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前回:
プロローグ
人生で一回は生でオーロラを見たい、そして、写真を初めてからはオーロラを綺麗に撮影したいという夢がありました。
そんな夢を叶える為、人生で初めてオーロラを見にカナダイエローナイフへと訪れて来ました。
と、実は人生で初めてと書きましたが実際には4ヶ月前にアイスランドでオーロラツアーを見に行っていたんですが、あいにく天候不良でオーロラは雲の向こうに色がちょっとわかるぐらいしか見えていない。また、帰りの飛行機の中からも綺麗なオーロラを見る事が出来たけどオーロラを綺麗に撮影は出来ませんでした。
それとイエローナイフに行く前に参考にしたサイトや自分の経験も踏まえて今回の記事を書いてみたのでご参考になれば幸いです。
漏れとかは絶対にあるので何か知りたいこととかあればTwitterの方からご連絡お願いします。
カナダ イエローナイフまでの準備とオーロラの撮影の仕方とか色々
旅行会社
旅行会社は今回STW(エスティーワールド) さんを利用しました。
4泊5日で色々含めて248110円でしたが、自分の場合予約が遅かった事、2月の学生卒業旅行シーズンで安いの埋まっていたのでこの値段でした。あと、一人ってのもあります。
既に自分が調べたときは予約が一杯でしたがオーロラだけを見るなら15万ぐらいのツアーも出ているので意外と安いです。多分一人で色々組むよりツアー組んだ方が楽だし値段もそこまで変わらないと思います。
安さとしては阪急<STW<HIS<JTBって感じでしたね。HISとJTBはガイド付きのツアーのため高いんだと思います。
オーロラツアー会社
旅行会社が入ったツアープランに既にあるのですがカナダ イエローナイフでは
Aurora Village.なら、オーロラを逃さず観れる!!
このオーロラビレッジのツアー会社が日本の人なら安心してオーロラを観れるツアーだと思います。
日本人スタッフも何人かいますし英語ではなく日本語で何か困った時に頼れたりするのはありがたいです。
カナダ eTAについて
続いてはカナダのeTAについて
カナダ旅行入国際にはeTAってのが必要になります。前日や当日では間に合わない可能性が高いので出来れば3,4日前には登録しておきたいとところです。これに登録しておかないとカナダに入国出来ないのでeTAだけは先に登録しておいた方がいいです。
eTAの登録するためのサイトは英語で構成されていますが日本語でどういう風な手順で登録していいかが詳しく説明されてサイトがありまして、自分は下記のサイトを参考にして登録しました。
登録後1時間ちょいでeTAに承認されました。
一回eTAに承認されればパスポートに紐付けされるので特段それ以上することはありませんでした。(一応空港に行く際にはeTAの承認メールは保存しておいて持って行きましたが…)
旅程について
旅程は3回の飛行機乗り継ぎ東京成田→バンクーバー→カルガリー→イエローナイフに夜到着後その後すぐにオーロラ鑑賞をするって感じでした。他にもバンクーバー→エドモントン→イエローナイフやバンクーバーからイエローナイフ直行便もあるみたいなので詳しくツアーとかを調べた方が良さそうです。やはり成田→バンクーバ→イエローナイフってのが一番乗り継ぎが楽ですね。
ちなみに残念ながら成田→イエローナイフ直行便はないです。理由としてはイエローナイフの空港が小さいので長距離航空機などでは滑走路の距離が足りないからと思われます。
(でも、昔は日本からの直行便があったとか…?)
カナダのコンセントについて
カナダのコンセントの型は日本と同じでAタイプみたいです。が、Bタイプもあるとも調べたら書いてあったのて一応変換機もあった方が良いかもしれません。
あと、電圧は110Vで日本は100Vなので10V違います。そのためカメラの充電器の対応電圧も見ておいた方がいいです。(今のはだいたい対応してるので大丈夫だと思います。)
実際にイエローナイフのホテルは日本と同じAタイプでそのまま充電器とか使用出来ました。
イエローナイフの過ごし方
イエローナイフは2月なと気温が昼までも−20℃なので、正直いって外にでる気力は失われます。オーロラだけを見に来たのなら深夜までオーロラを見るので午前中は睡眠を取って活動は少し暖かくなった午後からのんびり町を巡るのが良いと思います。
町と行っても本当に小さな町なので歩いて気軽に回れます。(ただし冬は極寒なので外に出るだけでもかなり寒いです。)
それと旅行会社では犬ぞりツアーなどもありますのでそちらを申し込んで過ごすものありかと思います。
イエローナイフの天気
イエローナイフの天気についてなんですが、これはどこのサイトでも言われてる通り当たる時もありますが基本当てになりません。
一応日本のサイトでもイエローナイフの天気を見る事は出来るんですが、実際に現地の天気と予報は当たってませんでした。また、過去の天気も見れるんですが、過去の天気では晴れで実際はずっーと曇りのままってのもありましたので本当に予報は当てになりません。これは日本みたいにあちこちに観測所があるわけではないので予報精度がどうしても悪くなるみたいです。
自分の場合では、上のサイトの北アメリカ衛星画像を見ながら晴れるかを予想してはいました。あと、アイフォンの天気予報も意外と当たってたりしていました。
今回のカメラ装備持ち物
◎カメラ3台
メイン:EOS 5DMarkⅣ
予備機:EOS 5DMarkⅢ
サブ:Power shot G1X MarkⅢ
◎レンズ
メイン:TAMRON SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD,EF8-15mm F4L フィッシュアイ USM
サブ:Irix 15mm f/2.4
+EF24-105mmF4L IS USM
カメラ、レンズ構成としては通常の星撮り用のTAMRON SP 15-30mm F/2.8 Di VC USDと万が一壊れた時のバックアップ用レンズを準備しました。
EF8-15mm F4L フィッシュアイ USMは真上から降りてくるオーロラを円周魚眼を使って撮影したいと兼ねてから思っていました。
結局使用したのは、:TAMRON SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD,EF8-15mm F4L フィッシュアイ USMだけです。EF24-105mmF4L IS USMはPower shot G1X MarkⅢがあったので使わず…。
オーロラの撮影方法
オーロラ撮影方法について色々書こうかなと思いましたが下記サイトが詳しかったので省きます。
カナダ イエローナイフのオーロラビレッジでは三脚の貸し出しを10ドル(+保険で20ドル(故障等なければ返金))で行っています。なので、三脚が荷物になる方は現地で借りるのがいいかもしれません。10ドル払うの勿体ないと思う場合はトラベラー三脚シリーズの購入をおすすめします。(といってもトラベラー三脚シリーズも高いので借りた方がお得感はありますが今後も旅行される方等は便利なので是非)
Velbon 三脚 ウルトラロック ULTREK UT-43 6段 小型 自由雲台付 コマ止め方式 トルク調整対応 クイックシュー対応 324160
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イエローナイフ オーロラ撮影記
成田空港からバンクーバーまで
↑エアカナダなので成田のターミナル1からの出国になる。
↑出発は夜の19時からこれは日付変更線を跨ぐので出発が遅いんだと思います。
↑バンクーバ行きの搭乗口、写真がオーロラになってる!この審査が終わったあとはパスポートのチェック、こちらは一応自動ではなくて手作業で確認していました。
案内板は日本語、韓国語、中国語と多種多様な言語に対応していました。
バンクーバ→カルガリーの便でトラブル発生…
機内からの朝焼け
北に行くにつれ朝日は濃い赤色になるんだなと。本当に綺麗な朝焼けでした
そして、イエローナイフへ
↑天候は残念ながら悪い。衛星画像でもイエローナイフ上空は厚い雲に覆われていた。
この後、晴れればいいけど…
飛行機から空港のロビーまでは歩いて向かう。
いよいよ初日のオーロラツアーへ
この後雲が一気に減っていき空一面に星空とオーロラが現れた。
とても美しい…。初日で見れて本当によかった…。神は自分を見捨てなかった…。
それにしてもさっきの雲量からここまでの快晴になるとは思いもしなかった。
とりあえずこれは撮れただけでも満足だったがこの後更に美しい光景が広がってくる。
なので、自撮りしてしまった。イスはオーロラビレッジのあちこちに置いてあって自由に使えるので座りながらのんびりとオーロラを眺めることができる。
↑ティッピーとオーロラのカーテン。ティッピーが明るいので露出オーバーになってしまう。
もう初日の絶望感から一気に逆転した感じだった。
更に2回目の延長の3時過ぎに2回目のブレイクアップでオーロラビレッジの真上をオーロラが降り注ぐような形で出現した。最初は北の空にオーロラが出始めていた。
空一面を緑色のオーロラが覆った…。自分も見蕩れていたし周りは人が少なかったけど多くの歓声が聞こえた。
気を取り直して、8mmの魚眼レンズに画角を変えて真上からオーロラが降ってくる構図で撮影した。これ見るとビー玉にオーロラを閉じ込めたような構図になってるが円周魚眼レンズらしいオーロラ写真だと思う。オーロラブレイクが終わった後、上空には緑色の霧みたいな感じでオーロラが広がって来た。写真では感度を上げているせいで上の写真のように見えるって思われるかもしれないが実際に見ても地面は緑色に染まっていた。もはやオーロラビレッジの上空は、全天がオーロラに包まれるような感じでとても神秘的であった。残念ながらこの後は1時や3時のような大規模なオーロラブレイクは発生せず上の写真のような薄い感じのオーロラに包まれていた。流石に2回目の延長では人が少なく静かな中での鑑賞であった。このあとは4時の時間切れになってしまい名残惜しいがホテルへと戻った。この夜の気温はマイナス20℃だった。カメラやレンズの外観は凍っていたが特に問題なく動作はしていた。しかし、タムロン15-
イエローナイフ滞在二日目
向かう先は展望台があるところでデイズインのホテルから徒歩15分ほど
天気は昨日と打って変わって晴天だけどそのかわり放射冷却でめちゃくちゃ寒いほんと天気は快晴で綺麗な青空が広がっていた。ちなみに目的地は写真のトラックの左上にある丘が展望台になっている。途中車を見つけたらナンバーが白熊で可愛い15分後到着、この階段を登れば展望台へ既に観光客が何人かいる。一応イエローナイフの市内観光ツアーの一部にもなっていて観光バスも来ていた。眺めはこんな感じ、そこまで高くないので絶景とは言わないけどそれでもイエローナイフ市内を見渡せる。夕焼けを撮ろうかと思ったけどあまりの寒さに断念…。写真だと伝わりにくいですけどほんと肌が露出してる部分が痛くなってくる…。展望台の石碑みたいなの、写真を撮るのに夢中で何が書いてあるか読んでいなかった。 とりあえず寒いので市内に戻って夕食の買い出しをした。その途中で例の温度計を見るとマイナス20℃…。それは寒いに決まってる…。これは夜は−30℃の世界が待ってそうだ。夕食は冷凍ハンバーグと日本から持って来たカレー飯と安かったメロンの詰め合わせを買って済ませた。
2日目(最終日)のオーロラツアーへ
到着後秋の天の川とカシオペア座を構図に入れた写真を撮影。この後この場所で定点撮影に近い感じで撮影していた。
ちなみに到着後の時間は21時45分ごろ撮影したもので実はこの時写真だとわかるように地平線には既にオーロラが出ていた。(肉眼じゃ全く気づかないで後から現像中に気づいた)
ちなみに寒過ぎて30分経ったらティーピーに戻り暖を取り再び出撃するという形を取っていた。そうしないと本当に凍傷になりそうなぐらいの寒さだった。スタッフに聞いた所−33℃で体感温度は-40℃ぐらいでだった。
しばらくこの状況が続き次に変化が見られたのは23:30だった。
肉眼でもわかる様に薄らとオーロラが現れていた。緑というよりかは白で写真で撮ると虹色に見える。個人的には彗星の尾みたいに見えてこれはこれで綺麗だった。
ただ、この状況も1時間ほど続いてて今日はオーロラが弱い日だと勝手に思ってティーピーに戻って暖を取っていたところ外から歓声と共にスタッフさんが入って来て「オーロラが出てますよ!」と教えてくれて出てみると空には昨日と同じような緑色の綺麗なオーロラが出ていた。
走ってレイブンの丘へ上がると秋の天の川と交差するような緑色の美しいオーロラが出現していた。
地上が緑色に染まるほどの明るいオーロラ
先ほど薄いオーロラが出ていた位置に出ているのがよくわかる。規模的には前日の方がはるかに大規模であったがこの日は非常に明るいオーロラだった。
初日と同じようなオーロラ爆発が10分程度続いた。
北斗七星の配置をミスっている写真だけどこのときは特段気にせずにオーロラだけを撮影していた。
対角魚眼レンズを使ってのオーロラのカーテン。このときも前日と同じように天から降ってくるようなオーロラだった。
全周魚眼レンズだと更に迫力が増します。
この日は翌朝の6時の便でイエローナイフを出発するので残念ながら延長が一回までしか出来なかったのがとても悔しい…。(
これはツアー選びをミスりましたね…出来れば昼過ぎ出発の便にすれば良かったです…。
でも、正直の所これだけのオーロラを見れただけでもラッキーかもしれません。
一応オーロラビレッジでオーロラ見れる確率は3日間滞在して90%ですが全く見れない可能性も充分にありえましたしその場合だとツアー代とかがパァになるのである意味賭けみたいなもの。
エピローグ
短かったオーロラツアーも本当に名残惜しいですが、イエローナイフから日本へ
イエローナイフからエドモントンまではちょうど明け方で綺麗な朝日が見れましたが凍結防止液?が窓に付いてたためピントがどうしも風景にあわせられませんでした…。
↑エドモントンに到着
プロペラ機に乗るのは初めてでもうちょいゆったりと飛ぶ感じを想像していました加速が意外にあったのが驚きでした。
ただ、騒音はジェットエンジンの方が凄いですが、振動に関してはプロペラ機の方がややるなという感じでした。(そこまで気にはなりませんが)
この後トラブル等なくエドモントンからバンクーバ行きの飛行機も定刻通りの出発でした。
↑機内からエドモントンの住宅街を
デイアフタートゥモローみたいに町全体が雪に覆われていてこんなところに良く人が住んでるなという感想しか浮かんで来なかったです笑
このまま順調に帰宅出来て行きみたいな事が起きないかなと思っていたらそんなことなくて最後の最後でバンクーバーから成田行きの便が
オーバーブッキングの際はチケットの座席がGTEと表示されます。一応係員からも説明と同意が求められました。
ちなみに調べてみると成田〜バンクーバやバンクーバ〜成田間は結構オーバーブッキングするそうです。
参考グログ:
飛行機の座席番号がGTE。オーバーブッキングで搭乗できない可能性と座席確定までの流れ。 | とりあえずバンクーバー。
でも基本的には、飛行機に乗れるそうみたいで運が良かったらビジネスクラスにクラスチェンジするみたいです。(自分は残念ながらクラスチェンジしなかったですが…)
成田に到着した頃はちょうど夕暮れ時で気温は10℃前後とイエローナイフの-30℃を味わった後は暖かく感じました。
さて、長々とでしたがオーロラ撮影紀行でした。
アイスランドで撮れなかったオーロラのリベンジに成功しました。そして、生のオーロラを直に見た感想としては、人生で一度は見てほしい光景ですね。自分は一回じゃまだまだ物足りないので次もカナダもしくはアラスカやノルウェーでの撮影もしたいと思っています笑
あと、最後に今回の旅行で参考にしたサイトとかを紹介して行きたいと思います。
参考にしたサイト類
◎ヤムナスカのオーロラ完全ガイド
カナダ イエローナイフではなく同じくカナダ ホワイトホースのガイドの人が作ったオーロオラサイトで、オーロラの仕組みやオーロラの撮影情報とかが色々載っていますのでオーロラを見に行く前には絶対に見ておいた方が良いサイトです。
オーロラ予報というよりも太陽活動をチェックするために使いました。
また、オーロラに関しても触れられている事があるので毎日チェックしていました。
ちなみにサイト内のAE指数というのが大きくなればオーロラの活動が盛んという事です。
◎カナダ イエローナイフ オーロラ情報局
このサイトもイエローナイフ旅行についての情報が多く載っていて非常に参考になるサイトでした。
このサイトの中にあるイエローナイフ オーロラカメラもオススメです。
イエローナイフだけではないですが、カナダ旅行の注意点とかの説明がされています。
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ブログ中の円周魚眼レンズについて
ちなみに円周魚眼レンズだとフルサイズだとシグマのレンズが一番安いですがNikon、Canonだと純正品は対角魚眼と円周魚眼レンズ両方をカバーしてるので高いですが使い勝手はいいです!
SIGMA 単焦点魚眼レンズ 8mm F3.5 EX DG CIRCULAR FISHEYE キヤノン用 円周魚眼 フルサイズ対応 485276
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