カメラと星景写真の日々

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【天体撮影記 第68夜+登山記】 唐松岳登山道からの風景は素晴らしく、夜の八方池はあまりに神秘的だった

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目次

 

前置き

どうもstarry heavensです。

今回はすっかり書き忘れてた北アルプス 唐松岳の天体撮影記と登山記を綴って行きたいと思います。いやもう一年近く経っているけど何か書くタイミングを逃してしまいずるずると放置してました…。

唐松岳へは涸沢カールから一週間後の2017年10月8日に訪れて来ました。この頃は登山登山していた季節

starryheavens.hatenadiary.jp

 

唐松岳とは?

唐松岳北アルプスの初心者向けの山になります。冬にスキーで使われるリフトである程度標高を稼げるのと登山道はしっかり整備されてるので登りやすい山です。また、登山途中には八方池という有名な池があって、水面に写る山々の展望はとても素晴らしいものとなっています。

ただ、初心者コースと言えども本格的な登山となるので装備や心構えなどはしっかりしないと危険です。(登山途中には霧で迷わないための目印であるケルンがあるので、霧が出やすいということ)

 

撮影スケジュールとコース紹介

目標としては唐松岳山頂へ到達からの夕焼け撮影、そして天体撮影を目的に活動しました。(天候悪くなりそうならそのまま下山)

帰りはナイトハイクして、八方池での天体撮影を計画で撮影後下山

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簡単なコースはこんな感じ。

黒菱第三リフトを使って八方池山荘→石神井ケルン→八方池→丸山ケルン→唐松岳頂上山荘→唐松岳

コースタイムは黒菱第三リフトを朝8時に出発して、八方池山荘までは4時間半ほど掛かっています。早い人は唐松岳まで4時間半ほどで行けるルートです。

 

登山記録

黒菱第三リフトから八方池まで

登山始めは黒菱第三リフトがある駐車場からスタートです。

深夜の0時ぐらいに駐車場に到着しましたが既に同じ考えの登山客の車でほぼ満車状態でした。

駐車場は無料なので、秋の紅葉時期の休日はなるべく早い時間に駐車場に入らないとすぐに埋まってしまいます。

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前日は天気が悪かったのですが、翌朝車中泊から目覚めると雲の海が広がる美しい風景が目の前に…!もうこの時は朝から大興奮です。

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秋の清々しい朝の空気に触れながらただひたすらシャッターを切っていました。

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紅葉は全盛期は少し過ぎたぐらいでしたが、それでも赤や黄色のコントラスト美しかった。

 

それでは登山開始です。

最初は黒菱第三リフトからのスタートでこのリフトの営業は6:45から始まります。

リフト券は八方黒菱ラインまでは往復1120円、片道600円となります。

今回は帰りは夜間でリフトが動いてないので片道券を購入しました。

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リフトは二回乗り換えますが途中の黒菱平雲海デッキから望む白馬三山と青空と紅葉が素晴らしかったのでここで早速撮影タイムに

 

ただの青空だけだとつまらない写真になってしまうので、こういった高層雲があるとまた違った写真になると思う。でもこればかりは狙って撮れるものでない…

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撮影タイム終了後は村営八方池山荘でトイレを済ましてからいざ唐松岳へ!

写真でも伝わると思いますが雲海が凄い!

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五龍岳方面

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唐松岳までの登山道にはケルンが4つあるがここでは霧が発生しやすく道迷いしやすいので目印のためにケルンが設けられているそうだ。

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流石に紅葉の休日ということで人が凄い。ここは大都会の中か!ってぐらいの登山客だった。

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息ケルン

息ケルンまでは黒菱第三リフトから1時間半ほどで到着しました。

最初はいきケルンって読むのかなと思っていたのですが実際には息(やすむ)ケルンと読むそうです。昭和12年に遭難した人のための供養としてこのケルンが建てられたそうです。

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白馬三山は美しい…。

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息ケルンからさらにもう一つのケルンである八方ケルンを過ぎると八方池まで後少しです。

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息ケルンから30分ほどで八方池に到着。

風がなくリフレクション撮影の条件としては最高の条件となっていた。

水面に映り込む山系、そして青空…これは一緒に一度は見ておきたい風景

八方池から唐松岳頂上山荘へ

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八方池を発ち登山道に復帰する。日頃の運動不足のせいか休憩しながらの登山

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そこから扇雪渓を抜けると丸山ケルンへたどり着く

唐松岳山頂までの道のりのおおよそ半分ちょいまで来た。ここまで難所やきつい上り坂などはほどんど無く本当に初心者向けのコースだったが、意外と道のりは長いのであまり侮れない。

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唐松岳から白馬山へ向かう途中には不帰ノ嶮(かえらずのけん)と呼ばれる登山上級者レベルの登山道

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その後もひたすら稜線沿いを雲海を見ながら登って行った。いやほんと広大な風景が見られながら登れる登山はやっぱり楽しい

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難所はないけど一応足を滑らしたら危ない所はちらほらある。

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ここまで来たら唐松山荘までもうちょいだ。

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唐松岳頂上山荘には12時ぐらいに到着した。既に山荘付近は多くの登山客で賑わっていた。基本的にはこの山荘で荷物をドロップしていき唐松岳を目指す人が多い。

それにしても到着したとき気にしていなかったがショベルカーどこから持って来たんだ…。ヘリでつり上げて来たのかな?

f:id:Starryheavens:20180623161913j:plain唐松岳

この風景を見ながら唐松岳頂上山荘で頼んだカレーを食べていましたがこれめちゃくちゃ最高だった。

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そう言えば唐松岳頂上山荘にはテント場もあるが、そのテント場は結構下った所にあるのでやや使い辛い雰囲気があった。トイレに行くときとか大変そうだ…。

さて、お昼を済ませて唐松岳に向かったが山荘からは20分ほどだった。

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頂上到達は2時30頃でここから日が落ちるまでずっと頂上にいました。

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唐松岳から唐松岳山荘方面

綺麗な青空が広がっていたがガスも昇って来て夜への不安感が若干あった。

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ゆっくりと日が落ちて行くが…

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なんど日が落ちる前に急にガスが!このまま駄目かと思ったけどこの後は

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何とか晴れてくれた。しかもガスのおかげで凄い幻想的な風景になった

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 大黒岳、五龍岳方面は夕焼けでオレンジ色に染まっていた。

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そして、日が沈む

もうちょっと焼けるかなと思ってたけど予想に反して綺麗な焼け方はしなかった

 

日が沈んだということはここからが天体撮影記のスタートだ!

 

天体撮影記 第68夜 唐松岳頂上山荘からの星空

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光害レベルは0.32なのでかなり暗い。けど意外と長野県からの光害の影響を受ける雰囲気はあった。

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日が沈んで1時間半ほど経つとそこには美しい星空が広がっていた。

手前の山が明るくなっているのは山荘からの光だ。山荘からの光を避けるなら山荘の消灯時間後に星空の観測や撮影には良いと思う。ただ、消灯後はほとんどの人が眠っているので静かな行動が求められる。

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左に見える光は街並からの明かりでもっと雲海が多ければこれらの光が遮られて更に暗い夜空となるので天体撮影には向いている。

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不帰ノ嶮(かえらずのけん)にかかるアーチ

秋なのに春の大曲線の一部が見られる、唐松岳の山頂にあるのはアルクトゥールスだ。

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しばらくすると雲海の向こうに月が昇って来た。眩しいー

月齢17.9で多分居待月(いまちつき)、つまり満月から4日後の月なので相当明るい

月明かり付近の星が見えなくなってしまうほどだ

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月が出てしまうと天の川を濃く写しとるのは難しくなってくる。

上の写真は月出後すぐに撮影したものだがまだ何とか見えるがこのまま月が上がり続けるともう撮れない。

 

唐松岳ナイトハイク下山からの神秘的な八方池へ

月が出てしまったら月の光を使わない天の川だけの天体撮影は厳しいので下山を開始した。天の川撮影だと月の光は邪魔になってしまうがナイトハイクでは月明かりというのはとても助かる存在だ。

ただ、途中でガスの中での下山となってしまった。万が一のために予備のヘッドライトやツェルトなどがあるが道迷いなどに気をつけて下山する。

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下山して八方池の近くまで到達するとガスがだんだんと撮れていきそこにはとてつなく幻想的な風景が広がっていた。

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月明かりで照らされた白馬三山とリフレクション。若干風が吹いていたので水面が波立っていたのが惜しい。ただ、人が一人もいなく音は風の吹く音だけの静寂の世界だった。

ナイトハイクは幽霊とかに会ってしまうのではないかと思うが霊感ないので全くそういった気配は感じなかった。それに月明かりがありヘッドライトも無くても良いぐらいの明るさだったので恐さはほとんどなかった。

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薄らと見える夏の大三角形、月明かりのせいで夏の大三角形の間に本来見えるはずの天の川も僅かしか見えない。 

唐松岳ナイトハイクまとめ

唐松岳のナイトハイクは難所がないのでとても楽しかったですが、遭難の恐れが高まるのと疲労とかで怪我する恐れがあるので今後もナイトハイク撮影するならば緊急時の風雨避けのツェルトや緊急時の食料を持ってなおかつ日にちにも余裕を持っていきたいと思います。

 

(ただ、緊急用の荷物を色々持ちすぎて荷物が重くなり体力が失われたら元も子もないので注意)

 

個人的には食料、水、風雨が凌げるツェルトそれと濡れた場合に備えての下着と+α防寒着があればいいかと

あと、ナイトハイクする場合はライトは予備を絶対に持っておくと安心

 

今回の撮影機材