カメラと星景写真の日々

星景写真をメインに旅先や離島での写真なども紹介。時たま購入機材の紹介も

【天体撮影記 第30夜】 千葉県 大福山展望台からの天体撮影+SIGMA Art 14mm F1.8 DG HSM天体撮影

前回:

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天体撮影記も遂に第30夜になりました。今回は一ヶ月ぶりの天体撮影で千葉県 大福山台展望台からの撮影になります。ここ最近は梅雨のために快晴の日が少なく久々の出撃となりましたが雲が多く湿度も高いためにあまりクリアな写真は撮れませんでした…。今回はSIGMA Art 14mm F1.8 DG HSMの天体撮影の初出撃となります。

 

撮影場所について

大福山台展望台は標高285mの山で頂上には展望台が整備されています。

駐車場は展望台300m手前と展望台付近に2台ぐらい停められるか箇所がありますが林道なのでかなり狭いです。

展望台からは一応360度のパノラマとなっていますが西側、東側は木々により若干遮られていてそちらの方向の撮影は難しいものとなっています。一方、南側、北側は開けており天の川やその他の天体を撮影するには向いていますが前景が何もないので天の川撮影のみとなってしまう場所です。

トイレ等も設備されておらず長時間の撮影や観測にはそこまで向いてない場所。

 

大福山展望台の空の暗さ

千葉県 房総半島のおおよそ真ん中あたりに位置している大福山展望台ですが空の暗さは天の川が充分に目視できるぐらいの暗さがあります。特に千葉県は太平洋側の南側の空は特に暗く星空観測に適しています。

 

作例写真

今回天体撮影では初使用のSIGMA Art 14mm F1.8 DG HSM!

開放f1.8で天の川を撮影してみました。湿度は高く撮影条件としてはイマイチの条件ですがそれでもこのレンズの解像度の高さには驚かされました。(詳しいレビュは別記事で)

(SIGMA Art 20mm F1.4 DG HSMのサジタルフレアはもっと酷かった…)

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上の写真は特にLightroomで弄ったりしていない撮って出しの写真になります。

開放時では四隅にサジタルコマフレアも四隅に出ますがそこまで気にならない程度

 

この日は、GPV上では千葉県全域が晴れになっていましたが、空気中の水分量が高いせいか雲が発生しやすい状況で多くの雲が発生していました。そのせいか空のクリア度もあまり高くなく正直のところレンズの性能を完全に確かめられたわけではありません。

また、撮影地の追加情報でこの大福山展望台からは先にのべたように前景となるものが少なく天の川単体での撮影ならいいものの星景写真の撮影場所としてはあまり良い所ではない雰囲気でした。(雲海等でていればまた別ですが…)

さらに、7月の下旬の遅い時間では天の川は立っており位置も微妙なので撮影するなら5月ぐらいの天の川が寝ている時に撮影するのがベストではないかと感じました。

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大福山展望台から徒歩2,3分程度のところに日高誠顕彰碑という所があります。そこでも天の川撮影ができましたが、周りは木々が生い茂っているため展望がそこまでよくありませんでした。

 

おまけ

この後、前景が微妙で消化不良気味だったので以前も撮影を行った鯛の浦へと行ってきました。ここは鳥居と天の川撮影出来るポイントですが、こちらも雲があり、晴れ間を狙っての撮影になりました。SIGMA Art 14mm F1.8 DG HSMですが、縦構図で夏の大三角形までも写し撮れる超広角は素晴らしいですね。

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にしても5月の週末の天気の良さから一変して、ここ最近の週末天気は悪いばかりです。梅雨明け後天候が安定するかと思われたのですがこうも天気が悪い日が続くとかなり萎えてしまいます。去年も天気が悪い日が多かったので去年の二の舞にはなって欲しくないですね…。

撮影地勝手にランキング

撮影地の環境:☆☆

空の暗さ:☆☆ 

 

 

 

 

 

【ヒメボタル撮影記】 静岡県某所でヒメボタルの舞う神社を訪れました。

前回:

 

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静岡県のヒメボタルで有名なところでヒメボタルの発生がピークという情報が入り、週末訪れてきました。ヒメボタルの数は、想像していたよりかは少なかった印象ですが、関東圏で灯籠とヒメボタルの組み合わせを撮れる場所はここぐらいしかないので素晴らしい写真が撮れます。

また、この場所のヒメボタルの活動時間は秩父や岐阜に比べて少し早い22時前からちらほら光り始めてピークは23時頃でした。0時過ぎるとヒメボタルの数が一気に減りました。発生時期は7月の初旬からなので他のヒメボタルの撮影地よりかは遅いイメージです。

作例写真

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レンズの画角は85mmを使用して今回少しトリミングしています。

画角は85~100mm程度で若干圧縮効果を出しつつ灯籠とヒメボタルを撮影するのがいいと思います。他にも大勢の写真を撮っている方がいらっしゃるので広角だとどうしても光や三脚とかが入ってしまうんですよね…。広角で撮影するなら早めに来て場所取りも必要かもしれません。また、写真では明るく見えますが実際杉林の中なのでかなり暗いです。なので、夜訪れるとピント合わせがまず上手く行きません。私もこの場所に着いたのが夜だったのでピント合わせは何とかして合わせた状態です。(拡大するとピン甘状態になっていますが…)

それとこの奥に神社があります、そちらでもヒメボタルが出現するので神社×ヒメボタルも狙えます。しかし、圧倒的に数が少ないので相当の枚数を撮る必要性があります。

それと、ヒメボタルのみを撮るなら鳥居付近に家みたいなのがあるのですが、そこの敷地が開放されていまして、奥に進むと多くのヒメボタルがいます。ヒメボタルの撮影のみならこちらに行った方がいいかもしれません。

 

まとめ

関東周辺のヒメボタル撮影だともっとも行きやすいのはこの場所になります。個人的にはヒメボタルの数がやや少ない印象を受けました。ただ、先にも述べたように神社とヒメボタルが撮影出来る場所になりますので撮影環境としてはベストではないかと…! 

最後に、撮影時のお話になるのですがライトはなるべくつけないで、つけるときは赤いライトでお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【天体撮影記 第29夜】 岐阜県 ヒメボタル撮影と天地撩乱の世界を

前回:

 

天体撮影記 第29夜になります。

今回は岐阜県のヒメボタルの撮影地で星とヒメボタルの組み合わせを撮影してきました。といっても時系列的には曽爾高原の天体撮影の翌日なので少しごちゃごちゃになっています。それと今回のタイトルは一応星も絡めているので天体撮影記にしていますが、ヒメボタルの写真紹介がメインとなります。

 

このヒメボタルの写真をTwitterに上げたところ、1万Favと7千RTと大反響でした。ヒメボタルの写真は綺麗で伸びやすい傾向にあるのですがここまで伸びるとは思っていませんでした。

撮影地については一応某所にしています。といっても検索掛けちゃえばすぐにわかってしまいますが…。

撮影地には夕方から入りロケハンをしていました。そのときに地元の撮影者に聞いた話だと土曜夜から日曜にかけては100人以上の撮影愛好家が訪れるそうです。なので、土日はなるべく避けて平日夜に撮影した方がいいかもしれませんね。秩父のヒメボタルも有名になってからは凄い人が多くてヒメボタルより人の方が多いときがあったみたいです。人が多くなるとマナーも悪い人が出てきますしね…。特にヒメボタル生息地でタバコ吸ってる人見かけたのですが流石に「うわぁ」ってなりましたよ…。

それとライト等もなるべくLEDライトなどの明るいライトではなく赤いライトを使用するべきだと思います。特にヒメボタルなどは強い光を嫌う傾向がありますし、なおかつ、撮影の邪魔にもなって無用なトラブルを生みます。

また、ヒメボタルはスマートフォンのカメラなどでは、上記の写真のように撮る事は確実に出来ないので撮影は控えて見るのを楽しむのが一番かと思います。(スマートフォンで撮ろうとするとストロボが炊かれてしまう可能性もありますので)

 

自分も気をつける場所はたくさんあるのであまり言えない立場かもしれませんが、マナーには気をつけてください。

 

作例写真

岐阜のヒメボタルも深夜型ですが早い時間だと21時から数匹は光っていました。

ただ、本格的に光始めたのは夜中の23時から光はじめピークは深夜の1時そして、深夜2時過ぎても光っていました。

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↑ヒメボタル乱舞

まさに、光の海という感じでしょうか。秩父で見た光景よりも更に凄い光景でした。

よく合成してるからこんなに多く見えるのではという疑問の声もあります。比較明合成で確かに何枚もの写真を重ねていますが数的にはこのぐらいいるのは間違いないです。

数千匹以上のヒメボタルが待っていました本当に幻想的な風景なのでこれは見れるなら一生に一度は見て欲しい光景だと思います。

飛行場の案内灯のように同調して光る風景は本当に素晴らしい光景でした…。

構図的には自分が撮りたかった構図を撮影できたので満足です。正直この一回の撮影でヒメボタル撮影はお腹いっぱいになるレベルでしたね。

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↑ヒメボタルと星の軌跡

念願のヒメボタルと星の軌跡の写真になります。ヒメボタルは林の中などにいることが多くなかなか星と絡めることができません。しかし、この場所は林が一部開けていて、林から飛び出て来たヒメボタルと星を撮影することが出来ました。

次の目標はいつかヒメボタルと天の川の写真を撮りたいと思っています。

 

今回の撮影レンズはEF50mmF1.8STM,EF85mmF1.2L,シグマ20mmF1.4 Artを用いました。

 

SIGMA 短焦点広角レンズ Art 20mm F1.4 DG HSM キヤノン用 フルサイズ対応

SIGMA 短焦点広角レンズ Art 20mm F1.4 DG HSM キヤノン用 フルサイズ対応

 
Canon 単焦点レンズ EF85mm F1.2L II USM フルサイズ対応

Canon 単焦点レンズ EF85mm F1.2L II USM フルサイズ対応

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【レンズ機材】 星景写真用として最高のレンズかもしれないSIGMA Art 14mm F1.8 DG HSMを購入しました。

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焦点距離14mmの超広角レンズの中では無二唯一の開放F1.8を使用出来るSIGMA Art 14mm F1.8 DG HSM。

今年の2017年2月21日にシグマから発表され、半年後の2017年7月7日に発売されたレンズになります。発表されてから星景写真を撮影してる身としては喉から手が出ても欲しいレンズで、予約開始が始まり次第すぐに予約してしまいました。

それにしてもシグマさんまさかこのスペックを出してくるとは思いませんでした。もちろんこのスペックは望んではいたのですが、設計上かなり厳しい代物ではないかと思っていたので正直商品として発売してくるとは衝撃的

商品化できたのは超広角レンズに必要な非球面レンズの作成ノウハウが出来たとのお話だったのでシグマの技術力は純正メーカに負けず劣らずだと感じさせられます、

というか最近は純正メーカのレンズを使ってる人があまり見なくてシグマやタムロンとかのサードパーティー製使ってる人が多くなって来ていますね。これ純正メーカー大丈夫なのか…。

 

そんなわけで今回はこのSIGMA Art 14mm F1.8 DG HSMを購入しましたので、レビューしていきたいと思います。

SIGMA Art 14mm F1.8 DG HSMの特徴•外観

スペックは下記のとおり

レンズ構成:11 群16 枚
画角:114.2°
絞り羽枚数:9 枚(円形絞り)
最小絞り:F16
最短撮影距離:27cm
最大撮影倍率:1:9.8
最大径×長さ:φ95.4mm×126mm
質量:1,120g

質量が1120gもあります。同じ焦点距離の14mmのCanon (キヤノン) EF14mm F2.8L II USMの質量は645gなのでそれと比べるとその重さは2倍近くにおよびます。

もちろん開放F1.8なのでF値を明るくするほど光を取り込むため前玉のレンズは大きくなります。ただ、その他にも色収差を抑えるためや歪みを少なくするため様々なレンズを用いているのでこの重量になったと思われます。

持ってみた感じではずっしりと重くガラス玉が詰まっている印象を受けました。昔誰かから聞いたのですがレンズが詰まっているほど良い写りをするという話もあります。

同じ星景レンズとして有名なTAMRON (タムロン) SP 15-30mm F2.8 Di VC USD/Model A012Eの質量は1100gなのでSIGMA Art 14mm F1.8 DG HSMの方が20gも重いですね。

タムロンも持っていいるので持ち比べするとそこまでの重さの違いはわからなかったです。ただただ、このレンズは重たいという感想しか浮かび上がりません。

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あと、最大径と長さもかなり大きいレンズです。今回タムロンとシグマを比較してみたところSIGMA Art 14mm F1.8 DG HSMの出目金具合が凄いとしかいいようがありません。これ落としたりしたら一発で前玉が壊れそうなので取り扱いにはかなり注意しないといけないですね…。タムロンはまだ10万円切るので買い直そうと思えば買い直せるのですがシグマの方は17万円したので厳しい。

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長さを比べてみるとズームレンズであるTAMRON (タムロン) SP 15-30mm F2.8 Di VC USD/Modelの方が少し長めです。直径は前玉が大きいSIGMA Art 14mm F1.8 DG HSMに軍配が上がっていますね。手になじむ感じはSIGMA Art 14mm F1.8 DG HSMの方が持ちやすいイメージでした。

 

SIGMA Art 14mm F1.8 DG HSMの何がいいの?

SIGMA Art 14mm F1.8 DG HSMの何は良いかというと先で述べた通り焦点距離14mmで開放F1.8であること。開放F1.8だと開放F2.8に比べて※11段以上明るいので通常ISO6400で撮影しないと明るくならないものをISO3200に落としても同等の明るさで撮れるというところ。ISO感度は知ってのとおり高感度つまり高い値になっていくとノイズが増えていく。

星景写真の場合だとノイズが増えると後処理等が多くなるのでなるべく低い値にしたいそう言う時には主にどうすれば良いかというと撮影時間を長くして光の取り込む時間を増やすかF値の明るいレンズを使うかの二択がある。

今回のSIGMA Art 14mm F1.8 DG HSMでは後者にあたる。もちろん撮影時間を長くすれば暗いレンズでも星をたくさん撮れるが撮影時間が長くなるほど星が流れてします。(地球の自転の影響で)

それに長時間露光すると※1熱ノイズの影響も出てしまうのでやはり明るいレンズを使ってISO感度を落とすのがベストな選択だと思う。(ただ、開放で使うと画質が甘いやら周辺減光が酷い等のデメリットもあるが…)

もちろんF値が1.8より明るいレンズは山ほどあるが焦点距離14mmでF1.8は産業用のレンズではない限りこのSIGMA Art 14mm F1.8 DG HSMが初めてである。

 

※1 1段明るくする:カメラの設定を見るとF値という設定があるけどこれは何かというとF値によって光の取り込み量が変わるということ。F値は1の倍数と1.4の倍数で刻まれていて、F5.6を基準にすると1段開放した時がF4で2段開放がF2.8、3段がF2になる。逆に絞りだと、1段がF8、2段がF11、3段がF16になる。つまり、F値は√2倍(約1.4倍)になった時に1段明るいや1段暗いとなる。光の取り込む量としては1段開放が光の取り込みが倍に、逆に絞ると光の取り込む量が半分になる。レンズでは絞りバネという構造があってそこから光の調節を行っている。

まとめるとF値の場合は「F1.4, F2,F2.8,F4,F5.6,F8,F16,F22」でシャッタースピードの段数の刻みは、「1,0.5,1/4,1/8,1/15,1/30,1/60,1/125,1/250.1/500,1/1000,1/2000,1/4000,1/8000」となる。

また、ISO感度は「100,200,400,800,1600,3200,6400,12800」となる。

※2熱ノイズ:カメラ内の電子回路に熱が発生してそれがノイズとして出てくる現象 対策としてはカメラの回路を冷却する等ある。詳しくは冷却カメラで調べてみると良いかも

 

SIGMA Art 14mm F1.8 DG HSMはどんな人に向いている?

このレンズどんな人に向いているかというとやはり星景写真を撮りたいという方に向いています。特に濃い天の川を撮影したいと思ってる方には間違いなくオススメのレンズになります、

実際にシグマさんもばりばり星景写真用レンズとしてのアピールが凄いですよ。

ただ、個人的に思うのが超広角レンズで最初に買うレンズとしては、やめておいた方がいいかもしれない。もちろん超広角レンズは使用してみると楽しいのですが、使いどころが非常に難しい。 特に最初超広角レンズのダイナミックな描写は感動しますが、似たり寄ったりな写真になりやすく扱いにくいって所があります。(もちろん写真のスキルがすごい人が使えば話は別ですが)

なので初めて星景写真を始める人はTAMRON (タムロン) SP 15-30mm F2.8 Di VC USD/Model A012Eを薦めています。ズーム域は15mmから30mmありますので結構色々な星景構図を楽しめます。

 

そんなわけでSIGMA Art 14mm F1.8 DG HSMは追加購入しての運用の方がいいかもしれません。ただ、この二本のレンズを購入すると合計のお値段が軽く30万円近いので、どうしても濃く綺麗な天の川を撮りたい人はいきなりSIGMA Art 14mm F1.8 DG HSMでもありっちゃありです。もちろん風景写真でもダイナミックな風景を撮れるので風景写真を撮影してる方にも最適だと思います。

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登山用のレンズとしては重すぎるので運用するのは厳しそうな雰囲気です。多分体を鍛えて重さに耐えられるようにしないとダメ...

本当は14mmの焦点距離で開放F2.8の重さが500g下回るサムヤンみたいなレンズがサードパーティか純正で出てくればそれなりの需要はあると思うんだけど...現在ないですよね...。多分軽量レンズは需要あると思うし将来的に出してほしいなぁと思う次第です。

 

星景写真作例

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千葉県 大福山から撮影した天体写真(撮って出しの写真)

撮影情報:Tv(シャッター速度) 20,Av(絞り数値) 1.8,ISO感度 2500

周辺減光はやや目立ちますが大口径広角レンズとしては標準的な周辺減光だと思います。

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右上の四隅である部分を切り出して拡大してみました。拡大箇所はちょっと見にくいですが赤枠の部分になります。

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四隅は開放時ならではのサジタルコマフレアが出ています。しかし、今まで何本かの大口径レンズを使って来たのですがそれらに比べるとサジタルコマフレアは相当抑えられている方じゃないかと思います。14mmの広角なので拡大しない限りはサジタルコマフレアはそれほど目立たないイメージです。

また、周辺流れも昔のシグマのレンズを思い出すと酷かったのですがSIGMA Art 14mm F1.8 DG HSMはしっかりと補正されていて全然気にならないレベルです。流石ここ最近単焦点レンズで独走してるシグマの技術力を感じますね。ほんと凄い

 

縦構図

 

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撮影情報:Tv(シャッター速度) 25,Av(絞り数値) 1.8,ISO感度 4000

夏の大三角形も入ってしまうほどの超広角、だから超広角レンズはやめられない…。

 

ちょっと作例写真少なめですが一旦ここで記事を上げてまた追記で作例写真は増やして行こうかと思っています。だから晴れてくださいほんと

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【天体撮影記 第28夜】 埼玉県 のんのんびよりの聖地 小川小学校 下里分校と天の川

前回:

 

天体撮影記 第28夜になります。

今回は、埼玉県の小川小学校からの星景写真のご紹介です。以前から廃校×星景写真を撮影したかった夢が叶いました。更に、廃校方面ではなかったのですがこの場所から天の川も撮影できましたので写真のご紹介をしたいと思います。

 

小川小学校 下里分校とは?

埼玉県小川町にある「小川町立小川小学校 下里分校」という名前で、平成23年4月に廃校となった木造校舎の小学校です。小学校としては廃校となっていますが地元の有志の方々で校舎の保全活動が行われています。校舎には桜の木が植えられていて、春には桜と校舎を楽しむことができます。

漫画やアニメで話題になりました「のんのんびより」のモデルとなった学校でもあり、廃校好きの方や聖地巡礼地でも有名な場所です。

校舎内への立ち入りは許可等貰えないと入れませんが校庭にはいつでも入れるようになっていました。

校庭はかつて子供たちが遊んでいた遊具も残されていてノスタルジックな気分になる場所でした。青春時代はこうした木造校舎で過ごしてみたかったのですが、実際はすきま風とかで寒いやら暑いやらで大変かもしれません。

 

小川町立小川小学校 下里分校 空の暗さ

都内に近いため空はかなり明るいです、それでも星の見える数はそれなり見え天の川も目視で確認できるので空の暗さとしては、都会に比べると充分に暗いレベルに入ると思います。

当初この場所では、日周運動での撮影を考えていましたが現地について空を見上げると天の川がうっすらと見えていたので撮影してみたら写っちゃいましたって感じでした。いや本当に驚きました、秩父で天の川が見えるとは聞いていましたがまさかこの場所で見えるとは思ってもいませんでした。

 

作例写真

この場所での作例写真はネットで探したのですがあまりないのが意外でした。

なので、少し構図について紹介をしたい思います。まず、校舎は北側に位置し北極星と校舎を日周運動で撮影できます。ただ、校舎内に火災報知機?の赤いライトがあるのが気になります。

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↑廃校と星々

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カラーだと報知機の赤いライトが目立ってしまうのでモノクロにしてみたところいい感じの雰囲気になりました。廃校と星はモノクロ写真の方が映えるかもしれませんね。

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↑廃校のタイヤと天の川

校庭に立ち構図を色々考えながら空を見上げるととても淡い天の川が見えました。

空の状況としては、うす雲のせいで町の光を反射するため条件としてはかなり悪い条件でした。しかし、それでもこれだけの天の川が撮影できるとなると空の条件が良い時はどれほど綺麗に見えるのかと気になりますね。実は、春に桜と校舎と星を撮ろうかと考えているのでその時が楽しみです。

 

撮影地勝手にランキング

撮影地の環境:☆☆☆
空の暗さ:☆☆

 

 

 

Canon デジタル一眼レフカメラ EOS 6Dボディ EOS6D

Canon デジタル一眼レフカメラ EOS 6Dボディ EOS6D

 

 

 

【夕景撮影記】 江川海岸の海へ続く電柱と夕焼けを撮影してきました。

折角の三連休、本来は山行を楽しむ予定でしたが、お昼には雷雲が発生する予報を見て計画中止に…。

そんなわけで早速三連休一日目から予定が無くなってしまったので以前というかかなり前から気になっていた江川海岸の海中電柱を訪れてきました。

ついでに新しく購入したシグマ ART 14mm F1.8 DG HSMの初陣も!

 

江川海岸の海へ続く電柱とは?

元々下の写真にような海へ続く電柱は千葉県の金田海岸、久津間海岸、江川海岸の三箇所にありましたが、現在では、金田海岸の電柱が撤去され、久津間海岸、江川海岸の二箇所のみとなっています。

ではどうして海へ続く電柱があるかというとこの海岸のどれもが潮干狩りで有名な海岸で、夜間アサリ等の密漁を監視するための小屋(後ほど写真で紹介)に電気を送るため設置されたそうです。

ただ、現在では電柱が使われておらず、風化が進み将来的には撤去される可能性がかなり高いです。(実際に金田海岸は3年ぐらい前に撤去されている)

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そもそもこの江川海岸は以前そこまで注目されていませんでしたが、日本のウユニ塩湖と呼ばれSNSでの拡散とマスコミ等に取り上げられ現在ではツアーに組み込まれるほど有名になっています。

ただ、人が増えたせいで電柱に登ったりやらかす輩も来てしまい現在は電柱近くまで立ち入りできなくなってしまっています。(人が増えるとマナーが悪い人も増えてしまう)

特に江川海岸はアクアラインからかなり近い場所なので都内からアクセスしやすいってのもありますが…。自分もその恩恵に預かってるので何も言えないですが

江川海岸への行き方

アクアラインの木更津金田から降りて車で10分ほど進むと到着できます。

潮干狩りのオフシーズン中でも駐車場が開放されています。駐車場は50台ぐらいは停められるような感じでした。途中の道が狭いので注意が必要ですが。

 

☆地図:

 

江川海岸を訪れる時期はいつがいい?

今回、夏の湿った空気の中での撮影でしたのでクリアな写真は撮れませんでした。

冬場の澄んでいる空気で撮影するのがベストですね。特に冬晴れの時は富士山と電柱とかも撮影できるみたいです。

ただ、海沿いなので風が強い!つまり冬場だとめちゃくちゃ寒いはずです。なので、デートとか観光とかだと夏に訪れた方が過ごしやすいかもしれません。

 

江川海岸の海へ続く電柱と夕焼け写真

現地に到着したら既に大勢の人で賑わっていました。

特に下の写真の右のところを見てもらえばわかるのですが50人近くの人がいます。

三連休ってのもあるかもしれませんがそれでも普通の撮影スポットではかなり多い方です。

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↑シグマ ART 14mm F1.8 DG HSM

撮影場所としては正面から撮影するのもするのが定番ですが、上の写真のように夕日と絡めて撮るのが良さそうです。横からの方が人が少ないのもポイント高いです。

そして、シグマ ART 14mm F1.8 DG HSMを早速しようしましたが、超広角14mmの描く風景は素晴らしいですね。広過ぎて海へ続く電柱が小さく見えますが笑

他にも歪みが少なく開放時の解像度も高いのと意外とフレア、ゴーストもしっかりと対策されている印象でした。(昔のシグマ14mm f2.8も実は持っていた事があるのですがそれよりも全然使える!)値段も17万円とお手軽!(純正でこのスベックだと30万は超える)無理して買ったかいがありました。

早く天気がいい日に天体撮影に使いたいです。

後ほどレビュー記事も書こうかと思っているのでその時にまた使ってみた感想を書いてみたいと思います。

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↑シグマ ART 14mm F1.8 DG HSM

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先で述べた監視小屋が写っている写真になります。海のど真ん中に監視小屋が建てられていてそこに送電するために電柱が建てられているのがわかります。

入道雲がもくもくと湧いていて夏を感じる風景でした。地上部が晴れていて入道雲単体であればもっと良い写真になったかもしれません。

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↑縦構図ver

●工場夜景と電柱

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海へ続く電柱の先にある工場はグーグルマップを見ると大同特殊鋼の工場

この日は風が強かったため、拡大すると風景が結構ぶれています。

 

まとめ

ずっとずっと前から気になっていて行けてなかった場所で電柱が撤去される前に行く事が出来て良かったです。この場所は夕焼けや工場夜景と色々撮影できるので良い場所でした。ちょうどこの日は横浜で花火大会が開催されていて対岸からは小さいながらも花火を鑑賞することが出来ました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【天体撮影記 第27夜】 奈良県 曽爾高原の頭上に輝く天の川

前回:

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 長野県 八島ヶ原高層湿原の撮影の1週間後またもや週末の天気が良かったので、遠征して奈良県 曽爾高原に天の川撮影で訪れてきました。

本来は三重県で天体撮影予定でしたが、GPV見ると梅雨前線の雲が深夜辺りから上がってくる予報だったので関西方面で天体撮影の有名な曽爾高原を訪れました。

神奈川から奈良県の曽爾高原までは途中高速を使って途中から一般道で7時間以上かかります。まあ、青森県よりは遠くはないのですがドライブだけでクタクタ

ちなみに曽爾高原の撮影が終わった翌日には岐阜でヒメボタル撮影に行ってますのでここ最近の移動距離が本当におかしい事になってます。

 

撮影場所について

さて、撮影場所についでですが、曽爾高原は奈良県宇陀群曽爾村にある高原で、奈良県三重県の県境付近にあります。秋には一面すすきで覆われ多くの人で賑わう場所です。また、関西方面でも有名な撮影地で星野撮影*1では、天文ガイド等でも載ってる場所になります。実際に現地入りすると既に天体望遠鏡で撮影してる方が多くおられました。

駐車場は二箇所あり、一箇所は国立曽爾青少年自然の家、もう一箇所はそこから少し離れた位置にあります。

今回の撮影場所は国立曽爾青少年自然の家の駐車場から徒歩で5分ほど歩きまして、ベンチなどがある広場で撮影していました。もちろん国立曽爾青少年自然の家の駐車場でも撮影は可能ですが、自然の家からの光害が酷いのであまりオススメは出来ません。

観測地としてはベンチもあって過ごしやすく、広範囲で観測出来るので天体観測地としては向いているところだと思いました。ただ、トイレが無いので長時間滞在は少し厳しところ。

また、5月末は昼間の気温はとても暑いのですが、夜になると気温としては相当下がっており冬用のダウンで丁度良いぐらいでした。5月の撮影では、昼間と夜間の気温差があるので一応防寒対策はしっかりとしておいた方がいいと思います。もちろん夏の標高が高い撮影地でも同じことが言えるのですが…。

 

曽爾高原の空の暗さ

曽爾高原の空の暗さとしては、天の川が肉眼ではっきりと見えるぐらい暗いです。

光害としては三重側と奈良側からの光害があるぐらいですが、天の川の方面に関しては光害はほぼ感じない印象でした。ただ、上記の撮影場所で述べていましたが、国立曽爾青少年自然の家からの光害があるので要注意です。

 

作例写真

 撮影地に到着した時には既に22時を回っていたので既に天の川は昇りつつある状況でした。急いで機材の準備を行い何枚か撮影、その後構図を考えながらあっちこっち歩きました。曽爾高原自体かなり広いので全てを回る事ができなく特に、山の上からの撮影ができなかったのが少し悔やまれます。

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↑曽爾高原の天の川

上記の写真のように曽爾高原内には遊歩道が整備されていて歩きやすいです。また、写真を見てもらえればわかりますが、地上風景は青少年の家の明かりで明るく写ってしまいます。明るさとしてはライト無しでも歩き回れる程でした。今回の写真で少し残念なのが、前線の外側の雲が天の川に少しかかっていたんですね。それと大気光があるので空の条件としては今回の撮影では微妙な感じでした。

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↑天の川へと続く道

道と天の川があればどうしても天の川へと続く道を撮影してみたくなります。

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↑干潟星雲と小さな流れ星

今回は、赤道儀ポラリエを使って星野撮影に挑戦してみました。カメラはCanon EOS 6D 改造でレンズはサムヤン85mm F1.4を用いました。

撮影設定としてはF2.0のSSが25秒、ISO感度 6400です。今回は一枚撮りでしたが綺麗に撮れました。ポラリエでも充分星野撮影できます。現像についてはPhotoshopLRを使い現像しました、結果としては思ったより綺麗に現像できたのかなと思っています。ネット上で星野撮影してる人々の足下にも及ばないですが…。

また、写真の中央の干潟星雲の隣に小さな天の川がタイミング良く写ってくれてます。肉眼だと恐らく目視できない程の小さな流れ星ですが...。こうやって綺麗な写真が撮れると星野撮影も機材をきちんと揃えて画像処理技術も磨いていきたいですね。

 

撮影地勝手にランキング

撮影地の環境:☆☆☆☆

空の暗さ:☆☆☆☆

 

おしまい

 

 

 

Vixen ポータブル赤道儀 星空雲台ポラリエ(WT) ホワイト 355051

Vixen ポータブル赤道儀 星空雲台ポラリエ(WT) ホワイト 355051

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

*1:銀河などを撮影するジャンル