ明るく長い流星経路を持つふたご座流星群の流星。このぐらい写るのが一番いいんですが、撮れるのは一晩に数枚程度ですね。(流星群きていない平常時からしたら十分ですが笑)
ちょっと小さめなふたご座流星群の流星
これ以降は雲が発生してそのまま朝を迎えてしまいましたので続いては14日の夜からの撮影分になります。
4. 2021年12月14日夜の分
12月14日の夜も23時前から撮影を開始しました。月明かりがある中でも1時間の中で15個ほどの流星を目視で見ることが出来ました。
火球クラスの流星は流れませんでしたが、一つ流星痕が残る流星が流れました。
真ん中の赤いのが流星痕です。もっと大きい流星だと流星痕が綺麗にそしてはっきりと写ります。
続いては12月15日から早朝までの分になります。
ちなみに2021年のふたご座流星群の極大時間は14日の16時なのでピークを過ぎています。
4. 2021年12月15日から早朝までの分
冬の大三角形を貫くふたご座流星群の流星。月明かりに負けずに輝いています。
また、冬の大三角形の真下、阿蘇山系の左上にちょっと明るい星がありますがこれはカノープスですね。
この後も絶え間なく流星が流れていきます。ふたご座流星群は本当に安定して流星が流れますね。
実は今回NikonのZ7Ⅱ+Z14-24mm F2.8をタイムラプス撮影のために導入しました。そのタイムラプス撮影中に撮れた流星を紹介したいと思います。
月明かりのある中で目立つ流星はこれだけでした。その後月が沈みましたが同時に雲が発生し、早朝4時ぐらいまで撮影できず…。
しかしながら、早朝にかけて再び雲が取れ始めここから一気に明るい流星が三連続も流れました。
14mmの画角でこれなら流星経路の長く、そして明るい流星です。
ちなみに上の写真の明るい星はスピカとアルクトゥルスになります。
また、写真の右に見える少し明る帯は黄道光です。
5. ふたご座流星群以外の流星と火球
2020年のふたご座流星群の撮影の時にも思ったのですがふたご座流星群あたりでは他の流星群も活発に活動しているらしく今年もちらほらと撮影することが出来ました。その中でも明るい流星の写真は下の2枚です。
それぞれ流星経路が違うので散在流星だとは思いますが、昨年も赤い色の流星をちらほら撮影出来たので何らかの流星群の流星だとは思います。
5. あとがき
2021年のふたご座流星群は、ピーク時刻が16時かつ月が夜半まで残っていたので、いい条件で撮影できる時間が非常に少なかったです。
それでも月明かりのある中である程度の流星の数を、そして月が沈んだ後にも明るい流星を撮影出来たりと撮れ高としてはそれなりに良かったと思います。
ただ、昨年2020年の撮影では一晩中晴れていたのに対して今年は雲が多く途中撮影出来なかったりしたのでそれがなければもう少し撮影できたかもしれないです。
来年2022年は月が23時ごろに昇るのとピーク時刻は22時となっています。月が昇る23時前が狙いどころだと思います。
6. 使用機材
7. 流星群関連過去記事