カメラと星景写真の日々

まだ見ぬ星景写真を求めて

カメラと星景写真の日々

【登山記】 薩摩富士とも呼ばれる開聞岳に登ってきました。

【スポンサーリンク】

f:id:Starryheavens:20190512172839j:plain

九州の山で登ってみたいところは幾つかありましてそのうちの一つが鹿児島県薩摩半島にある開聞岳になります。GWの連休を利用して種子島に渡る計画でしたのでついでに開聞岳の登山にも行ってきました。

 

開聞岳について

開聞岳は鹿児島県の薩摩半島にある標高924mの山で、日本百名山の一つになります。富士山みたいな綺麗な円錐形なので「薩摩富士」とも言われています。一応活火山としても気象庁に登録されており、874年や885年に噴火しています。また、2000年においては噴気が確認されています。

 

 

1. 開聞岳の登山コースと記録について

開聞岳の登山コースとしては、かいもん山麓ふれあい公園から開聞岳の登山ルートを歩くコースになります。分岐ルートはないのでまず道迷いによる遭難が起きる心配はありませんが、開聞岳の8合目付近は岩場の登山道が多くて怪我による遭難の可能性はあります。

 

 

今回の記録について

【日時】5月2日

【天候】晴れ(ガス多し)

【山頂気温】15度ぐらい

【活動時間】 4時間08分

【活動距離】6.9 km

【高低差】 791m

【今回の登山で掛かった費用】

駐車場代:無料 

f:id:Starryheavens:20190512164909p:plain

活動距離は6.9kmほどになります。開聞岳は海抜が低くところからスタートするので高低差は791mあります。また、平坦なところはなくずーと登り調子の登山道になりますが急登はほとんどなくなだらかな登りなので高低差のわりには楽に登ることができます。

また、らせん状の登山道となっているので、頂上付近まで登ると太平洋の綺麗な景色を望むことができます。(晴れれば…ぐすん)

 

 

2. 「開聞岳」登山記

2.1 かいもん山麓ふれあい公園

開聞岳の登山前に実は開聞岳と天の川の天体撮影をしていました。(詳しくは天体撮影記第92夜で)

starryheavens.hatenadiary.jp

 

そこから「かいもん山麓ふれあい公園」に着いたのは明け方近くの4時ごろです。

f:id:Starryheavens:20190512165159j:plain

朝方なのに無料開放されている駐車場は結構埋まっていました。GWなので長期連休を使った九州の百名山巡りをしているのか県外ナンバー(長野やら愛知やら果ては秋田)が多かった。

ちなみに上記写真は「かいもん山麓ふれあい公園」から開聞岳と天の川を撮影した写真になります。手前の街灯が気になるものの空はくらいので肉眼でもバッチリと天の川を見ることができました。

f:id:Starryheavens:20190512173047j:plain

そのあと、仮眠してから朝の8時ぐらいに起きてみるともうほぼ満車状態!まさかここまでとは…GW恐るべし

f:id:Starryheavens:20190512172908j:plain

ちなみに登山者用の駐車場前には大きな看板があるのですぐに駐車場がわかります。

f:id:Starryheavens:20190512172929j:plain

登山道へと向かう途中に最後のトイレがあります。ここでトイレを済ませないと途中用を足せる場所がないので済ませておきましょう。

f:id:Starryheavens:20190512172914j:plain

f:id:Starryheavens:20190512172921j:plainトイレは二箇所あり、少し道から外れたところにあるのが新設されたと思われるトイレ、もう一箇所が道から近い所にあるのが古いトイレ。男性は古いトイレでも問題ないと思いますが女性だと新しいトイレの方がいいかもしれません。

 

2.2 開聞岳登山道 

f:id:Starryheavens:20190512173154j:plain

トイレを済ませた後は登山口へ、2合目から登り始めて山頂までの距離はあと3.6kmの表示となっています。

f:id:Starryheavens:20190512172935j:plain

最初の方は柔らかい土の上を歩いていくのでそこまで足に負担がかかることはありません。

f:id:Starryheavens:20190512172943j:plain

f:id:Starryheavens:20190512172950j:plain

3合目の看板は2合目から歩いて700mのところにあります。あと、写真を整理している途中で気がついたのですがシャッタースピードを低くして何故か撮影していたのでところどころブレている写真がちらほら見受けられますすみません。

f:id:Starryheavens:20190512172956j:plain

4合目の看板は3合目から400m歩いた位置に、特に登山道も大きな変化がないので写真はあまり撮っていませんでした。

f:id:Starryheavens:20190512173933j:plain

5合目は4合目から登山道を登り500m進んだ位置にあります。

f:id:Starryheavens:20190512172822j:plain

5合目にはやっとビューポイントがありまして「長崎鼻」方面を見ることができます。

f:id:Starryheavens:20190512173948j:plain

だいたい400m刻みで進むのかな?

f:id:Starryheavens:20190512174514j:plain

登山道は7合目を超えてからじゃないと観望はほとんどなく木々のしたを歩くような感じです。5月の新緑の時期で緑が綺麗なのでまだいいですが夏場などはかなり蒸し暑い中を登らないといけないので5月ぐらいが一番「開聞岳」の登山に適しているかもしれません。

f:id:Starryheavens:20190512174539j:plain

f:id:Starryheavens:20190512174545j:plain

7合目を超えると徐々に視界が広がる場所が増えてきます。また、登山道も太平洋方面を向いてくるので晴れていれば綺麗な海が見えてきます。なお、この日は天候は晴れでしたが霞が半端ないほど酷くて展望は正直残念な感じでした。

f:id:Starryheavens:20190512174843j:plain

登山道もだんだんと岩場が多くなってきます。

f:id:Starryheavens:20190512174857j:plain

8合目であと800m!

f:id:Starryheavens:20190512174907j:plain

岩場+ロープなどなかなかアクティビティな登山道。

f:id:Starryheavens:20190512174909j:plain

9合目!

f:id:Starryheavens:20190512174916j:plain

9合目を超えた先にはまさかのはしごが!混雑していると順番待ちでかなり待ちます。

難所ではないですが一応足を滑らしたら大変なので気をつけて登る必要性があります。

f:id:Starryheavens:20190512172738j:plain

9合目を超えるとほぼ山頂付近のため展望が開けてる場所が多く晴れていれば綺麗な風景を見ながら登ることができます。ただ、開聞岳は独立峰なので山頂付近にガスがかかる可能性が高く、運がわるければ何も風景を見られず登頂するってこともありえます。

f:id:Starryheavens:20190512175147j:plain

山頂まで残り「52m」の看板。

52mの看板の中途半端さ…!なかなかないような笑

2.3 開聞岳頂上 

f:id:Starryheavens:20190512175252j:plain

というわけで山頂に到着!わーい!

山頂までは1時間40分ほどかかりました。コースタイムは登り3時間ほどとなっているがその半分で登れた。まあ、理由としては今までの登山と異なりモンベルのザックの一つバーサライトパックを使用してかなり軽量化されたのもあると思う。

f:id:Starryheavens:20190512172728j:plain

山頂には昭和63年に現在の天皇陛下である徳仁様の登山碑が設置されている。

f:id:Starryheavens:20190512172757j:plain

山頂からの眺めは最高で薩摩半島を見渡すことができます。

f:id:Starryheavens:20190512172744j:plain

薩摩半島と池田湖

f:id:Starryheavens:20190512172812j:plain

火口付近、太平洋側は火口方面にあるので展望はそこまで開けていません。

というわけで無事に「開聞岳」に登頂することができました。ずっと登りが続き高低差が700m以上ありますが意外と疲れを感じる山ではありませんでした。

ちなみに下山は1時間16分とめちゃくちゃ早く降りることができました。

f:id:Starryheavens:20190512172829j:plain

最後に下山後の開聞岳の姿。綺麗な円錐形です。明け方に山頂にかかっていた雲もなくなっていました。

ただ、今回は最初の方霞がひどかったので最高のシーイング状態で登山したかった…。

山と高原地図 霧島・開聞岳 市房山 (山と高原地図 60)

山と高原地図 霧島・開聞岳 市房山 (山と高原地図 60)

 

 

2.4 開聞岳登山後の温泉

www.seika-spc.co.jp

鹿児島県の指宿市にあるヘルシーランド「たまて箱温泉」に登山後入浴してきました。

この温泉の露天風呂では「和風露天風呂」と「洋風露天風呂」に分かれていて、「和風露天風呂」からは海と開聞岳を望める特徴があります。

ちなみに「和風露天風呂」と「洋風露天風呂」は奇数日と偶数日で男女入れ替わりが生じるので前もって日にちをしっかりと決めておかないと「和風露天風呂」に入ることができません。

 

「和風露天風呂」については男性が偶数日、女性が「奇数日」の時に入浴できます。

実際に入浴したんですが、「和風露天風呂」の和風感はあまりなかったような?感じの雰囲気笑

開聞岳は綺麗に見えて夕焼けの時に入るのが良さそうな感じでした。

入浴料は大人510円と結構お安い。ただ、休日は混雑で駐車場待ちがありです。

泉質はナトリウムー塩化物強塩泉になります。

 

開聞岳の登山口からこのヘルシーランド「たまて箱温泉」までは車で20分程度になります。先ほど登った「開聞岳」を見ながら温泉に浸かるのはなかなかいいですよ。

 

3. 今回の使用機材

Canon ミラーレス一眼 EOS R BODY

Canon ミラーレス一眼 EOS R BODY