日本百名山の一つ、「開聞岳」と開聞岳の頭上に浮かぶ天の川を撮影してきました。撮影自体の構想は以前からありましたが、鹿児島県の開聞岳はあまりにも遠いのでGWの連休を使って遠征してきました。
登山もしてきました↓
ただ、天候は良かったのですが、湿度が高く残念ながらガスガスの中での撮影で後のLightroomでの現像でどうにか天の川がはっきりと見えるようにしています。なので、写真としてはちょっとどうかなと思われるかもしれませんがどうぞお手柔らかに…。
1. 開聞岳の頭上に浮かぶ夏の天の川
今回、開聞岳と天の川の組み合わせでの撮影場所として選んだのが「番所鼻自然公園」です。
この場所からは3~6月にかけて、寝ている天の川と開聞岳の組み合わせが撮影できます。上の写真ではちょっとわかりにくいですが、開聞岳が真ん中あたりにあります。
撮影機材としてはEOS 6Dとシグマ14-24mm F2.8とポラリエを使用していて、開放F2.8、露光時間は90秒、ISO2500で撮影しています。
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本当は開聞岳くっきりと天の川はっきりとの写真をイメージしていたのですがガスガスで現像でどうにかはっきり持ち上げられるレベルになりました。(ここら辺の現像については後日別途記事にしてみようかと思っています。)
一応撮影はできたのですが、また快晴で湿度の低い時にリベンジしたいですね…。
それと、写真中央部に写っているのは、恐らく人工衛星だと思われます。
番所鼻自然公園を訪れた後は、開聞岳麓にある「鏡池」というところで撮影しました。こちらは寝ている天の川より、夜明け前の立ち上がる天の川との構図が狙いやすいです。
ただ、周囲の光害があまりにも酷く空気が相当澄んだ日でないと綺麗に天の川と開聞岳を撮影することは難しいかもしれません。
では、続いては番所鼻自然公園について
2. 番所鼻自然公園について
番所鼻自然公園は、開聞岳が一望できる公園になります。その景色はかつて日本地図を作成した伊能忠敬も絶景と評した場所になります。
トイレ等は正面駐車場にはありますが、公園すぐそばの駐車場にはないので前もって済ましておいた方がいいかもしれません。
地図:
撮影考察:
車を降りてから海岸沿いに進むと今回の撮影地があります。こちらにはベンチ等があるのでそこで予めカメラの準備等を進めておくと他の撮影者がいる場合に邪魔になりません。海岸沿いに進むと足場が悪いところが多いのでライトをつけてしっかりと足場を確認していく必要があります。星峠で実際に車の転落事故が起きているので移動の際にはライトをつけての移動を。ただ、やはり不要な長時間のライト点灯はトラブルの元になる可能性があるので撮影を開始したら消しておくことがトラブル回避になると思います。
ベンチ正面には開聞岳と天の川を望めることができます。ただ、湿度が高いと開聞岳麓の街明かりの影響を大きく受けます。また、この公園については天の川と開聞岳の構図のみしか作ることができないように感じました。
3. 番所鼻自然公園の空の暗さについて
空の暗さは0.46になります。海の近くなので湿度が高く、ガスが出ている状態だと街明かりが拡散して撮影がかなり難しくなります。なので、撮影時の条件は空気が澄んでいる日を選ばないと綺麗な天の川を撮影することが難しいかもしれません。
4. 勝手に撮影地ランキング
撮影地の環境:☆☆☆☆
空の暗さ:☆☆☆
撮影地近くにトイレ等があり長時間過ごしやすいものの光害が結構あるので天体観測には不向き。撮影では開聞岳と天の川を狙うことができます。
5. 使用機材
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