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【天体撮影記 第190夜】442年ぶりの皆既月食と惑星食(天王星)の撮影

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1. 442年ぶりの皆既月食と惑星色(天王星)

starryheavens.hatenadiary.jp

ちょうど昨年の11月19日はほぼ皆既月食のような部分月食が見られましたが、今回は2022年11月8日に442年ぶりの皆既月食と惑星色(天王星)が同時に観測することが出来ました。

今回の皆既月食は食の始まりが19時16分頃から食の終わりが20時42分と86分も続く長い皆既月食です。

更に地球の影の中心近くに月が通ったため、皆既月食中の月の色は非常に綺麗な「赤胴色」になっていると感じました。

 

月食始め

上の写真だと少しわかりにくいが月の左下に小さな光の点が見えますが、これが「天王星」になります。

月食始めはまだ上の方が明るく、「赤銅色」も薄い感じとなっている。

月食最大

皆既食が最大となった19時59分頃の月。

本影の中心に近いため、白い部分のない綺麗な「赤銅色」の月となっている。

さらに左下に「天王星」があることがわかる。

月食終わり

皆既食終わりの20時42分頃の月

徐々に本影から出始め、月の明るさを取り戻していく

 

皆既月食中の惑星食(天王星)初め

442年ぶりの「天王星」の惑星食を観測と撮影が出来た。ただ、目視での観測は難しく、双眼鏡や望遠鏡を使っての観測となった。

皆既月食中の惑星食(天王星)終わり

半分ほど月が輝きを戻した後、「天王星」もようやく月から出現しました。

 

2. 次の皆既月食は?

次の皆既月食は2025年の9月8日の午前3時前と3年後で更に観測しにくい午前3時前からの月食になります。

ちなみに皆既月食中の惑星食は2235年までないそうです、なので今回は本当に貴重な天文ショーでした。

 

3. 使用機材