カメラと星景写真の日々

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【天体撮影記 第192夜】長崎県 宇久島 YAMAHA XSR155で巡る天の川撮影の島旅 五島列島3島目

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1. まえがき

starryheavens.hatenadiary.jp

長崎県上五島の一つ宇久島YAMAHA XSR155と共に島旅をしてきた。星景撮影としては、天体撮影記 第191夜の宮崎県 恋ヶ浦以来の五ヶ月ぶりの撮影となったけど久しぶりに楽しいひと時を過ごすことが出来たと思う。

今回は天体撮影記の記事になるが、宇久島での島旅とキャンプ場の紹介については、また後日まとめて紹介する予定です。特に今回泊まった大浜キャンプ場は最高の場所でした。

梅雨はまだ明けていなかったがちょうど、海の日含む三連休に太平洋高気圧の張り出しがあったおかげで、梅雨の中休みとなった。

天気図参考は気象庁|過去の天気図より

天気図を見ると、太平洋高気圧の勢力が強いおかげで梅雨なのに梅雨前線が見事に消えてしまった。この状態が続くと梅雨明けとなるが、残念ながら翌日以降は再び太平洋高気圧の張り出しが弱くなってしまった。

2. 宇久島 YAMAHA XSR155で巡る天の川撮影の島旅

[焦点距離:17mm /絞り値: F2.8 / シャッタースピード:20s/ ISO: 6400]

宇久島は九州の最西端に位置しており、日が沈むのもかなり遅い時間となるため夏至から一ヶ月以上経っていても、天の川を撮影できる時刻は20:30を過ぎてからとなる。

上の写真は、宇久島のスゲ浜海水浴場を北上したところから撮影した。

明るい光は漁船の漁火でかなり明るいため、低緯度の星を撮影する際はかなり条件が厳しくなる。また、今回は比較的湿度も低かったため、漁火の光が撮影に大きく影響することはなかった。しかし、湿度が高いと空中の水蒸気に光が拡散して、全く撮影出来なくなる場合もある。

特に五島列島周辺はこの漁火が盛んに見られるので、星景写真には不向きとなってしまう。

[焦点距離:15mm /絞り値: F2.8 / シャッタースピード:20s/ ISO: 6400]

その後、宇久島にある大浜キャンプ場に戻り撮影を始めた。キャンプ場の一部は岬みたいになっており、この場所からだと天の川の昇り始めを撮影することができる。

奥に見える明かりがメインの大浜キャンプ場となっている。

[焦点距離:15mm /絞り値: F2.8 / シャッタースピード:20s/ ISO: 6400]

三連休のため、他のキャンパーもいるかと思っていたがまさかの一人キャンプでした。

そして、この大浜キャンプ場からもはっきりと天の川を見ることが出来る空の暗さだった。

宇久島内からの光害もほとんどないため、港を除く場所のほとんどが星空観察に適している。

[焦点距離:15mm /絞り値: F2.8 / シャッタースピード:20s/ ISO: 6400]

次の撮影地は、宇久島の北にある対馬瀬鼻灯台から撮影した天の川になります。

中央右に見える小高い山が、宇久島で最も標高が高い城ヶ岳です。基本的に平坦な島なので、島のどこからでも天の川を見ることが出来ます。

[焦点距離:15mm /絞り値: F2.8 / シャッタースピード:20s/ ISO: 6400]

本当は対馬瀬鼻灯台と夏の天の川の構図を狙ったのですが、灯台の光が強かったため、上手く撮影することが出来ませんでした。

[焦点距離:15mm /絞り値: F2.8 / シャッタースピード:20s/ ISO: 6400]

ただ、灯台の光によってバイクが照らされていたのでこれを生かして愛車のXSR155と天の川を一緒に撮影しましたが、物凄い良い絵になりました。

XSR155も写真映えしますし、やっぱりかっこ可愛いです。ちなみに今回の夜間移動もXSR155を使用していましたが、その際に三脚類はゴールドウインのリアバックに入れてました。

灯台でバイクとの撮影を一通り楽しんだ後、最後に訪れたのは、平家盛公上陸地になります。

[焦点距離:15mm /絞り値: F2.8 / シャッタースピード:20s/ ISO: 6400]

島の西側は漁船が少ないため、漁火もそこまで多くなく、かなり暗い空が広がっています。

写真を見ると若干大気光も写っていますね。

[焦点距離:15mm /絞り値: F2.8 / シャッタースピード:20s/ ISO: 6400]

この場所は360°の展望台が広がっており、流星群観測とかにも向いてそうでした。

この後、流石に昼間のバイクの運転やらで疲れ切ったので撮影を切り上げてキャンプ場に戻りました。

[焦点距離:15mm /絞り値: F2.8 / シャッタースピード:20s/ ISO: 6400]

最後に0時過ぎにキャンプ場から撮影した夏の天の川を

大浜キャンプ場で夏に天の川を撮影するなら、日没後〜2時間以内に撮影するのが天の川の位置的に良さそうです。

 

3. 宇久島での今回の撮影場所付近の空の暗さ

1. 大浜海水浴場

2. 対馬瀬鼻灯台

3. 平家盛公上陸地

(Light pollution map)

どの場所も光害はほとんどありません。また、宇久島内も港周辺意外はほぼ光害の値が0で、島のどこからでも天の川を見ることが出来ます。

 

4. あとがき

天体撮影記 第192夜は長崎県 五島列島宇久島からの撮影でした。

本来はもっと早く訪れたかったのですが、コロナの影響などで離島に行きづらく、後回しにしていました。ただ、宇久島の空の暗さと天の川の濃さを見る限り出来ればもっと早く訪れたかったですね。

ちなみに2019年に五島列島中通島若松島を訪れていますので宇久島五島列島は3島目になります。

starryheavens.hatenadiary.jp

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また、離島だと三連休などではレンタカーの予約が難しいことが多いので、今回愛車のバイクが使えるようになりかなり自由度が増しました。

それにYAMAHA XSR155と星空の組み合わせはものすごい絵になりますね。

さて、次の離島は同じ五島列島福江島を考えています。

5. 勝手に撮影地ランキング

撮影地の環境:☆☆☆☆☆

空の暗さ:☆☆☆☆☆

大浜キャンプ場は、トイレと駐車場があるので星空観測には向いた場所になります。

また、トイレはないですが、平家盛公上陸地についても360°の展望が広がっており、流星群の観測などに向いた場所です。

 

成澤広幸の星空撮影地105選 (双葉社スーパームック)

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6. 使用機材  

Canon ミラーレス一眼カメラ EOS R6 ボディー EOSR6

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  • 発売日: 2020/08/31
  • メディア: Camera
 
CaNn RFレンズ RF15-35mm F2.8 L IS USM ブラック

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  • 発売日: 2019/09/30
  • メディア: エレクトロニクス