1. まえがき
前回の天体撮影記 第186夜から一ヶ月ぶりの撮影です。
いやー梅雨があけましたが、すぐに台風4号が発生してしまいましたね。
さて、その台風4号が日本列島に近づく前に宮崎県にある堀切峠より、夏の天の川を撮影してきました。
堀切峠は天体撮影記 第177夜で紹介した場所のすぐ近くにある峠になります。ここの場所も以前から気になっていたところです。
太平洋高気圧圏内に入っており、快晴ですが、徐々に台風4号による影響の雲が奄美諸島まで上がってきてギリギリ撮影できるかできないかの瀬戸際でした。
2. 堀切峠より、梅雨終わり天の川が輝く夜空に
[絞り値: F2.8, 露出時間:20s, ISO: 5000]
土日はずーっと雲に覆われる日が多かったので夏の天の川を観るのは久しぶりになります。
堀切峠のいいところは、外灯類が一切ないことです。それに加えて太平洋側なので、東から昇ってくる天の川は街明かりの影響を受けないためはっきりと肉眼で見ることができます。
[絞り値: F2.8, 露出時間:20s, ISO: 6400]
天の川のすぐ下には台風4号による雲が広がり始めています。あと数時間夜が訪れるのが遅かったらこの日は撮影することができなかったでしょう。
[絞り値: F2.8, 露出時間:20s, ISO: 6400]
堀切峠の合間から夏の天の川を見ます。天の川のスケール感が伝わると思います。
この構図で撮影できるのは天の川が昇ってくる3~8月ぐらいまででしょうかね。日が暮れてすぐに撮影できる7,8月が堀切峠で撮影するにはいい時期かもしれません。
[絞り値: F2.8, 露出時間:20s, ISO: 6400]
[絞り値: F2.8, 露出時間:20s, ISO: 6400]
実は天体撮影記 第178夜で紹介した「かんなフラワーガーデン」での撮影も予定していました。
しかし、台風4号の雲は南に降りるほど影響が出てしまうので今回は「かんなフラワーガーデン」での撮影はできず…。また、別の機会で訪れようかと思っています。
[絞り値: F2.8, 露出時間:20s, ISO: 6400]
今回ちょっと残念なのが、薄雲が広がっていたため若干街明かりの影響を受けてしまいました。また、湿度も高かったために想像してた以上の濃い天の川を撮影することが出来ませんでした。条件が良ければ堀切峠ではかなり濃い天の川を撮影することができると思います。
[絞り値: F2.8, 露出時間:20s, ISO: 6400]
ちなみに堀切峠は結構交通量が多いので車のライトが入ります。
撮影中も車のライトが入らないようなタイミングで撮影していました。
[絞り値: F2.8, 露出時間:20s, ISO: 6400]
ちなみに近くに「フェニックス」という道の駅があるのですが、そこからも夏の天の川を撮影することや観測することが出来ます。しかし、道の駅だと街灯があるので条件的には堀切峠の方がいいと思います。
3. 堀切峠付近の空の暗さ
空の暗さは0.50と暗い空になっています。
北側は宮崎市からの光害の影響を受けますが、東、南側は街明かりのない海のため、かなり暗い空になっています。
西側の方も暗いのですが、山になっており、撮影できるのは東から南側のみとなります。
4. あとがき
宮崎市から訪れやすく、また観光地「青島」からすぐに足を伸ばせる天体撮影地になります。
「青島」あたりからも天の川は撮れますが、少し南下した方が宮崎市からの光害の影響を受けなくなります。
さらに欲を言えば都井岬あたりまで下れば最高峰の星空を見ることが出来ますが、流石にそこまで夜間に南下するのは大変です。
それにしても久しぶりの撮影はいいものですね。ストレス発散になります。
5. 勝手に撮影地ランキング
撮影地の環境:☆☆☆
空の暗さ:☆☆☆☆
駐車場はありますが、トイレなどがないので長時間滞在にはやや不便。
道の駅「フェニックス」はトイレと自動販売機があるので、家族連れだと道の駅の方の展望台からの星空観測の方がおすすめはできます。
ただ、暗い夜空を見たいなら堀切峠の方になります。
※駐車場から撮影地までがすぐ側なので車のヘッドライトなどをつけっぱなしにしないようお願いいたします。
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6. 使用機材