カメラと星景写真の日々

まだ見ぬ星景写真を求めて

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【天体撮影記 第195夜】 宮崎県 猪崎鼻キャンプ場からの夜明けの天の川

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1. まえがき

ご無沙汰しております。

前回のふたご座流星群の記事から年越して2ヶ月以上も更新していませんでした。

と言うのも2014年と10年以上使用していたiMacの方の調子が遂に悪くなり、Photoshopでの写真編集にエライ時間がかかったりと(当たり前ですが)、スプラ3のサモランにハマっていて金プレートゲットのために日々サモラン修行したりとで写真編集を怠っていました…。

iMacの方は新しくMac miniを導入して、現在は写真編集が出来るになりました。

とりあえず生存はしていて相変わらず元気に過ごしています。

starryheavens.hatenadiary.jp

天体撮影記に関しても前回の記事を見てみると9月に撮影で訪れた五島列島 福江島からだいぶ空いていたんですね。

starryheavens.hatenadiary.jp

しぶんぎ座流星群の撮影にちらっと出たりしていましたが、前で話していたとおり編集作業が全く出来ずに記事化すらしていませんでした。

さて、今回は久しぶりに宮崎県の猪崎鼻キャンプ場を訪れて夜明けの天の川を狙いました。

天気図参考は気象庁|過去のより

東シナ海からの移動性高気圧で快晴の空になったもののPM2.5のせいで空気の質はそこまでよくありませんでした。宮崎県の太平洋側での撮影だと冬型の気圧配置になった方が澄んだ青空になるので、冬場の星空撮影では冬型の気圧配置の時がいいと思います。

2. 猪崎鼻キャンプ場からの夜明けの天の川 

[焦点距離:15mm /絞り値: F2,8 / シャッタースピード:15s/ISO: 5000]

日が沈み、1時間後ぐらいに冬の星座を狙い撮影を開始しました。

猪崎鼻キャンプ場は海岸沿いに出る階段があり、そこから東の空の展望が広がっています。

そこからは、七つ岩や大島などが望めます。

後ほどの空の暗さでも書きますが、日南市や漁港の近くになるので、そこそこ光害はあります。

[焦点距離:19mm /絞り値: F2.8 / シャッタースピード:15s/ ISO: 5000]

2月中旬で天の川の中心部を撮影できるのは早朝の5時ごろ、そこから撮影できる時間はわずか1時間ほどになります。

猪崎鼻キャンプ場からだと撮影で狙えるのは七つ岩と大島と天の川の構図のみとなり、構図は固定されてしまいます。

[焦点距離:15mm /絞り値: F2.8 / シャッタースピード:15s/ ISO: 5000]

焦点距離15mmの構図

七つ岩との構図だと焦点距離15mmではちょっと広すぎる感じがしますね。

また、この日はPM2.5のせいで水平線部分の空気の質が悪く、最高度の天の川を撮影することができませんでした…。

[焦点距離:19mm /絞り値: F2.8 / シャッタースピード:20s/ ISO: 5000]

薄明時間が迫りますが、天の川の中心部分がようやく綺麗に映るほど昇りました。

また、明けの明星が空をオレンジ色に染めています。

[焦点距離:15mm /絞り値: F2.8 / シャッタースピード:20s/ ISO: 6400]

薄明が始まり、天の川がだんだんと消えていきます。ただ、薄明の美しい色の夜明け前の空と天の川はこの時期しか撮ることが出来ない貴重な時間です。

[焦点距離:15mm /絞り値: F2.8 / シャッタースピード:20s/ ISO: 6400]

夜明け空の淡い赤系の色々な色が混ざりあった空が目の前の海岸に広がる海を染めていきます。目の前の七つ岩や大島も綺麗なシルエットになっています。今回の撮影で狙っていた構図を無事に撮影することが出来ました。

 

3. 宮崎県 猪崎鼻キャンプ場付近の空の暗さ

(Light pollution map)

宮崎県 猪崎鼻キャンプ場付近の光害は0.70になります。近くに日南市や漁港があるので東側以外はそこそこ光害があります。それでも都心部に比べると十分に暗い空となっています。

また、漁港や港の近くなので漁船や商船などの船の出入港が多いので船が構図内に映り込むことが結構あります。

また、猪崎鼻キャンプ場は周囲が樹林に囲われているので流星群の観測とかにはやや不向きです。キャンプ場から少し丘を登ると展望台があるのでそこからの方が星空や流星観測にはいいかもしれません。

4. あとがき

天体撮影記 第195夜 宮崎県 猪崎鼻キャンプ場からの夜明けの天の川の紹介でした。

私事ですが、転勤が決まりました。次の転勤場所は四国になりますので、四国周辺での星景写真撮影を今年は予定しております。

更新頻度も最近下がっていますが、新しい撮影地になるのでちょっと更新頻度が上がるかと思います。また、登山の方も四国の山をいくつか登ろうかと考えていますので、記事化できれば…。

 

5. 勝手に撮影地ランキング

撮影地の環境:☆☆☆☆☆

空の暗さ:☆☆☆

猪崎鼻キャンプ場は、キャンプ場のトイレがあります。予約等不要なので無料のキャンプ場のためキャンプついでに明け方の天の川撮影などに向いている場所だと思います。自動販売機等やコンビニなどは近くにないので長時間過ごすにはある程度の食料等は用意が必要になります。

 

成澤広幸の星空撮影地105選 (双葉社スーパームック)

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6. 使用機材  

Canon ミラーレス一眼カメラ EOS R6 ボディー EOSR6

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