長串山については前回の長串山のツツジと夕焼けでの記事で紹介しましたが、今回は長串山のクルメツツジと夏の天の川の撮影に挑戦しました。
1. 長串山公園の満開クルメツツジと夏の天の川
長串山の位置的に、丁度クルメツツジと夏の天の川の組み合わせが狙える方角にあります。
今回は低気圧が通りすぎて空気が澄んでいる状態で、沈みかけの月による月明かりでクルメツツジを浮かび上がらせる方法を取るために天の川が上るタイミングと月が沈む時期を見計らっての撮影となります。
ライトを使わない自然的な撮影方法になりますが、月出や天気など合わないと撮影出来ないので結構難しい撮影方法です。
この日は月が深夜2時半頃に沈みます。実際に月明かりと天の川を組み合わせるタイミングとしては翌日の方が良かったのですが、翌日は晴れるか不安なので可能性がある方にかけてみました。(結局翌日は曇りで撮影できず)
深夜2時半近くになるとだいぶ月明かりの影響がなくなり、天の川も月が出ている状態よりもはっきりくっきり写ります。また、ツツジも月明かりに照らされてライトなど使わずに綺麗に浮かび上がらせることができます。
これが毎回狙ったところでできればいいのですが、チャンスは一月に2~3日しかないので天候不順等考えるとチャンスは1ヶ月に1日程度しかないかもしれません。が、狙った場所で撮影に成功すると中々撮影できないような写真が撮影できます。本当は桜の時期にこれがやりたかったのですが桜の開花時期と月明かりのタイミングって全然合わないんですよね…。
月が沈んだ後です。ツツジ部分はシャドウを持ち上げています。が、やはり月明かりの有無でだいぶ変わって来ます。
平戸に沈む月、月焼けでこれも上手く使うといい写真を撮影できます。
この長串山公園の満開クルメツツジと夏の天の川は撮影逃すと来年になってしまうので今年撮影出来てよかったとほっとしています。他にも写真があるのですがまたいつか紹介してきたいと思います。
では、続いては長串山公園について
2. 長串山公園について
長崎県佐世保市鹿町町の標高234mの長串山中腹にある公園になります。昭和44年にツツジの植栽が始まり、現在ではクルメツツジとヒラドツツジおよそ10万本が植えられています。そして、長串山公園からは北九十九島を望むことができ、「九十九島八景」にも認定されている公園になります。
ツツジの見頃は例年だと4月の中旬から5月の上旬までとなっています。夜間は、無料開放されていて長串山公園のクルメツツジのところまで車でいくことが出来ます。
自動販売機、トイレ等も完備されているので長時間過ごしやすいところでした。
地図:
撮影考察
車降りたらもうすぐに撮影地があるのでアクセスとしては最高レベルの場所。
4月中旬頃なら天の川が昇って来る深夜2時半から明け近くまでは撮影撮影できる。撮影時期としてはクルメツツジが満開になる4月下旬まで。5月になるとだいぶ枯れるはずなので4月中旬から下旬までの間を狙った方がいいかも。
また、西の方角に開けているので月明かりを生かした構図を撮影できます。
3. 長串山公園の空の暗さについて
空の暗さは0.33となっている。もの凄い暗い空ってわけではありませんが、それでも天の川がはっきり見えるほどの暗さでした。また、撮影時の条件も空気が澄んでていて良かったのもありますが、近くに佐世保市があるわりには思ってた以上に街明かりの影響は感じられませんでした。
4. 勝手に撮影地ランキング
撮影地の環境:☆☆☆☆☆
空の暗さ:☆☆☆☆
撮影地近く、トイレ、自動販売機、空の暗さで個人的にはランキング上位の撮影地だと感じている。もちろんツツジが咲いている時もいいがそうじゃない時の天体撮影地としてもいいと思います。
5. 使用機材
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