どうもstarryheavensです。
皆さんGWは楽しみましたでしょうか?
今年は去年と違ってゴールデンウィーク中は満月期ということで天体撮影旅行には出掛けずにのんびりと家で過ごしていました。
けど、流石に3日以外のGW中の天気が良かったので、ふと思い立って前々から気になっていた丹沢山系での稜線歩きに行って来ました。
本当は最初丹沢山系ではなく木曽駒ヶ岳で最期の雪山登山をする予定だったのですが、天気予報見ると暴風でなおかつ天候も快晴ってわけじゃなさそうだったので急遽前日に丹沢山系の稜線歩きに変更に!
丹沢山系は個人的に北アルプスとかと違って風景とかが微妙かなと勝手に思っていましたが実際に歩いてみると意外と良いコースで稜線歩きも結構楽しめるコースでした。
ちなみに登山は2月から3ヶ月ぶりで身体がめちゃくちゃ鈍っていました。
目次
ヤビツ峠から登山口まで
ヤビツ峠へはマイカーで午前7:30に到着するように出発したんですが、既に駐車場は満杯に近い状態でした。(GWは午前7時代に到着だとだいぶ遅いかも)
マイカー以外の交通手段としては、小田急線の秦野駅からバスが出ていてだいたい50分ほどでヤビツ峠に到着出来るみたいです。運賃は470円。
詳し事は下記記事がわかりやすかったです。
個人的にはヤビツ峠は道自体狭いので走り屋やサイクリングの人が多く事故の可能性が高いので秦野駅とかに車を置いてそこからバスを使ってヤビツ峠に向かった方がオススメです。
ヤビツ峠の駐車場から、三ノ塔や塔ノ岳へと向かう登山口までは、駐車場がないので1.6kmほどの車道を歩いて向かいます。(路駐している車もありましたが、取り締まりや盗難とかに合う可能性があるのでリスクはあります。)
この日は快晴で雲一つなく、清々しい朝の陽気の中車道を歩けました。
1.6kmなので早歩きで歩けば20分ほどで登山口まで行けますが、ゆったりペースだと30分近くかかるかも。
登山口手前のトイレ、チップ制で確か50円か100円だったはず。
他のブログでもこの登山口の写真は良く登場しています。
ちなみにタクシーだとこの登山口まで運んでもらえるので行きはタクシー帰りはバスってのが一番楽かも?
ここから塔ノ岳まで、6.2 kmでヤビツ峠からだと7.8 km。往復するとなると15.6 kmと意外とコース的には長い。
といっても基本的にはヤビツ峠から塔ノ岳へ行って再びヤビツ峠に戻ってくる登山者はそこまで多くはなく、だいたいはヤビツ峠から塔ノ岳を経由して馬鹿尾根と呼ばれる大倉尾根を下っていくパターンが一般的みたいです。
馬鹿尾根から塔ノ岳を目指すとひたすらの登りでなおかつ塔ノ岳との標高差が1200 mほどもあるので正直かなりきついと思います。
(漫画ヤマノススメのルートは大倉尾根から塔ノ岳へと向かっていくルート)
ヤビツ峠は761 mの標高があるので、塔ノ岳との標高差はだいたい700 mほどの標高差がありますが大倉尾根よりは標高差が少ないので登りは楽だと思います。ただし、歩く距離は大倉尾根が7kmなのでなのでわずかに短い。
それでも、眺め的にはヤビツ峠から三ノ塔経由して塔ノ岳を歩いた方が稜線歩きも出来て眺めもいいので個人的にはヤビツ峠からのルートをオススメしたいです。
あと、意外とヤビツ峠ルートは人が少ないようにも感じました。
ちなみに秦野市観光協会だとこのコースは表尾根縦走コースと呼ばれているみたいです。上のサイトで紹介されているのはヤビツ峠から大倉尾根を下っていくパターン。
全行程歩行距離が14.3 kmで全行程歩行時間7時間と一日がかり
登山口から三ノ塔へ
さて続きを、先ほどのトイレから100 mほど林道を登ると登山口に到着します。
ここから三ノ塔までは2.0 kmでコースタイム的には1時間ほど
この登山口の入り口を登っていくとまた林道に出ます。
塔ノ岳方面は登山口を左折して15 mほど先にある赤丸の部分に再び登山口があるのでそこから三ノ塔へ向かいます。
赤丸部分の登山口
新緑溢れる青空の下の登山は、本当に気持ちいい…。
他のブログの記事を見てると春のかなり早い方や冬の始めの葉っぱが散っている時の登山記をよく見る。葉っぱが散っていた方が眺めはいいけど個人的には新緑の中を歩くのが一番気持ちいい登山だと思っている。
しばらく登っていくと一気に視界が開ける場所が出てくる。ここからの眺めもなかなか抜群。
遠くに江ノ島、三浦半島が見える。ただ、今回は快晴だけど霞があるので条件としてはどうも微妙だ。前日は気温が低く空気が澄んでいたが、どうも気温が上がるとすぐに霞が出てしまう。
ツツジ?と青空
45分ぐらい歩くと二ノ塔に到着、二ノ塔からの展望はそこまで良くないので取り急ぎ三ノ塔へ
ここから三ノ塔までは15分ぐらいなのと、上の写真のように三ノ塔の避難小屋が目に入るので気分的には楽になる。 ただ、尾根を一旦下って再び登りがある。
三ノ塔へ向かう途中に富士山が見られる。
富士山側は霞が少なく比較的はっきり見えた。霞のせいで富士山が見えないってことを恐れていたけどそこまでではなくてほっとした
三ノ塔へ
三ノ塔まで後少し、目の前に見えるのはトイレでわりと新設されたっぽい感じがした。
三ノ塔からの富士山展望
青空と新緑、そして富士山と最高の眺めだった。若々しい薄緑は新緑で、濃い緑は花粉症の憎い敵の杉林。
塔ノ岳へわざわざ行かずに三ノ塔だけでも綺麗な景色が見れるのでハイキングとして三ノ塔までしか行かないってのも充分にありだと思う。
実際のところ自分も最初の目的は三ノ塔までだった。
ただ、三ノ塔から塔ノ岳が見えてしまってなおかつまだ午前9時だったので「これ塔ノ岳まで行っちゃう?」ってな感じで脳内で迷いつつ天候悪化の恐れもないのでそのまま塔ノ岳へ向かってしまいました。
いや本来は三ノ塔で富士山撮っておしまいの予定でしたがあまりに物足らなさを感じていたのもあります。(三ノ塔までは登山じゃなくてハイキング…)
三ノ塔から塔ノ岳へ
三ノ塔から塔ノ岳までは、三ノ塔→鳥尾山→新大日茶屋→木ノ又茶屋→塔ノ岳と約4 kmほどある。コースタイムとしては2時間ほど
三ノ塔→鳥尾山は一旦尾根を100 mほど下らないといけなくそこからまた登りなので少々だるい
そこからも尾根を登ったり下ったりと意外と足に来る。
帰りに三ノ塔までは再びこの登りを登んないと行けないと考えると気が重くなる…。
ここから鳥尾山へはすぐに到着出来る。一応コースタイムは40分だが20分ほどで到着できた。
鳥尾山には山小屋がありかき氷を売っている。けど、この日は確かに気温が高かったが稜線には心地いい風が吹いていて止まっていると半袖だと少々寒かったのでスルーした。(真夏の登山だったら多分食べていただろう)
鳥尾山の写真を撮り忘れていた…。ので、鳥尾山からコースタイムで30分ほどの行者岳へここでだいたい半分ぐらいの距離を歩いてきている。
行者岳を超えると鎖場がある(すみませんここも写真撮り忘れていました)
一応危険ポイントだが、晴れている日なら簡単に降りる事出来る。
鎖場の後も小さな橋?があってその両方は崖になっているのでここも一応注意が必要
鎖場の後新大日まで向かう途中の登りが急で結構きつい、また少しやせ尾根になっているので若干注意が必要だ。
新大日、一応茶屋っぽいのがあったがここはやっていなかった。
ここから木ノ又茶屋へと向かうコースタイムは10分なのでかなり近い
しかし、ここでトラブル発生、足が前に動かなくなってしまうシャリバテ状態に…一応朝ごはんも食べ、チョコレートも途中途中食べていたがそれでもダウン。
シャリバテについては下記記事に詳しく書かれています。
なので、一旦木之又小屋までゆっくりとした足取りで辿り付き早めの昼食を取りつつ休憩した。
行動食としてお握り二つを持って来ていたが一応ここでカップラーメンも食べる事に
ご飯を食べて少し休憩すると足が動くようになり、そのまま登山再開へ
シャリバテになると遭難の可能性が高くなるので、荷物が多少重くなっても非常食とかは必ず持っていくようにしないといけない…。
木之又小屋から塔ノ岳までは800mほどの距離でコースタイムは35分ほどだが実際はそこまでかからなかった。難所も特になく比較的楽に登れた印象
塔ノ岳に到着
途中、シャリバテというトラブルもあったが何とか塔ノ岳に到着
塔ノ岳には多くの登山客で溢れ返っていた。ヤビツ峠からのルートでの登山者は多くはなかったので恐らく大倉尾根から登って来た人が大半だと思う。
山頂と富士山
雲がほぼ一つもない綺麗な山頂からの風景を楽しめた。
目の前の沢はユーシン渓谷へと続く沢
尊仏山荘で、サイダーを飲んだりした。車なのでビールは飲めないし、そもそもお酒もあまり飲まないので基本山頂ではコーラなどの炭酸飲料を飲んでいる。
山頂で飲むコーラ美味しい
風も心地よい強さで吹いていたので思わず、芝生に転がって昼寝をしてしまった。
そして、気づいたら一時間経っていた。
本当に気持ちよかったのと久々の登山でだいぶ疲れきっていたせいだけど一時間…
ここから帰りは、同じルートを歩いたので省略
しかし、帰りに県警のヘリによる救助活動を目撃しました。
場所は、鳥尾山から三ノ塔へ登る登山道。
実際に、帰りに足がクタクタな中でこの登山道は滑りやすいので捻挫や滑落の可能性は高そうだし実際に登ってみて「あ、これ足に疲労あったら滑って落ちるな」って思いました。
足が疲れていると感じたら一旦鳥尾山で小休止を取ってから、三ノ塔へ向かうのがベスト
三ノ塔からヤビツ峠は一旦二ノ塔への最期登りがあるがそこからは下りなので膝を痛めないように注意して下れば問題はない様に感じた。
しかし、最期に一番きついのはヤビツ峠へと向かう車道歩き、これが地味に長く足が疲れているので本当に辛かった…。
というわけでちょっと辛いけど景色は最高な丹沢山系の稜線歩きでした。
ちょっと辛いと言ってますが虚勢張ってます。結構きつくて翌日には筋肉痛になっていました(笑)
最期に
個人的に持っていけばよかったと後悔したもの
•ストック
いつもはストック持っていくんですがこの日は忘れてしまいストック無しで歩きましたがやはりストックあるのとないのじゃ足にかかる負担が全然違うことを実感…。間違いなく持っていた方がいいです。
使用したカメラ•レンズ
•Canon EOS 5DMarkⅢ+TAMRON 15-30mm F2.8 VC USD
Canon デジタル一眼レフカメラ EOS 5D Mark III ボディ EOS5DMK3
- 出版社/メーカー: キヤノン
- 発売日: 2012/03/22
- メディア: Camera
- クリック: 15回
- この商品を含むブログ (21件) を見る
TAMRON 大口径超広角ズームレンズ SP 15-30mm F2.8 Di VC USD ニコン用 フルサイズ対応 A012N
- 出版社/メーカー: タムロン
- 発売日: 2014/12/25
- メディア: Camera
- この商品を含むブログを見る
山頂での広角での撮影に使用。でも重いし、星を撮らない純粋な登山だと持っていかなくても良かったかも…
•G1X MarkⅢ
キヤノン PowerShot G1 X Mark III PSG1X MARKIII
- 出版社/メーカー: キヤノン
- 発売日: 2017/11/01
- メディア: エレクトロニクス
- この商品を含むブログを見る
登山行動中のカメラ。今回の記事はほとんどこのカメラを使用。
まだ、レビュー記事書いてないけど登山用カメラとしては今までで一番最強のカメラ、軽いし写りも良いしで文句無し。オリンパスシリーズのミラーレスより登山の行動記録ならG1X MarkⅢをオススメしたい。
ただ、使ってる人をほとんど見かけない。理由は新品価格で10万近いためだと思われる。
でも。高いけどほんとオススメなんですよ。登山ならこれ一台でもいいんじゃないかと最近思いつつある。