1. まえがき
天体撮影記163夜に前回に引き続き鹿児島県での撮影になります。今回ご紹介する撮影地は、大隅半島にある高須海水浴場の鳥居と夏の天の川になります。
実は高須海水浴場については、今回の旅程では撮影する計画ではなかったのですが、天候的に一番ベストな場所だったのと天の川の位置的に6~8月の短い間にしか撮れなさそうだったので今回撮影してきました。
高須海水浴場には、岩場の上に鳥居があるので夏の天の川と一緒に組み合わせることができます。
天気図参考は気象庁｜過去の天気図より
天体撮影記 第163夜に続き、今回も太平洋高気圧に覆われています。しかし、場所によっては僅かながら薄曇り状態となっていました。
2. 高須海水浴場の鳥居と夏の天の川
鳥居が小さく夏の天の川と組み合わせると鳥居はそこまで目立たない感じです。
干潮だともう少し近くまで寄れたかもしれませんが、今回は22時すぎに満潮だったので海岸線ギリギリからの撮影でした。
この場所は展望台が設置されており、撮影環境としてはいいものの海辺で良く見かけるフナムシがたくさんいますのでご注意ください。
光害は、南大隅町と指宿から影響が考えられますが、鹿児島県の夏の天の川の中心部は緯度が低いので全国に比べて高い位置にあるため思った以上に光害の影響を受けません。
地上部が明るいのは高須海水浴場にある街灯の影響です。
光害があるものの夏の天の川も目視ではっきりと見れます。元々鹿児島県南部の空の暗さは一級品レベルです。
縦構図ではこんな感じに
岩場付近は海流が早いので遊泳禁止になっています。
夏の天の川ももうおしまい。寂しいです。ただ、これから夜空を賑わせてくれる冬の星座達に主役交換していきます。
22時過ぎには月出により空が明るくなりましたのでここで撮影終了。天の川も指宿の光の中に消えてゆきます。
3. 高須海水浴場付近の空の暗さについて
(空の暗さは0.96とやや明るいですが、これは鹿屋市と高須町が近くにあるからです。北天の空は鹿屋市の光害の影響を受けます。
一方で南側は指宿と南大隅町の影響がありますが、天の川の撮影には支障はないでしょう。
4. あとがき
高須海水浴場の鳥居と夏の天の川をお送りしました。
鳥居と星空の組み合わせはこれまで色々なところで撮影してきました。その中の一つに新たに加わります。
鹿児島県での撮影は本来だとお盆あたりを予定していましたが、秋雨前線の影響により中止となりました。その撮影を今回土日の休みを利用して撮影してきました。
さて、9月の撮影予定ですが今のところは一部考えているものの秋雨前線の動き次第です。北アルプスでの撮影も考えているのですが、今のところはまだ保留中です。
5. 勝手に撮影地ランキング
撮影地の環境:☆☆☆
空の暗さ:☆☆☆☆
海水浴シーズンでは駐車場あり、自動販売機トイレもあるものの長時間利用には不向き。
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6. 鹿児島県の撮影関連の記事
7. 使用機材
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