カメラと星景写真の日々

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【天体撮影記 第112夜】 愛媛・高知県 四国カルストで四国の星空の凄さを味わう

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1. まえがき

石鎚山登山の後、もう一日だけ休日があったので日本三大カルストの一つである四国カルストを訪れてきた。四国カルストについても人生で一回は訪れてみたいところの一つの場所でした。ただ、四国カルスト愛媛県高知県の県境の山深いところにある場所でほぼ秘境といっても差支えないぐらいなので中々に訪れる場所ではない。

特に四国は高速道路等などがあまりないので交通の便がかなり悪いし、自家用車を持っていない限りは恐らく訪れることは容易いところではないと思う。

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しかし、その分周りに目立った光害がなく、標高も1400mと高いので素晴らしい風景や星空を見ることができる。

 

2. 四国カルストについて 

四国カルストは、愛媛県高知県との県境にある日本三大カルスト(山口県秋吉台、福岡県の平尾台)の一つで、標高は1400mほどと高い位置にある。

カルスト内の白い岩は石灰岩で、緑の草原とのコントラストが素晴らしい景色を生み出している。

四国カルストには牧場や姫鶴平キャンプ場などもあってトイレ等や駐車場の設備が備えられているので安心して星空を見ることができる。

一方で、コンビニ等が周辺に全くないのであらかじめ買い物をしていかないといけない。

 

2. 四国カルストの空の暗さ

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(Light pollution map)

石鎚山の空の暗さを超える、0.16というとてつもない暗さを誇る。夏の天の川の時期だと星が落ちてくるような感覚を味わえる空の暗さだと思う。また、周辺に目立つ光害がある街がないのでほぼ四方八方で満点の星空を見ることができる場所だ。

 

3. 四国カルストで四国の星空の凄さを味わう

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四国カルストについてた直後は清々しい澄んだ青空が広がっていた。

もう青のペンキを空にぶち撒けたような青空

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本当に綺麗なところで夢中になって写真を撮っていた。

自分は写真を撮るよりもこの一瞬一瞬を過ごせることを大事にしたい。最近はどうも写真優先に行動してるが実際はこうした色々なところを回ることが好きなんだと改めて実感できた。

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オートキャンプ場もこの日は賑わっていた。それはそうだこの天気ならキャンプ飯やお酒も進むだろう。

車にテントでも積んでくるべきだったと今更後悔しても遅いが、また来よう。

 

この後、夕方になり四国カルストは雲に包まれる。前日の石鎚山登山と撮影の疲れがあまりに残っていたのか、車の中で深い眠りに落ちる。

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深夜の2時にようやく目が覚め、車の外に出るとそこには星が降ってくるような感覚に陥る星空があった。

既に冬の大三角形はだいぶあがっていて、昇るオリオン座との構図は逃してしまったがそれでもこの星空を眺めているだけでも十分だ。

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四国の星空撮影スポットでもあるのでちらほらと他の撮影者も見られたが、その数は少なかった。淡い冬の天の川も綺麗に写っている。

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冬のダイヤモンドと黄道光のクロス。肉眼でも黄道光を見ることができたということは四国カルストの星空はとてつもなく暗いということだ。

しかし、Kenkoのソフトフィルターはやはり周辺が流れてしまう…。ちょっと失敗したな、やはりLeeのソフトフィルターを切り取って後玉に配置した方が良かったかもしれない。

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ガスは多いものの星空キャンピングはいいなぁ。でも結局自分は元気だったら夜通し撮影してしまう。キャンプするときはカメラ置いていかないとな。でも置いて行くと後悔しそうで結局持って行ってしまう。

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ガスが多くて、キャンプ場や建物光が拡散していた中での撮影だが、これガスがなければ種子島に匹敵するレベルの星空ではないかと思う。

今回は冬の天の川という淡い天の川だが、ここで見る夏の天の川はどこまで濃く見えるのか本当に気になる。

 

 

4. あとがき

四国カルストの星空は、本当に暗く、美しい星空が拡がっていました。四国は光害が少ないある意味で秘境とも呼べる場所が多いです。

 

四国カルストの夏の天の川にも是非ともトライしたいけど九州から遠い!船使っても6時間以上はかかる!けどまた行きたい!

 

5. 勝手に撮影地ランキング

撮影地の環境:☆☆☆☆☆

空の暗さ:☆☆☆☆☆

車がないと行けないけど四国訪れたら絶対に行って欲しい場所の一つです。トイレや自動販売機等もありますが、コンビニが近くに全くないので注意。後、四国カルストまで上がる国道が酷道です笑

それと夜間の撮影は車とかに注意が必要です。