- 1. 2025年 遂に捉えたしぶんぎ座流星群
- 2. しぶんぎ座流星群について
- 3. 2025年 しぶんぎ座流星群 明かるい火球を撮影出来ました
- 4. あとがき
- 5. 使用機材
- 6. 流星群関連過去記事
1. 2025年 遂に捉えたしぶんぎ座流星群
2025年 新年初っ端のしぶんぎ座流星群の撮影です。今年は、ピーク時刻が4日0時でかつ月明かりがない撮影も観測条件としても良い年でした。
2025年のしぶんぎ座流星群の後に条件が良くなるのは5年後の2030年になります。月明かりがないのは2028年ですが、ピーク時刻の条件が悪いです。
しぶんぎ座流星群は2017年と2019年の2回撮影に出ましたが共にまともなしぶんぎ座の流星を撮影することが出来ませんでした。
撮影は2022年以来3年ぶりの撮影になります。2022年も火球クラスに近い流星をちらほら捉えることが出来ていました。
今年の撮影場所は実家に帰省しまして、四国周辺ではなく富士山周辺で撮影しました。
2. しぶんぎ座流星群について
元旦から1月5日にかけて出現する流星群で8月のペルセウス座流星群、12月のふたご座流星群に並ぶ三大流星群の一つになります。
ちなみに、現在はしぶんぎ座という星座はなく、1928年に廃止されましたが流星群の名前として使われているそうです。放射点の方角は北天の方にありますが観測時は四方八方を観測するのが一番です。
しぶんぎ座流星群の母天体は国立天文台のwebによると確定的ではなく小惑星番号196256や他にはマックホルツ彗星や1490年に一度だけ出現した1490Y1が候補として上がっています。
3. 2025年 しぶんぎ座流星群 明かるい火球を撮影出来ました
到着してすぐに流星群撮影の前に天体撮影記 第210夜でご紹介した大大三角形と富士山の構図も撮影してみました。
このあとは、富士山の方向(東側)と西側にカメラをセッティングして撮影を開始です。
しぶんぎ座流星群のピーク時刻前である深夜0時前では、しぶんぎ座流星群の流星はほとんど写っていなく散在流星のみでした。
放射点が昇っていくる0時以降には徐々にしぶんぎ座流星群と思われる流星の数が増えていき、ちらほらと写真でも捉えられてきました。
冬のダイヤモンドに流れる火球クラスの流星になります。冬のダイヤモンドが沈む前に撮影出来てホッとしています。
小さめな流星ですがしぶんぎ座流星群の流星だと思われます。
今回一番大きなしぶんぎ座流星群の火球です。このクラスの火球を撮影するのは久しぶりです。目視でも明け方にかけてちらほらと明るい流星を観測することができました。
こちらは富士山側のカメラになりますが、3000枚近く撮影して、明るい流星を撮影出来たのはこの一枚だけになります。ただ、この火球は火球痕が残るほどでした。
見劣りはしますが、もう一枚流星が撮れていました。
二台のカメラで合計4000枚近く撮影しましたが、はっきりと写っていたのはこのぐらいになります。(他もちらほらと小さいのは写っていましたが、お見せできるものではありませんでした…)
4. あとがき
2025年はしぶんぎ座流星群の目視観測も撮影の条件も良かった年です。
ピーク時刻から明け方にかけて徐々に流星が増えていき、火球クラスも撮影できました。しかし、ふたご座流星群やペルセウス座流星群よりかは明らかに流星の数が少なく、大々的にニュースなどで報道されているわりには見られる流星が少ないです。
もし観測するなら放射点がのぼる0時以降か朝早めに起きて明け方の暗い内の短い時間に観測するのがいいと思います。
今年の三大流星群としては、ペルセウス座流星群が月明かりがあるので、条件としては悪く、年末のふたご座流星群の撮影は条件が比較的良くなっています。
5. 使用機材
6. 流星群関連過去記事