カメラと星景写真の日々

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【天体撮影記 第194夜】 長崎県 福江島 大瀬崎灯台展望台 夏の終わり、星空の下で 五島列島 4島目

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1. まえがき

長崎県 五島列島 4島目となる福江島へ星空撮影のため訪れきました。

福江島は、五島列島の中で最も大きな島になります。また、漫画の「ばらかもん」の聖地でもありますね。それ以外にもドラマなどでちょくちょく登場する場所なので、知名度としては結構あるかと思います。

ちなみに前回、7月に訪れたのは上五島宇久島ですが、福江島下五島にあたります。

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今回も相棒のYAMAHA XSR155と一緒の島旅になりました。

天気予報を見ていつも突破的に撮影に出かけるので、連休中に重なるとレンタカーは直前だと予約が全く取れないので、元の計画では車をフェリーに乗っけての撮影予定でした。

けれども、今年の5月にバイクを購入したので、フェリー代がめちゃくちゃかかる車からバイクへの島旅にシフトしました。

車だと片道で車長4~5mで25530円掛かってしまいますが、バイクの750cc以下だと6570円しかかかりません。この価格差はあまりにも大きいですよね。

ただ、バイクだと荷物の積載量が車より断然多くは積めないので、装備としては登山装備でもっていく機材群を使用しています。

ちなみにですが、最近の燃料高騰で福江島で給油した際にはレギュラー201円でした。それでもXSR155の燃費がメータ表示だと57km/lぐらいあったので結構走りましたが、1630円しかかかりませんでした。

安全面や夏場の暑い時期、雨天時などのデメリットはありますが、経済面においては低排気量のバイクは車よりいいですね。走るもの楽しいですし、買って満足しています。

 

さて、バイクの話をつらつらと書いてしまいましたが、今回の天気図紹介に移ります。

天気図参考は気象庁|過去の天気図より

今回は2泊3日の日程を取りました。というものの福江島自体大きな島で、1日では回りきれないのと天候的にもやや安定していなかったので星空撮影できる可能性を上げたかったのもあります。

今回撮影できたのは訪問日1日目の夜になります。福江島に到着した時は線状降水帯の影響で雷雨でしたが、次第に天候が回復し、夕方頃には快晴になっていました。しかし、夜半近くにあると湿った空気のせいか、雲が発生し途中で撮影を切り上げに

2日目に関しては、再び前線が接近し、薄曇りで星は見えるものの撮影には不向きだったので宿でのんびりとしていました。

2. 大瀬崎灯台展望台 夏の終わり、星空の下で 

[焦点距離:35mm /絞り値: F5.6 / シャッタースピード:1/500s/ ISO: 320]

今回の福江島内の撮影地は大瀬崎灯台展望台からになります。九州本土内で最も日没が遅い場所なります。

福江港からも車で55分ほどかかり、街明かりなどの影響はほとんど受けません。

[焦点距離:16mm /絞り値: F2.8 / シャッタースピード:8s/ ISO: 320]

黄昏時、夕焼け空に三日月が輝く

午前中一杯は雷雨が続いていましたが、その荒天が嘘だったみたいに晴れました。

[焦点距離:15mm /絞り値: F2.8 / シャッタースピード:20s/ ISO: 5000]

三日月の月没近くになり、海に月の光の道が出来ています。この風景は好きなんですよね。

過去記事で明けの明星と有明月の光の道が出来た時はとても素晴らしい風景でした。

starryheavens.hatenadiary.jp

 

[焦点距離:15mm /絞り値: F2.8 / シャッタースピード:20s/ ISO: 5000]

大瀬崎灯台展望台から天の川方面には町などあるはずもなく、濃ゆい天の川が広がっていました。三日月の月明かりがありますが、それでもこの天の川の写りです。本当に暗い空ではないとここまで写りません。

[焦点距離:15mm /絞り値: F2.8 / シャッタースピード:20s/ ISO: 6400]

ただ、少し残念なのが、島での撮影でよくある漁火の灯りですね。これが結構明るくて撮影には厳しいです。特に今回は湿度も高かったので漁火の光の影響を諸に受けてしまいました。

[焦点距離:15mm /絞り値: F2.8 / シャッタースピード:20s/ ISO: 6400]

展望台は二箇所あります。撮影と星空を見るなら駐車場から階段を登った先の展望台が屋根もあり、眺めもいいのでお勧めします。

[焦点距離:18mm /絞り値: F2.8 / シャッタースピード:20s/ ISO: 6400]

もう一箇所の方は灯台と天の川の組み合わせを撮影する時がいいと思います。

[焦点距離:15mm /絞り値: F2.8 / シャッタースピード:20s/ ISO: 6400]

大瀬崎灯台は自分がイメージしていたよりも灯台の灯りが暗く、写真ではあまり目立たない感じになってしまいました。

灯台近くで撮影出来れば一番良かったのですが、灯台まで距離があるのと秋の終わりで蜘蛛の巣がとてつもないことになっていたので、そこまで降りる勇気がなく…展望台からの撮影になりました。

[焦点距離:15mm /絞り値: F2.8 / シャッタースピード:20s/ ISO: 6400]

その後、撮影していると雲がだんだんと湧いてきて、最終的には曇ってしまいましたので撮影を切り上げて宿に戻りました。本当はタイムラプス撮影のためもっといる予定だったんですけどね…。残念

3. 福江島 大瀬崎灯台展望台付近の空の暗さ

(Light pollution map)

福江島 大瀬崎灯台展望台付近の光害は0になります。街明かりなどはないので、暗い夜空が広がっています。しかしながら、写真でもわかるように漁船の漁火があるので、その影響は数値には現れませんが結構出てきます。

観測だけなら十分に暗い空なので、福江島を訪れた際には夕焼け+日没後1時間後の星空観測を楽しむのもありかと思います。

4. あとがき

天体撮影記 第194夜は長崎県 五島列島福江島 大瀬崎灯台展望台からの星空写真の紹介でした。

五島列島での撮影は福江島を含めてこれで4島目になりました。他にも小値賀島奈留島久賀島、細かい島々入れるともっとありますが、五島列島での撮影は残る小値賀島のみで考えています。

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そういえば今回は久しぶりに宿に宿泊しました。

福江島にある「ごとう屋」というところで港からは結構離れた場所にありますが、値段もリーズナブルで宿のスタッフも親切でいい宿した。

gotoya.jp

5. 勝手に撮影地ランキング

撮影地の環境:☆☆☆☆☆

空の暗さ:☆☆☆☆☆

福江島 大瀬崎灯台展望台は、トイレと駐車場、自動販売機全て揃っています。展望台までは階段を登ってすぐのところなので、天の川撮影だけではなく、星空観測にもおすすめできます。

天の川を見たいなら時期的には7月から9月がおすすめです。この時期だと日没後1時間ぐらいしたら徐々に天の川が見えてきます。

 

 

6. 使用機材