1. 前書き
山仲間からお誘いで阿蘇五岳(中岳、高岳、根子岳、烏帽子岳、杵島岳)の一つ根子岳(1433m)に登ってきました。
今回の根子岳は登りのコースタイムが1時間半ほどで写真も特に撮りたいなぁーって思う所が所々しかなかったので本当に簡単な紹介程度になるかと思います。
ただ、九州の山も結構面白い山があるって知って貰えれば幸いです。
写真だと根子岳の形がかっこいいので登って撮るより富士山みたいに山容全体を被写体にした方がかっこいい山だと思います。
2. 根子岳について
根子岳は阿蘇五岳(中岳、高岳、根子岳、烏帽子岳、杵島岳)の一つになります。
山容のギザギザは阿蘇五岳の中で誰が一番高くなれるか競っていた中で最高峰の高岳を追い抜いたけどそれは鬼に竹田からの土を運ばせて標高を稼いだ(鬼を阿蘇の国で自由に暴れされるかわりに)そのことに対して神様が怒って根子岳の頭を何度も叩いたことで根子岳の山容になったという阿蘇伝説があります。この類の話は八ヶ岳と富士山も似たような伝説があるので面白いですね。
日本百名山である阿蘇の高岳がよく登られていて阿蘇五岳の根子岳にはあまり登ってる人は少ないようです。また、標高は1,433mの天狗峰になりますが、残念ながら最高峰はロッククライミングの技術がないと登れません。そのため、通常の登山者は、三角点がある東峰(標高1,408.1m)が最高峰となります。標高1,433mの天狗峰までの縦走コースが途中あるのですが崩落が激しいとのことで縦走は一応禁止とされています。
コースは、根子岳大戸尾根登山口と大戸ノ口峠登山口駐車場の二箇所があります。
根子岳大戸尾根登山口は上りのコースタイムが1時間40分、下りが1時間10分になります。
大戸ノ口峠登山口駐車場は上りのコースタイムが1時間、下りが40分になので根子岳大戸尾根登山口よりも大戸ノ口峠登山口の方がサクッと登れます。が、その分急登なのでちょっときついと思われます。
3. 根子岳登山記録
今回はすみませんYAMAPで上手く記録することが出来なかったために上りのみとなっています。
【日時】2019年11月9日
【天候】晴れときどき曇り
【山頂気温】16度ぐらい
【活動時間】 3時間29分
【活動距離】3.6 km
【登山で掛かった費用】
駐車場代:0円
今回のスタート場所は根子岳大戸尾根登山口からになります。根子岳の東峰までは1時間20分ほどかかりました。コースタイムは1時間40分なので20分ほど早く到着することができました。
根子岳の大戸尾根は尾根伝いにひたすら登りが続くが比較的緩やかに標高が上がっていくので登りやすいですが、眺めは山頂近くまで行かないと良くならないので写真撮影向きではなく登山メインの山だと感じました。
4. 根子岳登山記
根子岳大戸尾根登山口の駐車場は車が10台ほど停められるようになっているが、コンクリートや砂利道ではなくでっかい石がごろごろと転がっている駐車場なのでちょっと間違えたらタイヤがパンクしそうなぐらい荒れている駐車場だ。また、SUVなどの車高の高い車なら問題ないが、車高が低いと車の下を擦ってしまう恐れがある。なので、レンタカーなどで無理して駐車場に止めない方がいいかもしれない。
登山口はこの正面に見えるゲートで、隣は牧場なので牛を見ながら入っていく。
登山口からは舗装された道を歩いていく。何故か駐車場は舗装されずにこの道はコンクリートで舗装されているのは少し謎なところだ。
上の写真の目の前に見えるのが根子岳の最高峰である天狗峰。ロッククライミング技術があれば山頂までたどり着けることができる。ネットで検索かけるとロッククライミング記録が結構出てくる。
避難小屋の隣にあるポスト登山届けを提出する。ちなみに正規の登山道はこの右から小屋の上を通っていくので迷わないように注意
山頂まではひたすら尾根を進んでいくのでほとんど写真を撮らなかった。そのため、登山記単独の記事だと写真量少ないので天体撮影記も合わせている。
というか登山記については最近検索でYAMAPが引っかかって個人ブログは見られてないような気がしなくもないんだよね。
特に速報性としてはYAMAPが優秀すぎるので…あとUIとかも使いやすいしね。
山頂近くになると徐々に展望が開けてくる。登り始めは青空が広がっていたが雲がむくむくと湧いてきていた。
紅葉は一週間前ぐらいがピークっぽい感じでだいぶ散っていたが、それでも赤色、黄色と綺麗な風景が広がっていた。
この尾根を登ってきた。今回はPhotoshopのクリエティブモードを使ってみたけどうーん小洒落た写真になる。
それにしても根子岳の山容は本当にかっこいいね。
九州の山頂って温度計置いてあることが多い気がする。
山頂からの眺め
根子岳の山容だけなら山頂よりも少し場所からの方がかっこよく撮れるけど山頂からは阿蘇山と根子岳を組み合わせることができる。
この日の阿蘇山も相変わらず噴煙を出しています。幸いなことに風向き的には火山灰の影響を受けない登山でしたがそれでも少しばかり火山灰が降ってきていました。
こんな中でのレンズ交換とかだと火山灰がセンサーに付いたりするかもしれないので非常に怖いですね。
クリエイティブモードでちょっとかっこよく!出発時間が11時からだったのでやや逆光気味です。写真を撮るなら朝早くからの方が順光になるので次回訪れる時は朝早で狙いたいですね。
根子岳東峰から天狗峰は途中までの縦走ルートでいけるところまで近づいてみてみました。ただ、写真的には天狗峰に近づくよりかは少し離れた位置から撮影した方がやはり良さそうです。
根子岳の谷に落ちる陽光と紅葉
山頂での撮影とお昼を楽しんだ後は40分ほどで下山しました。
根子岳は撮影というよりも登山のトレーニングの山として最適です。撮影なら根子岳の山容を狙っていきたいですね。
下山後は露天風呂から根子岳と阿蘇山が見える月廻り温泉館に行きました。
5. あとがき
今回は阿蘇五岳の一つである根子岳に登りましたが、次回は深田久弥が登った阿蘇五岳の中で最も標高が高い高岳・中岳に登ってみたいと思っています。時期は冬の霧氷ができやすい季節を狙っています。また、1月下旬からは草千里に天の川が登ってくるのでそれの撮影もしてみたいですね。
しかし、九州は標高は低いけど面白い山が多いです。今後登ろうと思っているのは、宮崎県の大崩山(多分来年かな?)、福岡県と大分県の県境にある英彦山、そして長崎県の雲仙普賢岳ですかね。雲仙普賢岳は霧氷が有名と聞いたのでタイミングを狙っていきたいと思います。(12月下旬頃が良さそうかな)
それと来年のGWは天候良ければ屋久島の宮之浦岳は行きたいですね。2016年に縄文杉まで行ったのですが宮之浦岳までは行っていなかったので
そして、剱岳、黒部の下の廊下と来年チャレンジしたいと思う場所は多々あります。
しかし、当ブログは登山ブログメインではなく星景写真メインのブログなので星の方も…
阿蘇 根子岳憧憬 (風景写真books artist selection)
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6. 今回使用したカメラとレンズ
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