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【天体撮影記 流星群編】 2024年 ペルセウス座流星群撮影

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目次

 

1. 前置き

2024年のペルセウス座流星群は、夜半前に月も沈み極大時間も23時頃と条件が良い年でした。また、全国的にも晴れの地域が多く、お盆休みともあって多くの人が観測出来たのではないでしょうか。

また、北海道では低緯度オーロラとペルセウス座流星群のコラボも撮影出来たみたいです。(羨ましい…。)

さて、2018年~2020年までは毎年ペルセウス座流星群を撮影していたのですが、中々機会画合わなくて今回は4年ぶりの撮影となります。

しかしながら、極大日の8/12,13日は仕事があり、ピーク時前の8/10,11日での撮影記録となります。

starryheavens.hatenadiary.jp

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2. ペルセウス座流星群について

ペルセウス座流星群は相当古くから観測されている流星群で「しぶんぎ座流星群」、「ふたご座流星群」に並ぶ三大流星群の一つとして数えられている。極大期には一時間に30個から60個の流星が出現して、明るい火球が多く楽しめる流星群となっています

流星の元を出す母彗星は周期133年のスイフト•タットル彗星と指摘されています。

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ペルセウス座付近を撮影した写真になります。ペルセウス座を探す指標としては、北の夜空に浮かぶカシオペア座をWを見つけるのが一番です。

一方で、放射点から流星が流れるように見えますが、放射点に近いほど流れる流星は短いため、個人的には放射点の反対側を寝転びながら観測するのをおすすめしています。

3. 2024年の三大流星群 ペルセウス座流星群

極大日2日前のペルセウス座流星群撮影でしたが、結構活発的で目視でも多くの流星を見ることが出来ました。

ちなみに今回の撮影地は愛媛県瓶ヶ森というところになります。(天体撮影記としてまた後日公開します。)

撮影機材はタイムラプス撮影として動かしていたZ7Ⅱ+Z14-24mm F2.8になります。

まだ、月が残っており月明かりがある中でもはっきりと天の川が見える場所です。

天の川の左に緑色の流星が見えますが、ペルセウス座流星群のものだと思われます。

続いてこちらは目視でもはっきりと捉えられた流星です。ペルセウス座流星群の特徴として、流星経路が緑から白色に変わる特徴があります。色合い的にネギみたいな感じなんですよね。

ただ、こちらはペルセウス座流星群放射点からの経路を考えると散在流星かもしれません。

天の川が沈んでしまい少し寂しい夜空にペルセウス座流星群の流星が夜空を彩ります。

こちらもそこそこ大きい流星になります。

一晩の撮影ですが、今回は比較的流星経路が長い流星写真を選んで公開しています。細かいのを含めると一晩で結構な枚数のペルセウス座流星群の流星を捉えることが出来ていました。

夜明け前になると、人工衛星の光跡に混じってペルセウス座流星群が写ります。ちょっと話がそれますが、一昔前に比べるとかなり人工衛星の数が増えましたよね…。日が落ちた後や夜明け前に夜空を撮影すると人工衛星の光跡で埋め尽くされるような感じになってしまいます…。

夜明け前、薄明の夜空に輝く一閃の流星

 

4. あとがき

2024年のペルセウス座流星軍は極大日前ににも関わらず多くの流星が夜空を彩っていました。

正直なところ、極大日前なのでまあ、少し撮れていたらいいかなと思い撮影していましたが、ここまではっきりした流星が多く撮れているとは思ってもいませんでした。特にペルセウス座流星群ではないかもしれませんが、2枚目の天の川と流星の写真は個人的にはお気に入りです。

年間の三大流星群であるしぶんぎ座流星群ペルセウス座流星群が終わり残るは12月のふたご座流星群になります。

ただ、ふたご座流星群は月明かりの条件が悪く今年の撮影はちょっと厳しいかもしれません。

5. 撮影機材