2017年の記事以来に南伊豆の爪木崎に再び夏の天の川の撮影に訪れてきました。
前回では爪木崎の駐車場からしか撮影していませんでしたが、今回の撮影では爪木崎公園内に咲いている水仙と夏の天の川の撮影が目的でした。
それと、前回は灯台側まで行ってなかったので灯台と天の川や灯台裏手から海から昇ってくる夏の天の川の撮影を狙いました。
目次
1. 撮影地・観測地について
天体撮影記 第16夜では、撮影地の情報等書いてなかったので今回記載します。
近くの天体撮影スポットとしては「あいあい岬」などがあります。
関東圏からは少し遠いですが、夏の天の川を見るなら一等級の場所で個人的にはかなりオススメしている場所です。
また、駐車場やトイレ、自動販売機等も完備されており長時間過ごしやすい環境が整っています。
駐車場については、明け方から夕方までは有料になっていますが、夜間は開放されています。しかし、早朝に撤収しないと有料となるので注意が必要です。
観測スポットとしては入ってすぐの駐車場から観測できます。駐車場は車の出入りがわりとありますので、静かに観測したい場合は駐車場から少し歩いた場所に開けている場所があるのでそこから観測、撮影がいいと思います。
2. 撮影地の空の暗さ
北側は下田の光害があるので撮影にはやや不向きです。
しかし、圧倒的なのは東から南側の空の暗さ!こちらの方角は太平洋で街明かりの光害を受けないので相当濃い夏の天の川や星空を見ることができます。しかしながら撮影だと漁船等の明かりが入ってくるのが難点。まあ、これは海沿いの天体撮影地なら仕方ないですね。
3. 伊豆半島 爪木崎公園と水仙と2月の夏の天の川の写真
まずは爪木崎灯台裏手から昇る天の川と月と流星の写真になります。
流星は本当に偶然ですが見事に真ん中に入りました。こればかりは運が良かったとしか言いようがありません。
流星の上の明るい星は明けの明星(金星)で、その左下は月齢27の月になります。月より圧倒的に存在感のある金星…。ちなみにその右上のは木星ですね。さらにまだ上がってきていないですが土星も天の川の近くにあります。
2018年は木星と火星に天の川が挟まれる構図になりましたが、今年も惑星と天の川の並びは美しいですね。
さて、爪木崎の水仙と天の川の写真ももちろん撮影していましたがこちらはインターバル撮影で放置状態でした笑
上の写真に映っている流星が僅かながらに入っていました。水仙の方1月中旬頃が見頃だったみたいで少し時期を外しており数としては微妙な感じになっています。
あと、これは帰って思ったんですが地上部と星を分けてちょっと新星景っぽいのも挑戦してみれば良かったかなと。ただ、いつもめんどくさくなって終わってしまうんですよね。こうじっくりと撮るというより色んな構図で撮影したいってのもあります。
月が上がってきました。月焼けの色も混じっています。
さらに時間が進むと朝焼けが始まってきました。2月の初っぱなだと天の川を撮影できる時間はほんの1時間半ほどしかありません。それでもこの時期ならではの朝焼けの色に染まった天の川を撮影することができるので個人的には好きな時期です。
4. 使用機材
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