カメラと星景写真の日々

まだ見ぬ星景写真を求めて

カメラと星景写真の日々

【天体撮影記 第41夜】 栃木県 月夜の廃校と星景

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前回: 

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廃校×星景としては埼玉、茨城に続き第三弾目になります。

事前のネットで色々検索しているのですが、なかなか星と廃校を組み合わせられるなおかつ条件がいい所は少なく撮影地を絞り込むのも一苦労です。(特に木造校舎となるとぐっと数は減って来てしまいます。)

そんな中撮影出来そうな場所があったので今回は栃木県にある廃校を訪れてきました。

 

廃校×月夜

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この日はスーパームーンの前々日のほぼ満月に近い日での撮影です。

撮影地についても月明かりで影が出来るほど明るく、見えてる星も少ないので本来であれば星撮りには不向きな条件でしたが、月夜に照らされた木造校舎を撮影してみたくなり訪れました。

木造校舎としては、比較的綺麗な状態が保たれていました。また、内部には非常等の明かり等なく、人工灯の明かりに邪魔されずに自然のままの校舎と月を撮影出来ています。

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しばらくすると、ぎょしゃ座が昇ってきましたが新月期に比べるとかなりうっすらしか見えません。校舎にはまだ時計がそのまま残っていますが、その時計の針は12時を指したまま止まっています。

 

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ぎょしゃ座ともう使われないブランコ

 校庭の片隅にはすっかり寂れてしまったブランコが取り残されていました。

その近くにはすっかり木に覆われたジャングルジムもあり、役目を終えて静かに朽ち果てていく様子が見て取れました。

昼間の廃校も良いのですが、夜間の廃校もまた違った雰囲気が味わえて好きです。

ただ、こうした遊具類が残されているのはやや珍しい気がしますがどうなんでしょうか。だいたいは危険という事で撤去されてしまう気がします。

この後は残念ながら曇って来たので撮影終了となってしまいました。

 

ちなみに比較的民家がある中なのと満月に近い夜でかなりの星空が見えたので、夏だとこの場所で天の川も見えるかもしれません。まだ、廃校×天の川はきちんと撮れていないので来年の天の川の時期がとても楽しみです。

 

さて、2週連続の廃校撮影でしたが、次回はこの後別の場所を訪れたのでそちらを紹介したいと思います。

 

それではまた次回

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廃校遺産 the ruins of  a school

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【天体撮影記 第40夜】 茨城県 廃校×星景写真 「廃校の夜空に輝く星々」

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天体撮影記第40夜は、天体撮影記 第37夜で紹介した廃墟×星景写真の続きになります。

前回は軍事廃墟と謎の鉄道車両の廃墟の星景写真の組み合わせでしたが、今回は廃校と星景写真の組み合わせになります。

廃校×星景写真は、下里分校と天の川で一回組み合わせを行ってるのですがどうしても構図的にイマイチだったのと、校舎内の赤い消防灯で雰囲気が微妙だったので再挑戦しました。

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今回は、茨城県にあるとある廃校での撮影になります。

本当はガールズ&パンツァーで有名な「旧上岡小学校」で撮影を試みようと思っていまいしたが夜間は門がしまっていて校庭内に入れず別の門が閉まっていない廃校を訪れました。

ここら辺は廃校も多くなおかつ天の川も肉眼で綺麗に観測できるほどの暗さなのでなかなか満足のいく写真が撮れました。

 

作例写真

今回は作風を変えて少し古めかしいイメージで現像しています。

本当はいつも通り現像したいのですが、残念ながら校舎の近くにヘリウム灯があってそれにより校舎がオレンジっぽくなってしまったので通常の現像だとイマイチピンとしない写真になっています…。

 

校舎の位置は北東向きにあったおかげでカシオペア座と昇ってくる冬の星座との組み合わせで撮影することが出来ました。

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冷たい校舎の時は止まる

タイトルは辻村深月の小説「冷たい校舎の時は止まる」から思いっきりパクっています。ただ、小説の内容とはマッチしていないのですが、このタイトルと写真はかなりマッチングしてる感じです。

 

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校舎の上に浮かぶカシオペア座

丁度、雨上がりだったこともあって校庭には幾つもの水たまりが出来ていて写真に撮ることによって廃校のリフレクションも撮影することが出来ました。

後々気づいたのですが、これ北極星をポールの真上に持ってくる構図にすればよかったなと…。

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 「さよなら、夏の大三角形

夏の大三角形も沈むのが相当早くなりました、そろそろ見られなくなってしまうので少々寂しいですが、また2月後半には現れてくるのでそれまでのお別れです。

そして、上の写真を見てもらえばわかるのですが、街灯からの光害がこの場所かなり酷かったです。ただ、新月期で月も早い段階で沈んでしまったので逆にこの街灯で校舎が照らされて丁度良かったかもしれません。

ちない織り姫と彦星を分かれさせる天の川もきっちりと写っていますので、空の暗さとしては結構暗い所ではありますね。

茨城県の天体撮影スポットは結構限られるのですが、こうした新しい場所を開拓出来る楽しさもまたあります。

 

まとめ

やっぱり廃校と星の組み合わせは味があります。というかノスタルジックさを感じさせますね。撮影してて非常に楽しかったです。ただ、基本廃校は門が閉まっていて夜間入れない場所もありますし、結構管理されている所は多いので撮影の際には注意が必要です。

 

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冷たい校舎の時は止まる(上) (講談社文庫)

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冷たい校舎の時は止まる(下) (講談社文庫)

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廃校遺産 the ruins of  a school

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【天体撮影記 第39夜】 茨城県 筑波山 子授け地蔵駐車場より関東平野の夜景と星景

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前回:

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どうもstarry heavensです。今回は天体撮影記第39夜で撮影場所は筑波山の子授け地蔵の駐車場から関東平野の夜景と星景写真に挑んでみました。

 

1.撮影場所の状況

撮影地の状況としては、残念ながら車でしか行く事が出来ない場所です。

また、近くにトイレや自動販売機等がないので長時間滞在するにはかなりきつい場所…。夜景撮影ならとても良い場所でしたが長時間いるとなる星景写真ではちと長居しづらい場所です。

また、表筑波スカイラインは夜走りやが集まる中での撮影となりました。まあ、駐車場の端にいたので特になにもありませんでしたが。

後ほど作例写真でも上げますが、この場所の夜景はかなり綺麗な所で撮影というよりも夜景のデートスポットとしてかなり良い場所ではないかと

特に富士山や東京スカイツリー東京タワーも見る事ができなおかつ夕日も美しく見える場所でした。

 

2.撮影地の空の暗さ

もろ関東平野からの光害を受けますので空の暗さとしては残念ながら明るい方ですが、それでも肉眼でうっすらと冬の天の川が見えましたので、夏の条件が良い時には夏の天の川も拝めるのではないかと感じました。なので、個人的には筑波山に昇って山頂から夏の天の川を狙ってみようかと思っています。

また、星を見に行くなら深夜帯の街明かりが消えてくる時間あたりがいいでしょう。

特に今月の13日や14日にはふたご座流星群が極大日を迎えるのであまり遠出したくない方で観測地としてこの筑波山を選ぶのもありだと思います。

 

3.作例写真 夜景or夕景

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↑「筑波山の子授け地蔵駐車場から夕景と夜景」

この日は夕方あたりから強い冬型になったことで関東に乾燥した空気が入って来て視程が良くなった。そのため、冬ならではの綺麗な赤色に焼けた夕焼けを見る事が出来た。

寒いのは苦手だがこういった景色を見られるのは冬ならではなので嫌いにはなれない。

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↑「筑波山の子授け地蔵駐車場から富士山」

この子授け地蔵駐車場からはよく富士山が見えた。また、夜景もとても美しく夕焼けと合わさって久々に綺麗な夕景に出会えた。

そう言えば個人的に最な綺麗な夕焼けは去年のしらびそ高原です。この時は本当に綺麗で未だにこれを超える夕焼けには出会えていません。このしらびそ高原の夕焼けも11月だったので、11月は切れな夕焼けが見えるジンクスでもありそうです。

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ていうかこの時の天体撮影記ってまだ第8夜だったのか…一年で31夜分進んでるのでかなり撮影に出てるってことですね。ともあれ、今年の総まとめは忘れていなければ感想を交えて記事にするつもりです。 

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↑「筑波山の子授け地蔵駐車場からスカイツリーと東京タワー」

レンズはシグマの135mmF1.8Artを使用しています。本当は超望遠で切り取るべきですがこのときは135mmまでの望遠レンズしか持って無くここまでしか撮れませんでした。

ただ、視程がいいとここまで綺麗に東京の街並みが茨城県から見えるというのは感動もんですね。

SIGMA 単焦点望遠レンズ Art 135mm F1.8 DG HSM キヤノン用 フルサイズ対応

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4.作例写真 星景写真

今回は関東平野に沈んで行くオリオン座を狙いました。

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撮影時間は深夜というか早朝の4時ぐらいになります。流石にこの時間ですと関東平野も少し暗くなりますので見える星野数はぐっと増えます。しかし、写真を見てもらえばわかる通りそれでも全然明るいです。

天の川を見た事無い人がたくさんいるという話ですが、確かにこの光の中にずっといる限りは綺麗な星を見る事は出来ないですよね…。

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前回の時もご紹介した冬の大三角形

冬場はこの構図でかならず一つは作例を作ります。

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そして、今回は日の出までの一時間ほど久々に星の軌跡写真を比較明合成で作成しました。関東平野と星々になります。超広角レンズで冬の大三角形とオリオン座を入れていますが、きっとどれがオリオン座でどれが冬の大三角形かはすぐにわかると思います。

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それとインターバル中にわりと大きい流星も見る事が出来ました。この明るさでもはっきりと見え感度もISO1600で写っていたのでかなり明るい流星だと思います。

実はこの前日にも撮影していた時に明るい流星がかなり見えましたが、この前ニュースになった大火球と何かしら関係があるんでしょうかね?

 

まとめ

筑波山子授け地蔵駐車場からの天体撮影はちょっと単調な構図でしか星景写真は撮れませんでしたが、夕景や夜景がかなり綺麗なのでデートや観光で訪れるには良い場所だと思います。また、星も関東平野の光害を受けますが、それでも見える星の数は街中より全然多いと思いますので、気になる方は是非訪れてみてください。

 

筑波山山頂から夏の天の川が撮れないか来年挑戦してみたいですね。

 

勝手に撮影地ランキング

撮影地の環境:☆
空の暗さ:☆
 
まあ、星景撮影にはそこまで向いてはいない場所です。
星野撮影ならまた変わってくるかも?

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使用機材

SIGMA 単焦点望遠レンズ Art 135mm F1.8 DG HSM キヤノン用 フルサイズ対応

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【流星群観測】 関東近辺での流星群観測のオススメスポットを紹介

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天体撮影で関東近辺の多くの天体観測スポットを訪れていますが、その中で流星群観測のとしてオススメな場所を5つ紹介していきたいと思います。

 

まず、初めに天体観測地の条件として選んでるポイントとしては下記のとおり

・空が開けてる場所

・明かりが少ない場所

・寝転んで星空を見れる場所

・車で行きやすい場所

それと最後に流星群観測の際の注意事項を記載しておきます。

 

1.戦場ヶ原 三本松駐車場 (栃木県)

観光地としても有名な戦場ヶ原ですが、天体観測地として戦場ヶ原の三本松駐車場というところが有名です。

観光地ということで、トイレ、自動販売機が完備されていて、流星群の観測には持ってこいの場所です。また、流星群観測の後の観光地名所巡りや温泉も楽しむ事ができます。空の暗さも適度に暗く普通に天の川を目視で見る事が出来ますので、小さな流星とかも見れる可能性がぐっと高まります。

ただ、冬場は平気でマイナスの温度になるので秋から冬場の観測は防寒装備をしっかりしましょう。

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 ※天体望遠鏡で星野撮影してる方や星景写真を撮られている方が大勢いるので、ライトは極力付けないか赤いライト等をお使いになったください。

 

参考記事:

blog.livedoor.jp

 

2.朝霧高原 (静岡県)

富士山と流星が一緒に見られる朝霧高原

駐車場も広く、高原なので空を遮るものがなく、観測にはもってこいの場所。こちらも、天の川を肉眼で目視できる空の暗さがあります。

ただ、トイレが無いので長時間過ごすにはちょいと不向きかもしれません。

観測場所が広いので、ゆったりして流星群を観測する事が出来ます。

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参考記事:

blog.livedoor.jp

 

3.あいあい岬 (静岡県)

伊豆半島の最南端にあるあいあい岬

恋人の聖地、夕焼けスポットとしても有名な場所ですが、こちらも夜間になると伊豆半島独特の空の暗さが訪れ綺麗な星空を見る事が出来ます。なので、夕焼けを見た後に夜まで待って天体観測というコースが一番いいと思います。

駐車場とトイレと自動販売機があり、過ごしやすい場所です。ただ、海の近くなので、風が強い日だと観測に支障が出る可能性があるのと関東近辺といいつつ、伊豆半島の最南端なので訪れるまでにかなりの時間がかかります。

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 参考記事:

blog.livedoor.jp

4.プラトーさとみ 牧場(茨城県)

茨城県だとまだまだ開拓出来てないのですが、個人的に流星群観測はプラトーさとみ牧場がオススメですね。プラトーさとみでは、空が適度に暗いので天の川なども肉眼で充分に見る事が出来ます。また、駐車場も広く空を遮るものがあまりないので流星群観測にはもってこいの場所です。

こちらは自動販売機等はありますが、トイレはなかった記憶がありますので長居は少し不向きかもしれません。

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参考記事:

starryheavens.hatenadiary.jp

 

5.九十九谷展望台 (千葉県)

東京、神奈川、千葉からで最も楽に流星群観測地に行ける場所としては九十九谷展望台を候補としてオススメします。駐車場、トイレ完備、ベンチありと過ごしやすいです。

ただ、北側の空が若干木々に覆われてるのと東京などの光害があるので、空が明るいです。それでも、少なくとも都内などにいるよりかは全然見られる星の数が違います。

一応写真では下の写真のように淡い冬の天の川を写す事が出来ます。

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参考記事:

starryheavens.hatenadiary.jp

 

そんなこんなで、自分が今まで訪れた天体観測地で流星群観測に適してると思う場所5つを候補としてご紹介致しました。

最後に流星群観測の注意点をご紹介していきたいと思います。

 

流星群観測地での注意点

まず一つ目としては、ライトです。今は白色の明るいLEDライトが一般的に販売されていますが、こうした観測地では他の方もいるので明るいライトだと顰蹙を買う可能性が十分にあります。

なので、止むを得ない場合を除いてライトの影響が少なくなる赤いライト等の購入使用をオススメします。更に、明るいライトだと目が暗いところに慣れないので、小さな流星を見逃したりします。

 

二つ目としては、防寒対策

これ重要です。冬場だと間違いなく長時間外にいられないので防寒対策はしっかりする必要があります。

また、夏場でも標高が高いところは昼間暖かくても夜になると気温が一気に低くなるので上に羽織れるものを持っていた方が無難です。

 

注意点としてはこの二つぐらいです。あとは、寝転べる様にレジャーシートや防寒対策として毛布等を持って行くのもありです。

 

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【天体撮影記 第38夜+登山記】  紅葉と宝石テントと星を求めに北アルプスの涸沢カールを訪れてきました。

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 どうもstarry heavensです。

今回は天体撮影記 第38夜目+登山記になります。

一生に一度は行ってみたい場所の一つであった北アルプスの涸沢カールを今回は訪れました。

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人生で一度は訪れてみたい場所でしたが、天候や紅葉の色づき具合がここ二年さほど良くなかったのでなかなか行けずじまいでした。

しかし!今年は丁度紅葉の色付きもよく運良く休日が紅葉のピークの時期と重なり更に晴天となりとても美しい紅葉と星空を見る事が出来ました。


目的は日本一の涸沢カールの紅葉と繁忙期に現れる宝石のテント群の撮影です、

何故宝石テントって名前なのかは後ほどご紹介したいと思います。

今回の記事はちょいと長々となるので最後までおつきあい願います。

また、なるべく自分が知ってる限りの役立ちそうなことを記載してきたいと思います。

 

涸沢カールについて

涸沢カールは長野県の北アルプスにある氷河圏谷になります。

カール底の標高は2300mで、カール壁の最高点としては有名な奥穂高岳(標高3190m)があります。そのため、涸沢カール経由で奥穂高岳を目指す人が多いです。

奥穂高岳も登ろうと思ったのですが今回は夜間の撮影等々と体力や技術不足のため安全を考慮して辞めましたがいつか登ってみたい山です。

 

涸沢カールは日本最大規模のカールで、真和英には奥穂高涸沢岳、北穂高等の主稜線が連なっていて圧巻な光景が広がっています。

 

涸沢カールのカールとはなんなのかというとまずカールの語源はドイツ語のKarから来ているそうです。日本語だと圏谷と呼ばれます。

カールは、氷河の浸食作用によってできた広い椀上の谷のことを指します。

つまり、氷河が山肌を削りとって、氷河が無くなったら現れた地形のことですね。

 

ちなみに日本での最初の発見はwiki先生によると帝国大学山崎直方教授によって発見された立山連峰の山崎カールだそうです。

ちなみに涸沢カールや立山連峰のカール以外には、木曽駒ヶ岳の宝剣岳にある千畳敷カールなどがあります。

以前というか今年の冬に訪れた千畳敷カールですね。

天体撮影記だと第13夜になります。ここでもカールから天体撮影をしていました。

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涸沢カールは紅葉の名所としても有名で、秋の紅葉の時期(9月下旬から10月上旬)には全国各地の登山者が涸沢カールを訪れます。 

涸沢カールの紅葉は訪れた人の大半は日本一の紅葉と口々に言われるほどの美しさがあります。そのため、紅葉のピーク時には1000人近くが訪れるほどです。ある意味山のディズニーランド的なところかもしれません笑

 

 

涸沢カールの紅葉の時期について

涸沢カールの紅葉のピークは9月下旬から10月上旬になります。ただ、毎年ピークは異なります。

なので、涸沢ヒュッテのHPに紅葉状況が掲載されますので登山を計画される方はそこで紅葉状況を見ておけば安心できます。

 

涸沢ヒュッテ(KARASAWA HUTTE)

https://www.karasawa-hyutte.com/紅葉状況-2017/

 

涸沢カールの紅葉としては、主にナナカマドのオレンジ、そして、ダケカンバの黄色がメイン晴れていたら青空のコントラストで恐ろしく綺麗な光景となります。

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↑青空の下の紅葉は本当に美しかったです…

 

 

涸沢カールまでの道のり

涸沢カールまでは上高地バスセンターと呼ばれる場所からスタートになります。

 

ただ、ここで問題なのが上高地バスセンターまではマイカー規制がかかっていてバスかタクシーでしか行くことができません。(タクシーの運転手さんの話だと一応自転車とかでもいけるみたいです。)

長野側では「沢渡(さわんど)」、岐阜側だと「平湯温泉」に駐車場がありますが、自分が調べた時には「沢渡駐車場」じゃないと24時間駐車上が空いてないそうです。

ちなみに「沢渡駐車場」だと駐車料金が一日600円かかります。

ここで他のブログでも言われていますが、前日に駐車場へ入ろうとする方は注意が必要です。この一日600円というのは日を跨ぐと料金が請求されます。

例えば10/1の深夜23時に入ったとして10/2~10/3で涸沢カールを訪れようとすると10/1の料金と10/2かの料金更に10/3の料金の合計1800円がかかります。

そのため、なるべく料金を抑えたい方は日を跨いで駐車場に車を停めた方が安く済みます。

 

それと、繁忙期に注意が必要なのが駐車場とバス、タクシーに乗る時間帯です。
だいたい朝に駐車場到着だと満車かつバス、タクシーに乗るのに何時間もかかってしまい時間をロストします。

自分の場合では、前日深夜25時に駐車場到着で、タクシーで上高地へと向かいましたが、既に駐車場は満車に近い状態でした。


また、今回は上高地バスセンターへはタクシーで行きましたが朝の4時出発でタクシーに乗れたのが5時半ぐらい。およそ1時間半もの間、寒空の下待ちました。
なので、タクシーをご利用の方はあらかじめタクシーを予約してすぐに上高地に迎えるようにしておいた方がいいかもしれませんね。

 

ちなみにタクシーとバスどっちが早いの?と聞かれそうですが正直なところどっちもどっちですね。ただ、値段は4人相乗りだとタクシーの方が安くなります。

これはタクシーの運賃の上限が決まっていて、4人もしくは5人で割るとバス料金より安くなるためです。

○バス料金は上高地までは一人当たり1250円になります。

○タクシーは1台4200円の定額制で4人だと一人当たり1050円、5人だと840円となります。

 

そんなこんなで上高地バスセンターに到着していざ涸沢カールへ、ちなみに涸沢カールまでのコースタイムはおおよそ6時間ほどになります。健脚の方だと4時間〜5時間でいけると思いますが、一応6時間ほどで計画を立てた方がいいと思います。

上高地バスセンター」から「横尾」までは、平坦な道をずーと3時間ほど歩き続けます。行きはいいんですが帰りは地味にこの平坦が辛いです…。

横尾に到着して、横尾大橋を渡ると登山道開始です。最初は平坦ですがだんだんと登りになってきます。

この登りのコースタイムは3時間ほど。なので、平坦な道を3時間、登りを3時間の合計6時間ですね。距離は「上高地バスセンター」から「横尾」までが11kmで「横尾」から「涸沢カール」までは確か4kmほどあります。

標高差は約800mほどなのでそこまで登りはきつくはないと思いますが、テント泊等で荷物が多ければやはり体力の消耗は激しいのでのんびり行くのがベストです。

※あまりのんびり過ぎるとテント場が埋まってしまうので出来れば午前中に到着できる計画で

 

涸沢カール登山記録

さて、ここからが登山記録になります。

先ほども書きましたが、「沢渡駐車場」には深夜0時を過ぎてから車を停めてその中で車中泊をしました。すでにこの時点でバスセンター近くの駐車場は満車状態でした。

ただ、夜間に入ってくる車や声で目が途中覚めてしまいあまり良く寝れなかたった次第です。

 

朝、4時の空が少し白み始める頃に登山準備を開始してタクシー乗り場に向かいました。実はタクシーは4時から営業開始となるためにどうしても始まりは4時になってしまいます。

 

到着した時点で大勢の人が…!

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バス乗り場も長蛇の列、タクシー乗り場もバス乗り場ほどではないですが列が凄い…。

流石に天気予報で快晴と紅葉のピークが合っていればここまで混むのかぁってぐらいでした。

 

タクシーもこの日はあまり数が用意されていなく最初の第一陣が出発してから1時間ほど経っても戻ってきませんでした。(タクシーの管理人に聞いたところバスセンター乗り場以外の場所にもタクシー乗り場がありそこでも人を載せていて分散されているのは理由だそうです。)

 

1時間半後にようやく相乗りでタクシーに乗れました。20分ほど揺られながら上高地のバスセンターに到着

そこでも人•人•人でここは混雑している都内かって感じの人の多さでした。トイレも結構並びましたね。

 

そんなこんなでやっと朝の6時に上高地バスセンターを出発出来ました。

上高地バスセンターからだいたい300mの所に上高地の観光名所として有名な河童橋があります。

 

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 ↑河童橋からの明神岳穂高岳を見る事が出来ます。上高地バスセンターから気軽に行けるので登山客以外の観光客にも人気のスポット

 

河童橋からは登山道というより川沿いに整えられた道を横尾まで3時間近くあります。
この3時間の道中には山小屋等の休憩できる場所がありますので、気分的にはハイキングみたいなものです。テント泊だと荷物が多くてここでも体力使いますが、山小屋泊だと装備が少ないので皆スイスイ登って行ってました。

 

途中展望の良い所はほとんどないのでここはカットで一気に横尾に到着です。

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早朝は雲に覆われていた空ですが時間が経つにつれだんだんと綺麗な青空が広がり清々しい空気に包まれていました。
横尾で少しトイレ休憩を済まして、登山再開。

右に見える横尾大橋を渡ったら本格的な登山道になりますが、いきなりきつい登りがあるわけでは無く、しばらくは下の写真の様な平坦な道のりが続きます。

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地味にだらだら続く登りを3時間登らないといけないので少々辛い。

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でも、秋が深まる時期だと綺麗な紅葉を見ながらの登山は本当に格別です。

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一時間ほど昇ると眺めのいい風景の登山道が少しばかり続きます。

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だんだんと涸沢カールが見えてきました。が、涸沢カールが見えて来ても意外と一時間以上到着に時間がかかりますのでラストスパートは結構苦痛です。
途中二つの山小屋に分かれる分岐がありますので、山小屋泊の人は泊まる山小屋を間違わないように注意。間違うと移動がめんどくさいです。

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到着時刻は11:30で、上高地バスセンターから5時間半かかりました。コースタイムが6時間なのでちょい早めの到着です。

で、上の写真を見てもらえばわかりますが11:30でこのテントの数…!もちろん前泊してる人もいるだろうと思いますがそれでもところ狭しと並んでいます。

まだ、ギリギリ午前中なので平坦な場が確保できましたが、それでも残り僅かと行った感じでした。

平坦な場所を確保したい場合は正午までに到着して置かないと多分確保出来ないでしょう。ただ、雪渓等が残っている場所は平坦な場所が残っています。(もちろん雪の上なので地面からの冷気がものすごいと思いますが)

山小屋泊だと山小屋に泊まって後はゆったりできるのですがテント泊の場合、テントを水平に張れる場所を確保しないとこの後の快適具合に大きく関わってきます。
自分が到着したのは午前0時までですが、繁忙期だとほとんどの平地の場所が埋まってました。ただ、何故か皆がテント張るところに集まるのか穴場スポットみたいなところは平地が空いてるので、着いて平地がなければ諦めて適当に張るのではなく荷物を置いて場所探しをするのがオススメです。

ちなみに穴場スポットは池のあるあたりの丘があまりテントが張られていなくて過ごしやすそうでした。

 

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到着してテントを設営して、山小屋へ軽い昼食を取りに行きました。

その際、空を眺めると雲一つない一面真っ青な空が広がっていました。

この天気が翌朝まで続いていたのでこの時の天気運はもの凄く良かったです。

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涸沢ヒュッテの名物おでんとビール。疲れていたのかビールを飲んだあとはすぐにテントに戻ってダウンしていました。

今回は夜間夜通しでの撮影も控えていたので夕方になるまで仮眠です。

 

涸沢カール名物 宝石テント群の撮影

カールは周りに山稜があるので夜が早いです。テントから出て山小屋付近へ行くとテントの数が更に増えていました。それとテントの設営札を貰うための列も未だに並んでします。ほんと山の中とは思えないぐらいの人の多さでした。

 

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このあと暗くなるのを待って上の写真に見える「涸沢小屋」へ向かい、ちょいと軽めの夕食を取った後カメラと三脚を取り出して撮影の準備へ。

 

そう言えば、登山用の三脚なんですが、自分はGITZOトラベラーを使用しています。

去年夏のボーナスで奮発して以来ほぼ主力の三脚です。剛性もしっかりしていてなおかつカーボンで軽いので登山での撮影には本当に重宝しています。

GITZO 三脚 トラベラー 2型 カーボン 4段 QDボール雲台キット GK2545T-82QD
 

ただし、お値段が10万円するので財布には優しくないです。

安く購入する方法としては、型落ちの中古を狙うか(2代前ぐらいなら4,5万で購入出来る事も)、新型の前にセールが始まるのでそのタイミングで購入するのがベストですね。

あと、最近というか前からですがSIRUIという中国製のメーカが人気が出ています。

値段もGITZOに比べて格段と安くなっていますがそれでもカーボン三脚なので良いお値段はします。ちなみに中国製といって悪いってわけではなくこの三脚は比較的しっかりしているそうです。

さて、話がそれてしまいましたが、タイトルの宝石テントについて紹介します。

宝石テントとは勝手に名付けていますが、涸沢カールに繁忙期に張られるテントが夜間になると中にいる人によって付けられるヘッドライト等の明かりで色とりどりに輝く事です。その光景は本当に宝石が散りばめられている様子で紅葉と同じ暗い美しい風景です。

全景としては下の写真の様になります。

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昔は単色のテントが多かったみたいですが、現在は色とりどりのテントが並ぶことによって宝石のようになります。さらに長時間露光でヘッドライトを付けている人々の光跡を撮影出来たりと本当に楽しめます。

ちなみに持って来た日本酒を飲みながらこの光景を見るのはあまりに贅沢でした。

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撮影場所は涸沢小屋から撮影するのが一番綺麗に撮影出来ますが、個人的には北穂高岳とテント、更に月明かりで照らされたこの構図がとても好きです。

 

この時に撮影した写真はネトラボさんで初めて記事にしてもらいました。

nlab.itmedia.co.jp

 

涸沢カールの星空

ここからがやっと本題の天体撮影記になります。

といってもこの日は月が沈むのは深夜の1時近くだったので、あまり良い写真は撮れていません。が、人生初めてというか天体撮影初めて4年でやっと黄道を撮影出来ました。

黄道(こうどうこう)とは、天球上の黄道に沿って太陽を中心に帯状に見える淡い光の帯である。 また、黄道上で太陽のちょうど反対の位置付近にも少し明るい部分が存在する。これを対日照と言う。正体は隕石、火球と同様の物質、すなわち太陽系内部の地球軌道付近に存在する、主としてセンチメートルからマイクロメートルオーダーの惑星間塵である。この非常に多数の塵が太陽光を散乱し、黄道光として観測される。

黄道光 - Wikipedia

 

wikiさんに書いてあるとおり、黄道光は秋の日の出前(だいたい3時ぐらい)に見える光です。天の川よりも更に淡い光なのと早朝間近なので見るのが結構大変なものです。といっても時期と時間さえしっかりと抑えて天気が良ければ見れるんですけどね。

丁度冬の天の川とクロスするような構図になるので、この時期の天文雑誌とかで多く撮影されている構図です。

ちなみに今回はソフトフィルター有無でどのくらい変わるかもやってみました。

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↑ソフトフィルタ無し

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↑ソフトフィルター有

Kenko レンズフィルター PRO1D プロソフトン [A] (W) 77mm ソフト描写用 277881

Kenko レンズフィルター PRO1D プロソフトン [A] (W) 77mm ソフト描写用 277881

 

 

写真の印象がめちゃくちゃ変わりますよね。冬の星座は明るい星が多いのでソフトフィルターを使った方が写真として映えます。

ちなみにオリオン座の黄色く光ってるのがベテルギウス、オリオンの下にあるのがシリウスでその斜め左にあるのが名前の覚えにくいプロキオンになります。

この三つが繋げると冬の大三角形になります。

冬の大三角形夏の大三角形と同じくすぐに見つかります。

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↑テント群と星空

 

本当はここもソフトフィルターを使用したかったのですがソフトフィルターを使ってしまうと、小屋の光とテントの光が拡散してしまって写真として微妙になってしまったので使いませんでした。あとから気がついたのですが山稜は切り取りやすいので合成すれば良かったですね。

ただ、この時は夜通しの撮影だったのでそこまで頭が回っていませんでした。

 

涸沢カールでの光害についてですが、あるとしてのテントの光と山小屋の光だけ。街明かりも北アルプスの山の中なので全くないといっても過言ではないぐらい少なかったです。

そのため、夜テントや山小屋から出ると見た事無いぐらいの満天の星空が広がっています。

 

涸沢カール天体撮影地としてはどうか…?

星は綺麗なのですが、四方八方山に囲まれているので天体撮影地向きと言われると何とも…。ちょいと構図的には自分の力不足もありますが少々やり辛かったところはあります。

 

涸沢カールの朝焼け

夜間の天体撮影を3時ぐらいに終えて、少し仮眠を撮り日の出前に起きて朝の涸沢カールの写真を撮りました。

朝焼けを狙う大勢のカメラマンで賑わっていました。

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濃い青空、雲一つない空の下にそびえる北穂高に指す朝日の柔らかい光

うん、本当に絶景でした。ただ、思って以上にカールに入ってくる日の光が少なかった印象でした。

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いつかは登りたい北穂高岳

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逆さ富士ならぬ逆さ北穂高

池で水面鏡を狙ったんのですが、水の量が少ないのと朝の冷え込みで水面が凍っていたために大規模なリフレクションは撮れずじまい。

しばらく濃厚な朝焼け時間を楽しんだ後にカメラとテントを片付けて涸沢カールとお別れ、最後に涸沢ヒュッテから撮った一枚を

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最後の最後まで晴れてくれて本当に天候に恵まれていたなと思います。

 

まとめ

涸沢カールまでの道のりは6時間近くで15kmぐらい歩きますがそれでも行く価値がある場所だと僕は思います。行く季節としては、紅葉の季節がやっぱり一番いいと思いますが夏の新緑の時期とか訪れてみるとまた違った顔を見せてくれるかもしれません。

あと、秋の涸沢カールは平日休みを取れるなら平日がやっぱオススメです。休日だと登山道は渋滞するわ、バスやタクシー待ちで余計な時間が掛かってしまいますからね…。

でも、宝石テントの撮影狙いなら、人が多い休日に。平日だとテント数少なくてちょいと寂しくなりますからね。

 

それでは、次回は同じく北アルプスの初心者向けで有名な唐松岳の天体撮影記と登山記を書きたいと思います!

 

ではでは

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