これまで伊豆諸島全島からの天の川撮影を目指し活動し、伊豆諸島9島中8島で天の川撮影を無事に終えた。しかしながら惜しくも残り1島の御蔵島を残して長崎への引越しが決まってしまった…ので、ならば長崎県の離島で有名な五島列島で同じことをしてみようと思いつき今回の計画が立ち上がったのである。
1. 五島列島について
今回の記事は五島列島 1島目なので五島列島について簡単に説明しておきたい。
五島列島については、耳にしたことがある人は多いと思うが実際に訪れた人は少ないのではないだろうか。五島列島を舞台とした漫画では「ばらかもん」の舞台として五島列島の福江島が登場している。
観光資源としては、キリスタンの歴史を物語るカトリック教会や五島うどん、美しいビーチなどがある。
長崎県の五島列島については実際のところ大きな島が五島あるわけではなく、北東側から南西側に140あまりの大小の島々が連なる列島で、五島列島との名称は、「中通島」、「若松島」、「奈留島」、「久賀島」、「福江島」の5島である。一応、今回の主目標としては五島列島の5島からの天の川撮影を計画しているが、この5島以外についても巡れる限りは巡ってみようかと思っている。
2. 五島列島 中通島の空の暗さ
今回の旅では五島列島「中通島」と「若松島」の2島を訪れてき、本記事で紹介するのは「中通島」のカトリック桐教会とカトリック中ノ浦教会と天の川の組み合わせです。
そもそも「中通島」を訪れたのは、実際は天の川撮影ではなく、ヒメボタル撮影のために訪問している。まあ、梅雨時期に入ったので天候不良が続き、天の川撮影もできないだろうなぁと思っていたが予想に反し(GPVも一応晴れ予想は出ていたが期待はしていなかった)、夜間好天になってくれて撮影に成功したのである。
念のために、天体撮影用の機材も持ってきておいて正解だった。ただ、EOS 6Dとポラリエを荷物軽減のために持ってこなかったのは若干失敗したなと…。(晴れるのにあまり期待してなかったのもあるけど)
では「中通島」の空の暗さについて紹介していきたい。
五島列島は長崎港から西に100kmほど離れている離島であるので空の暗さは離島ならではの暗さを誇る。つまり島の大部分の場所から天の川が見れるほどだ。島の人たちにとって天の川は普段から見られるものなのでありがたみはあまりないかもしれないが、都心部から来た人たちは、星空が瞬く夜空に感激するほどのレベルだ。
・カトリック桐教会地点の空の暗さ
カトリック桐教会近くの空の暗さしては0.29ほどだ。こう真っ暗ではない理由としては桐教会近くに街灯があるのが原因ではないかとみている。
・カトリック中ノ浦教会地点の空の暗さ
同じく中ノ浦教会の空の暗さは桐教会よりも若干明るい。こちらも街灯の影響を受けているものだと考えられる。
3. 五島列島 中通島の教会と天の川
まず、初めにカトリック桐教会と天の川の写真
この場所は五島列島天の川で検索をかけると出てきて、五島列島のフォトコンテストでも登場した場所である。ちょうど教会が天の川の中心部の真上に来るような構図を撮影できる場所となっている。
しかしながら、目立つ街灯が3つほどあるので通常撮影するとかなり影響を受けてしまう。その対策として今回はNisiのハーフNDフィルターのND32を持っていったが正解だった。地上部の街灯の明かりを抑えつつ、天の川を撮影することができた。
ここで残念なのが教会の上にある目立つ電線だ。街灯についてはハーフNDフィルターを使用すればどうにか抑えることができるが電線についてはどうしようもない。いや、Photoshopで消せばいい話だがそれでは実際撮影したものと違うねつ造写真になってしまうので控えたい。なので、諦めるしかない。
続いては、カトリック中ノ浦教会と天の川の組み合わせ写真。
カトリック中ノ浦教会は、「水鏡教会」とも呼ばれていて手前にある湾内の水面が反射して水鏡が生まれる。今回の撮影においても見事な「水鏡」が出来ていた。この場所で天の川と組み合わせるならもう少し天の川が立ち上がってからのほうがよかったかもしれないが、梅雨の雲の切れ間からの撮影だったので結局この後曇ってきてしまい撮影ができなかった。
それと、左下にかなり気になる街灯がある。これは、横断歩道用の街灯なので消えることがなく夜間ずっと煌々と光続けている。
というわけで今回は「中通島」のカトリック桐教会と中ノ浦教会と天の川写真についてご紹介してきました。あくまで今回は教会と天の川を撮るために選んだ場所なので「中通島」の他の場所でも綺麗な星空を見ることが出きます。五島列島では星空観光ガイドもできており島全体で星空を観光資源として活用しているみたいなので素晴らしい星空を見たい方は是非五島列島に訪れてみてください。
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