カメラと星景写真の日々

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超広角レンズ「SAMYANG XP 10mm F3.5」は天の川撮影用レンズとして気になってる話

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安価でコスパの良い超広角レンズを世に出してきたSAMYANG が新たに発表したフルサイズ用超広角レンズ「SAMYANG XP 10mm F3.5」が今物凄い気になっている。

このクラスの超広角レンズといえば、CanonのEF11-24mm F4L USMやLaowa 12mm f2.8、シグマの12-24mm F4 DG HSMなどがあるが、10mmのフルサイズ用レンズでF3.5だと自分の知る限りでは確かなかったはずだ。

本レンズについては物凄い気になっていて買うかも悩んでいるので天の川撮影に使えるか否かをまとめるために自分の考えの記事を書いてみた。

 

 気になるポイントとしては下記の4つがある。

気になるポイント

 10mmという画角について

 重量や大きさ、デザインについて

 周辺流れや歪みはどうか?

 値段は?

 

 1. 10mmという画角

まあ、まずこの10mmという画角は気になる。

夏の天の川撮影としては個人的にだがさそり座から夏の大三角形を押さえておきたい気持ちはある。もちろん今手元にあるシグマのArt 14-24mm F2.8 DG HSMでも撮影できなことはないがやはりギリギリになってしまう。しかし、広角10mmあればまず間違いなくさそり座から夏の大三角形まで余裕で押さえられるに違いない。

(実際のところモザイク撮影で合成すればいいじゃんって話にはなるけど)

あと、純粋に10mmの超広角画角を使って見たいってのもある。星だけではなく室内での撮影や建物の撮影も面白いという思う。

 

しかし、問題点としてはこの手の超広角単焦点レンズは最初の方は面白くて多用するがだんだん撮りたいものを撮ってから結局のところタムロン15-30mmF2.8に戻ってしまうと思うのが目に見えている。いやでもそれでも宝の持ち腐れてといわれようが10mmの画角は気になっちゃう。

 

2. 重量や大きさ、デザインについて

 

www.digitalcameraworld.com

 

The lens includes three aspherical elements, one high-refractive element and three extra-low dispersion lens elements. It has seven diaphragm blades. Weighing 713g, the lens measures 95 x 98.1mm. The minimum focus of this manual focus lens is 0.26m.

https://www.digitalcameraworld.com/news/the-amazing-samyang-xp-10mm-f35-is-here

 重量は713g

 大きさは最大径×長さ:95mm×98.1mm

 最短撮影距離は0.26mm

 

713gだと単焦点超広角レンズだと結構重い方なので登山での運用は少し考えにくい。

サムヤンの代表的な超広角レンズだと下記のレンズがある。このレンズの重量は550gなので160gの増量か。まあ、電子接点などといった部品数が増えているのもせいもある。

 大きさは、手のひらに乗るぐらいでそこまで大きくは感じないだろう。最短撮影距離は0.26でそこそこ寄れるような印象だ。

 

と、デザインについてだが、最近のSAMYANGのレンズはCarl ZeissのOtusを意識してるのかわからないがゴム製のピントリングは個人的に好きじゃ無い。特にこのゴムタイプだと将来的な白化で結構ダサくなる印象が強い。旧来の赤いラインが入ったデザインと滑り付きのゴムリングの方がまだよかった。

 

3. 周辺流れや歪みはどうか?

恐らく天の川や星の写真を撮るとなると周辺流れやサジタルコマフレアは気になってくるポイントだ。まだ、発表段階のレンズなので作例はないと思ったが海外のサイトで星を撮影している作例があったので紹介したい。

一応ダウンロードも可能みたいだ。

newsroom.walser.de

f:id:Starryheavens:20190227224732j:plain

Beispiel c Dave Fowlie Samyang XP 10MM F3.5 (2) - Walser GmbH & Co. KG

 

 

歪みについては旧来の14mm F2.8は魚眼レンズじゃないのに魚眼レンズみたいに撮影でいるほど酷かったが「SAMYANG XP 10mm F3.5」かなり補正されている印象。

また、高画素のフルサイズでもいけそうな高解像度がありそうだ。もちろん自分で実写してないのであくまで印象論でしか語れないが。

そして、問題の周辺流れについてだがやはり四隅の部分に星の流れが結構ある。ちなみに中心部の星は流れていないので間違いなく周辺流れだ。

また、天使の羽は出ていないのでサジタルコマフレアは補正されている。まあ、大口径レンズではないから出にくいっちゃ出にくいのかな。

 

4. 発売日と値段について

 

The Samyang XP 10mm F3.5 Canon version goes on sale in March 2019 at £949.99, with a Nikon version to follow.

https://www.digitalcameraworld.com/news/the-amazing-samyang-xp-10mm-f35-is-here

値段は949.99ポンドで発売されるので15万円ほど?ただ、日本円だと流石にもうちょい下げてきそうだ。

追記:CP+で紹介されていたオープン価格は13万7千円

発売日は3月中なので丁度夏の天の川撮影にはいいタイミングだ。

追記:CP+で聞いて見たところ5月のGW前後だそう。

 

5. まとめ

正直まとめてみたけどこれ買うか本当に悩むなぁ。いや、10mmの世界は本当に体験してみたい。とりあえず正式な値段が出てからの判断になりそうなのと2019年のCP+で出展されているのでそこで触って見て判断かな?

と、2019年CP+だけど個人的には本レンズと中一光学 SPEEDMASTER 50mm F0.95 CとRF15-35mm F2.8は気になっているので是非見に行きたいと思っている。

stkb.co.jp

今回の記事に関係ないけどRF15-35mm F2.8Lの発売も夏の天の川が出ているうちに出して欲しい。

 

CP+で見てきました

starryheavens.hatenadiary.jp

 

 

以上