新年明けてからも寒い日が続いて、遂にインフルエンザ大流行の警報も出されました。
健康で大事なのは風邪にも負けない体力と食べ物!そこで、今回は体力作りができる登山とそして山頂で熱々の鍋焼きうどん食べられるという丹沢の「鍋割山」に登山してきました。
と、ヤマノススメ11巻でも登場する山なので一応聖地巡礼も兼ねて
ちなみに新年明けの初登山は、八ヶ岳の「蓼科山」に登ってきましたが天候が悪くてイマイチ消化不良気味なところがあったのもあり冬晴れしやすい丹沢を選んだってのもあります。
- 1. 今回の登山コースと記録について
- 2. 「鍋割山」登山記!
- 3. いよいよ待ちに待った鍋焼きうどんを食す!
- 4. 塔ノ岳へ向かう!
- 5. 表丹沢最高峰の塔ノ岳へ
- 6. 大倉尾根 バカ尾根を下る!
- 7. 今回持っていった機材
1. 今回の登山コースと記録について
今回の登山コースは、 「秦野ビジターセンター~二俣~後沢乗越~鍋割山荘~塔ノ岳~秦野ビジターセンター」になります。本来だと鍋割山荘から折り返しで秦野ビジターセンターに戻るのが一般的ですが今回は体力作りも兼ねているので塔ノ岳から大倉尾根(
通称バカ尾根) を下っていき秦野ビジターセンターに戻ってきました。
登山始めの記録が中途半端なのは最初に他の登山客にのこのこついていったせいでバカ尾根に入ってそこから再び戻ったせいです。それにしても鍋割山の登山口は非常にわかりにくい...。
【日時】1月19日
【天候】晴
【山頂気温】3度
【活動時間】 7時間29分
【活動距離】17.2 km
【高低差】 1200m
今回の登山で掛かった費用
駐車場代:800円
スタート時点での標高は324mで鍋割山の標高は1273mなので標高差が約950mで片道でも7kmあります。丹沢は登山初心者向けとも言われているみたいですが標高差と距離考えるとそこそこキツイ山なんですよね。初心者向けと書かれているので結構軽装な装備で登られる人も多いので遭難事故も多発しています。
丹沢山地の南部にある標高が1273mの山で晴れた日には富士山が綺麗に見える山です。コースとしては、秦野ビジターセンターから二俣~後沢乗越を経て鍋割山に行くルートが一般的。
2. 「鍋割山」登山記!
マイカーで来たので今回はこの「大倉駐車場」に車を停めました。
車は40台ほど止められそうな感じです。平日の最大料金は500円で休日は800円なので他の登山口の駐車場に比べるとかなりお安い方かもしれません。また、24時間営業なので早朝から停めることができます。7時半到着でしたが残り3台だったので8時前には休日だと満車になる可能性があります。
もう一つの駐車場としては、秦野ビジターセンターの裏の駐車場は8時オープンになります。冬だと日没時間が早いので出発を早くして「大倉駐車場」に停めた方がいいと思います。
秦野ビジターセンタ前
電車からバスだとこの前に到着します。トイレとコンビニがあるので何か足りないものがありましたらここで補充していくのがベスト!
秦野ビジターセンタからの登山客の多くが大倉尾根経由で塔ノ岳へと向かうのでそれについていくと間違って大倉尾根に入ってしまいます。
こちらは大倉尾根入り口
しばらく歩いて地図を見て間違いに気づき速攻で引き返えしました。
まあ、大倉尾根からも「鍋割山」へ行けるのですがそうなると着くのがお昼過ぎになり鍋焼きうどんがなくなる可能性があるので要注意
本当の「鍋割山」への入り口はこっちですが、いささかわかりにくいところにあります。
しばらく進むと鹿防止用のネットをくぐります。ここから3km以上の林道歩き!
北アルプスの横尾までの林道歩きに比べたら楽ですが単調な林道歩きのソロはちょいとつまらない。
車では二俣での林道は関係者以外立ち入り禁止となっていて、ゲートで林道が塞がれているので無理やり入ることもできません。
緩やかな林道が続く。杉林は雰囲気は暗いのであまり好きじゃないんですよね。
途中沢を超えるところもあるので大雨の時は増水して渡るのは少々注意が必要そうですね。
二俣に到着!大倉から4.0kmも!長い…!
沢へかかる橋がありますが冬場で雨が少なければ橋を使わずに渡河できました。
少し進むとやや開けた場所に木々も杉林から広葉樹林帯に変わって来ました。冬場の紅葉樹林帯は葉っぱがない分、空が綺麗に見えます。
「鍋割山」への本格的な登山道はここからがスタートになります。
「鍋割山」名物のペットボトルに入った水の歩荷になります。「鍋割山荘」は山頂にある小屋なので水場がなくさらに鍋焼きうどんで水を多く使うので用意されているそうです。
水の歩荷は完全なボランティアですが、体力作りも兼ねて2Lの水を持っていきました。ちなみに「ヤマノススメ」のあおいちゃんは4Lを持って登っていたのですが
4Lってこれですからね…登山バックに入れるのも大変上がって持つのも大変なのでよく持っていったかと…。
ちなみに林道までは楽な道なので体力余って「よっしゃー余裕だぜ」って感じで重いのを選んで持っていくとここから傾斜がきつくなるので間違いなく後悔します。なので、あくまで自分の体力に自信がある人がボランティアで持っていくのがいいと思います。
登山道始まって初っ端が沢伝いで登っていきますがちょいと不安になる道
そこから杉林へと入っていきます。
しばらく登ると
スタートから1時間40分で「後沢乗越」に到着。コースタイムは2時間30分なので結構早く到着しました。が、ここからは尾根伝いにずっーと「鍋割山」に登っていきますのでなかなか大変です。ただし、尾根伝いなので少し展望は良くなって来ます。
尾根伝いから少しもくもくしてる雲が見えます方角的に箱根の「大涌谷」だと思います。「大涌谷」の火山性の水蒸気の雲も見えるんですね。
登っていくけどうーむなかなか辛い。登りは苦手なので(登山してる人が言うべきか…)相当ペースが落ちている。結構抜かされていきます。まあ、のんびりといきましょう。
登山客は「大倉尾根」に向かった人と比べると5分の2ぐらいしかいませんでした。
段々と標高を上げていくと富士山のてっぺんがちらっと見えて来ます!
それで木道が出て来て
この鍋割山まで800mという標識が出て来たらもう少し!ここからの登りはそんなにきつくありません。
最後の階段でソーラーパネルが見えて来ます。
「鍋割山荘」に着いた!!到着時間は11:26で2時間51分で到着。コースタイムは3時間50分なので1時間ほど早く着いています。
3. いよいよ待ちに待った鍋焼きうどんを食す!
早速、名物「鍋焼きうどん」を購入します。
荷物は歩荷した水と貴重品以外は外において頼みに行きます。
鍋焼きうどんのお値段は「1200円」です。ってあれ?事前情報だと確か「1000円」だったはずなので値上がりしてる?周りの話に聞き耳を立てていると昔よりボリュームが増えたとかいってたのでボリューム分値上がりしたのか、それともここ最近の物価の上昇の影響を受けたとかですかね?
注文方法はカウンターにある紙に名前(カタカナ)と個数を書きます。代金はうどんができた時に名前が呼ばれますのでその時に支払います。
というわけで鍋焼きうどんを食します。
ちなみに鍋焼きうどんは下の写真を撮影した後満足して肝心の中身について写真を撮っていなかったので近くの人にお願いして撮らせてもらいました。(ありがとうございました)
青空の下、富士山を見ながら食べる鍋焼きうどんは最高でした…。(片腕プルプルしながら撮影しています。)
鍋焼きうどんは一応売り切れもあるみたいで12時半ごろには後少ししかないみたいな話も出ていたのでなるべく早めに到着しないと食べられない可能性もあります。
冬晴れの深い青が続く、富士山の奥に雪を纏った南アルプスの山々が見える。
山頂標識は山荘からすぐのところにある、手前の木々で遮られて富士山と一緒に撮影はできないのがちょっと残念。
反対側にも開けた場所があります。ここからは相模湾、秦野、箱根の山や江ノ島も見れます。夜だとここからの夜景は綺麗そうですね〜。
山頂気温は3度
風があまりないのと日差しがあったので体感温度してはもうちょい高いと思う。
トイレは緑色の小屋に、チップ制で「100円」
4. 塔ノ岳へ向かう!
今回はトレーニングも兼ねているのでこのまま「塔ノ岳」のピークを取って「大倉尾根」へと下って行きます。
「塔ノ岳」までは2.8 kmでコースタイムは1時間半です。ちなみに冬だと日没早いので無理してこの縦走ルートを選ばない方が無難です。
ちなみに「鍋割山」の標高が1273mで「塔ノ岳」が1491mなので218m更に登ります。
木々の隙間からちらっと「塔ノ岳」 が見えます。尾根伝いを進むのでそこまできつくはありませんがアップダウンは少々あるので地味にきついです。
丹沢の山々を見る。写真の山は丹沢最高峰の「蛭ヶ岳」かな?
「蛭ヶ岳」もいつかは登ってみたいがコースタイムは片道でも最短で5時間とアルプスの山々に匹敵するほどの時間がかかる。
そう言えば、丹沢から天の川撮影をするとなると「蛭ヶ岳」まで行けば撮影できそうだ。ちなみに「塔ノ岳」からの天の川撮影の作例もあるが街明かりを考えると雲海で町灯りが遮られていないと通常の撮影では天の川を写し撮るのは難しいかもしれない。
山の裏手には雪が残っていた。しかし、ここ最近は全く雪が降っていないので積雪量としては相当少ない。
しばらく歩くと「鍋割山」と「富士山」が見えます。鍋割山の名称は鍋を半分に割ったように見えるからとありますが、確かにそう言われるとそう見えなくない。
もう一枚は大倉尾根側を撮影したもの、「塔ノ岳」登頂後は大倉尾根を下山していきます。
途中登山道整備の資材が置いてありました。流石にこれを歩荷するのは無理なのでヘリで運んでいるみたい
「大倉尾根」との合流地点「金冷シ(きんれいし)」に到着。珍しい読み方だと思い調べて見たところなるほどと
簡単に言うと「肝を冷やす場所」との意味合いを持つが「金冷シ(きんれいし)」付近は特に怖い肝を冷やすような箇所はない。
「金冷シ(きんれいし)」を過ぎたあとは30分ほどで「塔ノ岳」に到着する。
5. 表丹沢最高峰の塔ノ岳へ
標識のところにはアヒルが三体も置かれていた。
2018年に訪れた時は置いてなかったので誰か置いて行ったのかな?
ヤビツ峠の縦走ルートは昨年の5月に歩いている。こちらもなかなか大変だった。
しかし、こうしてみると新緑の時期とは大違いでものすごい殺風景になっている。雪は降り積もれば美しい雪山の景色が広がるけどやはり何もないとちょっと寂しい。
ハンググライダーが何回も「塔ノ岳」の上を飛んでいたので富士山と一緒に撮影した写真で今回の登山でお気に入り。
6. 大倉尾根 バカ尾根を下る!
「塔ノ岳」でちょっと休憩したあとは大倉尾根を降って行きます。
道中にちょっとした残雪がありました。ここ最近は関東平野は晴れていることが多いですが、南岸低気圧が通ると大雪になる場合があるので前日もしくは何日か前に雪が降った場合は軽アイゼンを持っていた方がいいと思います。
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値段もそんなに高くないのと重くはないので丹沢といえども保険として用意しておくと安心です。
道中のやせ尾根で崖崩れの場所もありました。結構大規模な崩れ具合
バカ尾根を下って行きましたがこれは…登りでは使いたくないですね…。まだ、「鍋割山」経由で塔ノ岳へ向かった方がましです。でも距離的にはバカ尾根の方が塔ノ岳へは最短か…。
名物の「丹沢クリステル」がお迎えして今回の「鍋割山」〜「塔ノ岳」の縦走登山はおしまいです。登りもあるし、距離もあるのでなかなかいいトレーニングになりました。
ただ、初心者は丹沢へは冬に登るのはやめておいた方がいいかもです。日没も早いし万が一雪が積もっていてアイゼン等がなく足を滑らせたら遭難します。それに低山は道迷いがしやすいのでもし登るとしても早朝出発とヘッドライトや非常食を確実に持って行ってください。
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それと万が一足を捻った等で動けなくて夜を過ごす場合にも備えてエマージェンシーシート等も用意しておくのがベストです。
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あと非常食はゼリーがオススメ!
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ここら辺はそこまで荷物にならないので是非購入しておいてほしいものです。
7. 今回持っていった機材
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今回はEOS RとG1X MarkⅢの組み合わせです。この組み合わせが最強でしたが唯一の悩みがRFレンズで広角がないこと…なので今あるシグマ14-24mmF2.8を装備しなければならいので大きな軽量化には至っていません。RFの広角レンズの発表が待ち遠しいです。