1. まえがき
天体撮影記 第209夜は愛媛県 佐田岬半島のせと風の丘パークから冬の星空を狙ってきました。
冬の星空の写真を実はここ最近全く撮影していなくて、いつ以来かと思えば、天体撮影記 第195.5夜とその前は2年前の恋ヶ浦展望所からの撮影以来でした。
冬の星座好きなんでもっと撮ってるかと思ったら…。ともあれ、今回はちゃんと撮影してきました。
佐多岬半島は日本でも風が強いことで有名な場所で、せと風の丘パークは風力発電の風車群を観光できるスポットとして整備された場所です。
せと風の丘パークは、瀬戸内海や宇和海を含めて360度のパノラマを楽しめる場所です。


天気図参考は気象庁|過去の天気図より
北海道付近の低気圧と冬型の気圧配置で日本海側でやや雲が多い状態となっていました。
撮影地である佐田岬も雲が沸いていて、雲の隙間から星空を狙うような形となっていました。
2. せと風の丘パークから360度の眺めと冬の星空を

[焦点距離:15mm /絞り値: F2.8 / シャッタースピード:15s/ ISO: 6400]
東の空からぎょしゃ座が上がって来ました。ぎょしゃ座の隣にある明るい星は木星でひときわ夜空を明るく照らしています。
せと風の丘パークでは展望台にデッキが設けられていて、ベンチや机などがあります。また、展望は全てにおいて開けていて、星空観測としては非常に最適な場所だと思います。

[焦点距離:15mm /絞り値: F2.8 / シャッタースピード:15s/ ISO: 6400]
11月末となると、20時ぐらいから徐々にオリオン座が昇って来ます。
個人的に好きな冬の星座の構図としては、昇ってくるぎょしゃ座とオリオン座の組み合わせですね。
本当はこの目の前に風力発電用の風車があったのですが、現在は撤去されて展望が開けている。

[焦点距離:21mm /絞り値: F2.8 / シャッタースピード:15s/ ISO: 6400]
せと風の丘パークと冬の星座
金曜夜で一応平日の夜の撮影ですが、撮影者は他にいない状況でした。ただ、前景となるものがほとんどないので星景写真としての構図はかなり限られます。

[焦点距離:15mm /絞り値: F2.8 / シャッタースピード:15s/ ISO: 6400]
西の空を見ると夏の大三角形が沈んでいっています。せと風の丘パークでは西側の風車は残っており、東側の方はほぼ全面的に撤去されているような状態でした。
地上付近には光害が見えますが、方角的に大分市や臼杵市などからの光害だと思われます。

[焦点距離:15mm /絞り値: F2.8 / シャッタースピード:15s/ ISO: 6400]
冬の星座の一角である双子座も上がって来ました。

[焦点距離:15mm /絞り値: F2.8 / シャッタースピード:15s/ ISO: 6400]
冬の星座全てが昇り、冬のダイヤモンドが見えて来ました。木星は冬のダイヤモンドの中に入り込んでいる形となっていて、冬の夜空を彩っています。
冬のダイヤモンドは地上風景と組み合わせるのは、超広角レンズじゃないと狙えず。また上り切ってしまうと冬のダイヤモンド単体で狙うことは出来ますが、地上風景との組み合わせができなくなってしまいます。
3. せと風の丘パーク周辺の空の暗さ

せと風の丘パーク周辺は光害値としては0になります。
東側は八幡浜、西側は大分市、臼杵市の光害が地上付近では見られますが、撮影にあたり大きな影響はありませんでした。
4. あとがき
天体撮影記 第208夜はせと風の丘パークからでした。この場所は今では風車が撤去されており、完全な360度の風景となっていますが、調べてみたら一応風車は新しいものを建てる予定があるとの記載も見受けられます。
風車があれば前景として冬の星座との組み合わせられたかもしれませんが、無いものは仕方ないですね。
それとこの場所は夏の天の川の撮影もできそうなので、来年あたり再度訪れてみたいと思っています。ただ、結構遠いんですよね佐田岬って…。
5. 勝手に撮影地評価
撮影地の環境:☆☆☆☆
空の暗さ:☆☆☆☆
トイレは展望デッキから離れたところに有ります。自動販売機類はないので、事前購入が必要
360度の展望が広がっているおり、空も暗いため流星群観測には非常に向いている場所
ただ、風が強い日が多いので、防寒対策はしっかりとしたものが必要になります。
6. 使用機材




