- 1. まえがき
- 2. 後藤鼻展望所 過ぎ去る夏の日々、シーズン最後の天の川を
- 3. 後藤鼻展望所 付近の空の暗さについて
- 4. あとがき
- 5. 勝手に撮影地ランキング
- 6. 鹿児島県の撮影関連の記事
- 7. 使用機材
1. まえがき
8月の更新も天体撮影記 第162.5夜の一回のみでだいぶブログの更新が途絶えてしまいました。
本当に今年は土日の晴れている日が少ないと感じます。特に昼間は晴れていても夜曇って撮影出来ないということも多々ありました。
さて、前回の土谷棚田の天体撮影記 第162.5夜以降2週間ぶりの撮影になります。といっても本格的な撮影は7月に訪れた宮古島での撮影以来となります。
今年の天候不順の影響としては、思った以上に太平洋高気圧の張り出しが弱く、また8月中旬には秋雨前線が形成されずっと天気が悪い日々が続いています。(現在進行形で)
中国大陸から移動性高気圧の張り出しが始まれば周期的に天候の良い日が出てくるのですが、それもまだ先になりそうです。
また、2021年のペルセウス座流星群もほぼ日本全国(見れたのは沖縄と北海道の一部)見れず、3年ぶりに撮り逃しました。今年のペルセウス座流星群は条件が良かったので本当に残念です。


天気図参考は気象庁|過去の天気図より
今回の撮影は恐らく最後となるだろう夏の太平洋高気圧の張り出しによる晴天を狙い九州南部鹿児島県へと向かいました。
昨年は、大隅半島の日本本土最南端の佐多岬から最高峰の夏の天の川を撮影しましたが、その反対側にある薩摩半島での天の川も気になっていました。
2. 後藤鼻展望所 過ぎ去る夏の日々、シーズン最後の天の川を
日が沈んでから1時間後徐々に夏の天の川が現れ始めました。少し低層雲が多いですが、時間が経つにつれて雲が取れていきました。
天の川の濃さは、大隅半島の佐多岬よりも若干空が明るく感じました。これは後述しますが、恐らく枕崎市の光害を多少受けている可能性があります。
ただ、昨年の佐多岬での撮影条件がかなり良かったので比較していいのかは悩むところです。
夏の天の川がある方向はそこまで大きな街がないので、濃い天の川が見えます。
まだ、21時前ですがもう夏の天の川がここまで立っている状態になりました。
もう夏の天の川のシーズンは終わりそうです。今年は6~8月の間3回ぐらいしか撮影タイミングがなく例年よりも圧倒的に撮影回数は少ないです。
内陸部での撮影に比べると空の色に混じりっけがなく本当の夜空の色が出ています。山岳での撮影では空は暗いのですが意外と街明かりを受けるんですよね。
後藤鼻展望所付近は車通りもほぼなく、そして他の撮影者もいない場所でした。
以下撮影した写真
ちなみに上の写真は後藤鼻展望所付近なので後藤鼻展望所から撮影したものではありません。
後藤鼻展望所には自動販売機が設置されており、その明かりの影響を受けるのと絶妙な位置に電線があるのでそれがどうしても撮影の邪魔になり構図が完全に固定されてしまいます。
ちなみに後藤鼻展望所からの写真はこんな感じ。これ以上広角にすると電線が入って来てしまいます。
この日は月でが21時30分過ぎで徐々に空が明るくなって来ました。月出による色づきも普段と違うような写真を撮ることができます。
月が上がると夏の天の川は写りにくくなりますが、地上の風景が綺麗に浮かびあがります。
地上部を別撮りして合成するのもありだと思いますが、月明かりを生かすと自然な写真となります。
3. 後藤鼻展望所 付近の空の暗さについて
空の暗さは0.1ほどでかなり暗い夜空です。
一方で枕崎市からの光害をほんのわずかですが受けます。といっても殆ど気にならないレベルです。
4. あとがき
久しぶりの撮影となり、その撮影が今シーズン最後の天の川です。
去年訪れた大隅半島の佐多岬から見た夏の天の川は恐ろしいほどの圧迫感がありましたのでその反対側にある薩摩半島からの天の川も気になっていました。佐多岬ほどではないですが、十分に濃い夏の天の川を見ることが出来ましたので薩摩半島を訪れる際には是非ご覧ください。
5. 勝手に撮影地ランキング
撮影地の環境:☆☆☆☆
空の暗さ:☆☆☆☆☆
自動販売機はあるもののトイレはないので長時間の撮影はやや不向き。
空の暗さは一級品ですが、後藤鼻展望所自体結構遠いところにあるので気軽にはいけない場所です。また、猪の足跡っぽいのと動物の気配があったので注意が必要です。
6. 鹿児島県の撮影関連の記事