1. まえがき
秋風そよ吹く季節になり、ようやく秋晴れの週末が訪れました。
そして、前回の天体撮影記 186.5夜からだいぶ時が経ってしまいました。今年は週末に晴れる機会が少なく、7~9月の撮影計画は全部ダメになってしまったんですよね(つらい)
離島での撮影計画もあったのですが、コロナ+天気が残念ながら…。
そのため今年は、夏の天の川の撮影もできずここ数年の中では最も撮影条件が悪い年です。(去年は良かったのでその揺り戻しかな…。)
さて、今回は天体撮影記 第187夜になります。記事を更新したということは久しぶりに快晴の中で撮影出来ました。
撮影場所は長崎県の船越展望所からになります。
この辺の撮影地だと天体撮影記 第110夜の石岳展望台園地と第165夜の白浜海岸が近くになります。
朝鮮半島付近に高気圧が停滞していたおかげか、雲も少ししか出ておらず快晴の様相でした。
澄んでいる青空を久しぶりに見た気がします。今年の九州北部はずっと雲に覆われることが多かったので気分も滅入ってしまいますね。
2. 船越展望所から月没と今年最後の天の川
[焦点距離:15mm /絞り値: F2.8 / シャッタースピード:20s/ ISO: 4000]
月齢は4.2の三日月から1日進んだ月になります。肉眼では、月がまだまだ細く見えるのですが、撮影するとこんなにも空が明るく写ってしまいます。
ちょうどさそり座の頭付近に月がありますが、夏の天の川の中心部からは少し離れているのでなんとか天の川も写りました。
[焦点距離:23mm /絞り値: F2.8 / シャッタースピード:15s/ ISO: 3200]
月が沈んでいくとだんだんと夏の天の川がはっきりと写ってきます。
月に照らされて九十九島風景も綺麗に見えています。船越展望所は星の撮影よりも夕焼けの撮影スポットで有名な場所なんですよ。
なので、シーズン的には8,9月ごろに夕焼け撮影後にそのまま天の川撮影のスケジュールを組むのが一番撮影を楽しめるかと思います。
[焦点距離:28mm /絞り値: F2.8 / シャッタースピード:20s/ ISO: 3200]
月が地平線へと沈んでいきます。月の沈みかけの際には夕焼けのように空がやや赤くなります。これを月焼けと呼んでいます。普段と違った星景写真になるので狙えるタイミングが合えば積極的に撮影していきたいシーンですね。
[焦点距離:25mm /絞り値: F2.8 / シャッタースピード:20s/ ISO: 3200]
久しぶりに縦構図で撮影してみました。夏の天の川の最後のシーズンは天の川が立つような構図になるので横構図よりも縦構図の方が天の川の迫力感を出せます。
[焦点距離:25mm /絞り値: F2.8 / シャッタースピード:20s/ ISO: 3200]
光害としては、大島造船所の明かりや漁火があるせいで少し空は明るいです。ただ、肉眼でもはっきりと夏の天の川を見ることができるので空の暗さとしては問題ないレベルですね。
3. 船越展望所付近の空の暗さ
空の暗さは1.50と少し明るいものの、夏の天の川が沈んでいく西側は海上なので天の川は目視ではっきりと見えます。
ただ、北側や東側が佐々町や佐世保市の光害を受けるので基本撮影は西側メインになってしまいます。
また、東側からは大島造船所からの光害、シーズンによっては漁火などによる光害もあります。
4. あとがき
あっという間に9月も終わってしまい、秋の空気を感じる季節になってしまいました。
今年は8月の夏の天の川の撮影がほとんど出来ておらず、例年に比べ天体撮影記の更新が止まってしまいました。
これからは冬の星座の撮影に変わってきますが、次はどこで撮影しようか悩んでいるところです…。
5. 勝手に撮影地ランキング
撮影地の環境:☆☆☆
空の暗さ:☆☆☆
駐車場はありますが、トイレなどがないので長時間滞在にはやや不便です。
また、基本的に撮影は西側メインとなりますので流星群観測にも不向きです。
※駐車場から撮影地までがすぐ側なので車のヘッドライトなどをつけっぱなしにしないようお願いいたします。
【 サンディスク 正規品 】 SDカード 128GB SDXC Class10 UHS-I 読取り最大100MB/s SanDisk Ultra SDSDUNR-128G-GHENN エコパッケージ
- 発売日: 2019/11/15
- メディア: Personal Computers
Lowepro ギアアップ クリエーターボックス L II カメラアクセサリー ガジェット収納ポーチ 3.8L コンパクト LP37348-PWW
- 発売日: 2020/07/02
- メディア: エレクトロニクス
6. 使用機材