カメラと星景写真の日々

まだ見ぬ星景写真を求めて

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【天体撮影記 第92夜】 鹿児島県 種子島は間違いなく最高の星空と天の川を見ることができる。

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GWは最初沖縄方面での天体撮影を考えていたのですがGWの混雑状況を考えると多分直近での予約等は無理なので、なら以前から訪れてみたかった種子島に行ってまいりました。種子島になんで訪れてみたかったっていうのがあるかというと、「君の名は」で有名になった新海誠監督の「秒速5センチメートル」の聖地だからってのもあるんですよ。

それと、今後あるだろう種子島宇宙センターのロケットの打ち上げに備えてのロケハンも兼ねています。

ちなみに種子島記事は「秒速5センチメートル」の聖地巡り、種子島自体の記事の3本ほどを書こうかと思っています。
 

1. 種子島について

種子島自体は鹿児島県の大隅諸島を構成する島となっていて、有人離島では奄美大島に次いで日本で2番目に人口が多い島になります。面積については奄美大島屋久島に続いて3番目に大きい島です。個人的には屋久島より種子島の方が面積が広いと思っていたのですが屋久島の方が面積があるんですね。

 

種子島知名度としては種子島宇宙センターのロケット打ち上げの島としての印象が一番強いと思います。後は、学校の教科書で鉄砲伝来(火縄銃)の島として多く知られていると思います。

ただ、観光の面だと隣の屋久島は縄文杉その他観光資源が多く大いに賑わっていますが種子島を観光として訪れる人って全然いないんじゃないかと思います。

実際にフェリー乗り場でも屋久島行きは行列ができるほどでしたが、種子島行きはすぐにフェリーのチケットを購入できましたし…。まあ、確かに観光名物は種子島宇宙センターと火縄銃の歴史巡り等しかないですからね…。

個人的には観光というよりかは人がいない中のんびり島で過ごしたいという人に向いている島じゃないかと思いましたがその辺は種子島巡りの記事にて書いていきたいと思います。

 

 

ちなみに今回の天体撮影記で紹介する天体撮影地は2箇所になります。本当は色々回りたかったのですが1夜しか撮影時間がなかったので2箇所のみに…。あと、原付で今回回ったのですがGWでガソリンスタンドの閉まる時間が早かったので給油できずあまり移動できなかったのも原因の一つです。

 

2. 種子島の空の暗さ

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種子島には西之表市、中種子町南種子町の3つの市町がありますがそこ以外は本当に光害がない島になります。

ちなみに平成10年に環境省・全国星空継続観察で「星空日本一」にもなっています。よく「阿智村」が星空日本一と売り出しているのですが確かに「阿智村」の空は暗いですが実際の純粋な空の暗さとしては種子島には敵いっこないぐらい種子島の空の方が暗いです。まあ「阿智村」は商売としてやっているので印象作戦としては大成功なところだと思っていますが…。

 

そして、今回撮影地として選んだのが、熊野海水浴場の近くにある熊野漁港と前之浜海浜公園になります。この2箇所を選んだのは両方ともキャンプ場が近くにあるためです。

熊野海水浴場の方は有料、前之浜海浜公園は無料のキャンプ場になります。(まあ、これも種子島巡りの記事で)

2.1 熊野漁港の空の暗さ

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まず、熊野漁港の選定理由としては、天の川の昇り始めが撮影できるってことで選んでいます。ただ、光害Mapのとおり漁港からの明かりが強くあまり撮影には適していないことがわかりました。ただ、熊野海水浴場にあるキャンプ場は漁港からの光の影響がそこまでなく、天の川の撮影は方角的にやや厳しいですがキャンプをしながらの星空観測には適していると感じました。

 

2.2 前之浜海浜公園の空の暗さ

種子島での天体撮影の本命は前之浜海浜公園になります。今回レンタルで原付を借りたのですがそこのお店の人もやはり星空観測なら前之浜海浜公園とのことでした。

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光害マップで見ると値は0.16と驚愕の数値です。公園内はトイレがありそこからの灯はありますがそれ以外の街灯がないのでむちゃくちゃ暗いです。

また、太平洋側には何も光がないので本物の天の川の色を見ることができますし撮影ができます。

ちなみにこれまで見た天の川の中で最も綺麗に見えたかもしれません。ただ、未だに星空で有名な沖縄県の「竹富島」や「波照間島」などは訪れたことがないのでそことの比較が恥ずかしながらできないのが残念…。一応計画はあるんですが幾分人気になりすぎて予約等取れるのかなぁって心配があるんですよ。

まあ、種子島最高の星空を見るには前之浜海浜公園が一番いいと思います。

 

3. 種子島の星空と天の川

3.1 熊野漁港からの天の川

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天の川が昇ってくるまで仮眠をとって撮影開始です。上の写真は現像で特に弄っていない撮って出しの状態です。かなりーはっきりと天の川が写っているのがわかります。

撮影の設定としては、露光時間20秒、ISO4000、F/2.8になります。

右に見える赤い光は「種子島宇宙センター」の明かりになります。ただ、上の写真を見てもらえばわかるんですが天の川にうっすら靄みたいなのがあるのはわかりますでしょうか?これが熊野漁港からの光の影響になります。なので、撮影地としてはあまり適していない感じでした。

ちなみにここで見回りの警察に職質されています()

どうやら高校生が夜間夜遊びしていないかの見回りで原付がおいてあったので怪しまれたのが原因みたいです。

というわけで何枚か撮影してちょいとダメそうなので前之浜海浜公園に移動です。

 

3.2 前之浜海浜公園からの天の川

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まずは撮って出しからの紹介です。撮影の設定としては、露光時間25秒、ISO5000、F/2.8になります。撮影機材はEOS RとSIGMA 14-24mm F2.8 DG HSM

撮って出しでも天の川ははっきりと見えて暗黒星雲もくっきりと写っています。また、光害による影響を全く受けておらず夜空の色は街灯の光が混じっていない本当の純粋な星空となっています。

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現像で少し天の川を強調させています。赤道儀なしの状態でもここまでの天の川の現像ができちゃう素晴らしい…。アンタレス付近の星の色も綺麗に出ています。

また、今回は三脚二本とEOS 6D改を持って行きましたが正解でしたね。

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EOS 6Dの改造機で撮影した写真が上になります。(現像はPhotoshop LRで結構濃い感じと強めに現像しています。)

撮影の設定としては、露光時間90秒、ISO2500、F/2.8になります。

赤道儀「ポラリエ」も使用しています。

Vixen ポータブル赤道儀 星空雲台ポラリエ(WT) ホワイト 355051

Vixen ポータブル赤道儀 星空雲台ポラリエ(WT) ホワイト 355051

 

開放で取らずに露光時間伸ばしてもうちょい絞っておけばよかったと後悔。

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撮影の設定としては、露光時間120秒、ISO2500、F/4.0でEF8-15mm F4LUSMを使用しました。左の下は種子島宇宙センターの光になります。

現像もかなーりきつめにしています。もっと現像上手い人が現像すれば綺麗現像できると思われます。でもSNSで人気が出るのはこういった天の川なんですよね。

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前之浜海浜公園のトイレの明かりの影響はこんな感じ。よくよく思えばトイレの電気は消すことができたかもしれないけどこの時は撮影に夢中でそこまで頭が回らなかった。

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ちなみにトイレの明かりの影響はトイレより向こうに行けばもう関係ない。

それにしても前之浜海浜公園は本当にいいところだ…。無料のキャンプ場なのでここでキャンプしながら夜は星を眺めることができる。

ちなみにGW中盤に訪れたがテント張ってるのは3組のみという笑

それと星景撮影しているのは私だけなのでこの星空を独り占めしていた。離島は撮影人口がとてつもなく少ないというかいないに等しい。最近だと撮影地での懐中電灯等のトラブルがあるが離島での撮影はそういったことはない。まあ、有名ところの天体撮影地は基本車で簡単にいくことができるので人が多くなってしまうのは仕方がない。

ただ、離島だと船やら宿やらの予約とかでふるいにかけられるしそもそもあまりに手間がかかるので沖縄以外で離島からの天体撮影をしている人はその島出身者の撮影者以外見たことがない。(知らないだけとも言う)

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EF8-15mm F4L USMの全周魚眼で撮影した写真でほぼ光害の影響はないとも言えるだろう。ちょっと「種子島宇宙センター」の明かりは気になるけど。

それと、だいたい海沿いで撮影していると漁船の光が気になるが種子島はほとんど漁船がいないのでその影響も受けづらい。

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今回は原付レンタルでヤマハのビーノちゃんを借りることができたのでビーノちゃんと天の川を一緒に撮影してみた。

ゆるキャン△ 3巻 (まんがタイムKRコミックス)

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 月明かりがないのと他の撮影者・観測者が確実にいないことを確認して今回はライトを使用している。直接ビーノに光を当てるのではなく画角外の地面に光を間接的に当てている。

 

最高の天の川だったので天の川以外の構図を作っていないので星景写真としてはどうなのかという印象を受けられる方もおられるかもしれないがお許しを…。

 

4. 勝手に撮影地ランキング

撮影地の環境:☆☆☆☆☆

空の暗さ:☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

前之浜海浜公園からの星空も綺麗で間違いなく最高ランクに入る撮影地and観測地だと思う。なので空の暗さのランキングも☆5が今までMAXだが☆10にしている。それほど素晴らしいところだった。また訪れたい。

 

前之浜海浜公園はキャンプもできるし車の乗り入れも可能なところがあるので星野撮影でも機材を車に積んで車をフェリーに乗っけて前之浜海浜公園で撮影しつつ車中泊というプランがええかもしれない。

ただ、前之浜海浜公園周辺にはお店がないので前もって中種子町で食材購入してないと詰む。

 

07 地球の歩き方JAPAN 島旅 種子島

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まっぷる 屋久島・奄美 種子島'20 (マップルマガジン 九州)

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5. 使用機材

Canon 超広角ズームレンズ EF8-15mm F4L フィッシュアイ USM フルサイズ対応

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