カメラと星景写真の日々

まだ見ぬ星景写真を求めて

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【天体撮影記 第208.5夜】 愛媛県 亀老山展望デッキからマジックアワーとちょこっと星空を

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1. まえがき

愛媛県瀬戸内海国立公園内にある亀老山(きろうさん)展望台に夕景とマジックアワーの中の星空を狙いに訪れて来ました。

亀老山展望公園には建築家  隈 研吾がデザインした亀老山展望デッキからの来島海峡大橋と瀬戸内の風景や夕暮れ風景が美しい場所で観光地としても有名な場所になります。

今回、天体撮影記と夕景撮影記どっちにするか迷いましたが一応天体撮影記の番外編としていますが、どちらかといえば夕景風景がメインとなります。

天気図参考は気象庁|過去の天気図より

大陸からの移動性高気圧のおかげで四国では快晴となり夕景撮影には最高の条件となっていました。

2. 亀老山展望デッキからマジックアワーとちょこっと星空を

[焦点距離:35mm /絞り値: F2.8 / シャッタースピード:1/320/ ISO: 1000]

この日はバイクで出掛けていたのもあって一旦自宅にバイクを起き車で現地まで向かったためギリギリ日の入りには間に合いませんでした。

また、撮影設定を見て貰えばわかると思いますが、絞り値を星空撮影のままに…。それとISO感度も1000とちょっと風景撮るにしては高すぎですね。

[焦点距離:20mm /絞り値: F2.8 / シャッタースピード:1/15/ ISO: 200]

夕景と来島海峡大橋

雲一つない綺麗な夕暮れ風景です。

[焦点距離:20mm /絞り値: F2.8 / シャッタースピード:1/8/ ISO: 200]

亀老山展望デッキの風景、日の入り前は多くの人がいたと思われますが、日の入り後の展望デッキはまばらになります。結構日の入り後すぐに帰る人が多いのですが、マジックアワーの美しい風景を見ないで帰るのは少し勿体無い気がします。

[焦点距離:24mm /絞り値: F8 / シャッタースピード:8s/ ISO: 200]

だんだんと日が落ちていき、マジックアワーの中で来島海峡大橋もライトアップされ始めました。ここらへんからF値を変えてないことに気がつきF8に

[焦点距離:18mm /絞り値: F8 / シャッタースピード:15s/ ISO: 320]

マジックアワーと宵の明星、実は紫金山-アトラス彗星(C/2023 A3)の撮影地として、亀老山展望デッキから来島海峡大橋との組み合わせも考えていました。

ちょうど紫金山-アトラス彗星(C/2023 A3)が来島海峡大橋の上に沈む感じになるんですよね。

[焦点距離:28mm /絞り値: F8 / シャッタースピード:15s/ ISO: 400]

夕景撮影をするには実は月明かりも重要なファクターになってきます。今回は新月期で月明かりがなかったので、地上風景が暗いですが、月明かりがあると自然な感じで地上風景が浮き上がるので夕景と地上風景のバランスが取れます。

なので、もう一度月明かりがある中での撮影も一応考えています。

[焦点距離:15mm /絞り値: F2.8 / シャッタースピード:10s/ ISO: 2000]

ちょこっとの星空要素になります。

マジックアワーの中で天の川も亀老山展望デッキから撮影出来ないか試してみたところ、一応うっすらと写りました。ただ、今治市からの光害と完全に被っておりこれ以上の長時間露光も厳しい状況でした。

そして、来島海峡大橋のライトアップの光も結構強く、西側の星空撮影は若干厳しいような状況でした。

[焦点距離:15mm /絞り値: F2.8 / シャッタースピード:10s/ ISO: 2000]

東側の空は光害があるものの一応は暗いので、夏の天の川が傾いていない時期だと撮影出来そうな感じでした。

また、北側方面も比較的暗いので、西側を除けば以外と星空観測にも良さそうな場所でした。

3.  亀老山展望デッキ周辺の空の暗さ

(Light pollution map)

亀老山展望デッキ周辺の光害値は0.5となっていて意外と低い数値となっています。

しかしながら、今治市内からの光害の影響があり、撮影にはやや不向き

ただ、東側や北側の空は暗いので流星群の観測には結構いい場所かもしれません。

4. あとがき

天体撮影記としていますが、夕景撮影メインのちょこっとの星空撮影となっています。

星空撮影の方は仕事と天気の都合が合わず彗星撮影を除き出掛けていない状況が続いています。冬の星座もそろそろ見えて来ているのでタイミングを見計らって気になる撮影地で撮影していこうと思っています。

5. 勝手に撮影地評価

撮影地の環境:☆☆☆☆☆

空の暗さ:☆☆

駐車場あり、撮影地まではちょっと離れていますが、駐車場にトイレや自動販売機もあるので安心。星空撮影というよりかは、家族などでの流星群観測とかに向いている場所になります。

 

6. 使用機材