私事ですが、今年の春より九州の方に引っ越しすることになりました。
というわけで、引っ越す前に関東の海沿いで唯一天の川撮影で訪れていなかった神奈川県にある三浦半島の城ヶ島に天の川撮影に訪れてきました。
車で高速使えば1時間もかからないのとこれまで神奈川県の光害でそこまで天の川を撮れないんじゃないかと思っていましたが今回の撮影で思ったより天の川が濃く撮れたので通ってればよかったなと後悔しています。
1. 撮影地・観測地について
三浦半島の城ヶ島は、神奈川県最大の自然島で、光害に覆われた神奈川県の中で数少ない天の川を見られる場所になります。
その理由としては、東側には千葉県があるものの目立った光害がないおかげです。
勿論千葉県の外房に比べてしまうとそこまで濃い天の川は見ることができませんがそれでも肉眼で天の川を目視できるほどです。
他に神奈川県内で天の川撮影となると真鶴半島や丹沢山系の奥地に行かないと撮影はできませんので気軽に撮影出来る城ヶ島は貴重ですね。
城ヶ島の撮影地としては、馬の背洞門と天の川の組み合わせが一番有名ですが、構図が限られているので新月期の天の川撮影時には場所取りに追われるほどの人気っぷりです。(今回の撮影の時も20人ぐらいいました…。)
この馬の背洞門に行くには城ヶ島公園第1駐車場から歩いて10分ほどで行くことができます。
しかし、夜間の城ヶ島公園第1駐車場は閉鎖となっており車を停めると路駐になります。更にここら辺はパトカーが巡回してるので路駐で取締まられた事例もあるので大人しく夜間も空いている城ヶ島第1~4駐車場のどれかに停めるのがベストでしょう。
城ヶ島第1駐車場から馬の背洞門まではハイキングコースで徒歩20分ほどかかります。
馬の背洞門周りはトイレがないので事前に駐車場にあるトイレで済ませるのがいいでしょう。
もう一つの撮影地としては城ヶ島公園内と安房崎灯台付近です。公園内は街灯が付いている時付いていない時(時間なのか季節で点灯するかしないかはわからない…)があります。付いていない時は城ヶ島公園内からでも天の川を見ることができます。
はっきり言うと馬の背洞門よりも城ヶ島公園内の方が撮影の被写体が多く面白いです。
それと意外と人が少ないので天体観測やゆっくり撮影するなら城ヶ島公園内の方がオススメです。
2. 城ヶ島の空の暗さ
これまでの天の川撮影史上最も明るい値の5.46!と、光害は酷いほどありますが、実際の現地では意外と星がよく見えます。少なくとも横浜市内よりかは断然見えます。
南から東側の方向は海なので、天の川が目視できるほどかなり暗いです。
一方北側は…かろうじて北極星が見えるぐらいですがまあもう夜空が死んでますね。
3. 城ヶ島の春の夜に浮かぶ天の川
今回の撮影について実は2週連続で三浦半島に訪れてます。
1度目は天候が悪く晴れ始めたのが早朝の4時すぎだったためか天の川はほとんど撮影できませんでした。
と、月明かりの影響も意外とありましたね。城ヶ島の空はただでさえ明るいので出来れば月明かりがない時を狙わないと綺麗な天の川を撮影することは難しいと思います。
そして、その翌週はリベンジです。
前日までは雨でしたが空気中の塵や花粉などが洗い流され撮影日当日は最高の視程での快晴でした。月明かりがないと天の川をはっきりと写すことができるのがこの写真からもよくわかります。しかし、城ヶ島でここまで綺麗に天の川が写るとは思ってもいませんでした。
まあ、快晴で空気が乾燥していて夜空の澄み具合も良かったってのもありますが…。
もう一つはソフトフィルターを使用しての一枚。
そう言えば馬の背洞門付近の海上はよく強烈なライトを持つパトロール船や漁船がやってきて撮影できないこともしばしばあります。
また、馬の背洞門は城ヶ島灯台の光が当たるのでライトを使わなくても十分に写し撮ることができます。(それでもライトを使う人がいるのは意味がわからない…)
目的の構図は撮影できたのでお次は城ヶ島公園内からの撮影です。
正直、こちらの方が人も少なくて被写体が多くあったので楽しかったですね。
この灯台はビーム式でかっちょいい…。
早朝の朝焼けの空に広がる天の川の色は本当に美しいと思っています。
天の川撮影の真骨頂は2〜4月の間ではないかと思うほどです。
明るくなるとあっという間に空が白み始め天の川は撮影できなくなってしまいます。
この時間は30分もないのでかなり貴重な時間ですね。
4. 勝手に撮影地ランキング
撮影地の環境:☆☆
空の暗さ:☆☆☆
馬の背洞門付近は足場も悪く場合によっては海ぽちゃもありえる。 星空観測デートなら城ヶ島公園内の方が危険も少ないし自動販売機やトイレ、展望台もあるのでオススメだ。
空の暗さとしては、北側は目も当てられないほど明るい一方南から東側方向は天の川を肉眼で見ることができる。千葉県まで足を伸ばせない時は城ヶ島で撮影というのは全然ありな選択肢だと思う。
5. 使用機材
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