カメラと星景写真の日々

まだ見ぬ星景写真を求めて

カメラと星景写真の日々

YASHICA ML FISH-EYE 15mm F2.8にアダプター付けて星空(天の川)撮影してみました。

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1. まえがき

今現在、魚眼レンズは対角・円周魚眼のどちらも使えるEF8-15mm F4L USMを星空撮影に使っていますが、開放値F4では天の川撮影の場合にどうしても露出が足りなく、ISOをかなり上げての使用なのでどうしてもノイズが多くなってしまいます。

そんな中、安い中古レンズで15mm F2.8の対角レンズないかなぁって探していたらYASHICA ML FISH-EYE 15mm F2.8というレンズが転がっていたのでポチってしまいました。

2ヶ月ぐらい前の熊本県の草千里でミヤマキリシマと夏の天の川の撮影の時に使ってみたのでその感想を書いてみます。

2. YASHICA ML FISH-EYE 15mm F2.8について

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YASHICA ML FISH-EYE 15mm F2.8は、CONTAX/YASHICAマウントのレンズになります。

質量は445g,最短撮影距離0.3m,最大径75 mm×70.5 mmとなっています。赤と黄の2種類の内臓フィルターが備えられています。

発売年については不明ですが、ヤシカコンタックスマウント(C/Y)の登場が1977年頃からなので恐らくその頃に発売されたものですが、ネットでの情報が少なすぎて結局わからず仕舞いでした。

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本レンズに関しては、情報が少ないものの描写力が高い銘レンズ+レア物となっています。

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今回は、ヤシカコンタックスマウント→EFマウントのアダプターを購入してなおかつEF→RFマウントの二段階のアダプターを介してEOS Rに取り付けて撮影してみました。

3. YASHICA ML FISH-EYE 15mm F2.8にアダプター付けて星空(天の川)撮影

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(SS:25秒,ISO:6400,F2.8)

この写真を撮って家に帰ってPCで拡大して気がついたのですが、ピントが少しズレています。がEOS Rのモニターの拡大を使って合わせたはずなのでもしかするとこれが限界かも…?これ以降は本レンズを持っていくの忘れてたりしてるので、追加の写真撮れたらまたこちらに掲載します。

写りに関しては、40年以上前のレンズにも関わらず解像していると思いますが、周囲の描写に関しては流石にサジタルコマフレアや色収差が出ている感じ。ただ、サジタルコマフレアに関しては結構抑えられてるほうで、普通に使う分にはまったく支障はなさそうです。

CanonのEF15mm F2.8 USMも確かこのぐらいのサジタルコマフレアは出ていたはずですしね。

と、結局逆光下(月に対して)とかも試してないのでそれもまた追加で掲示します。

 

4. あとがき

と、短い記事になりましたが、本レンズについてのネット情報が少ないので記録として、本記事を作りました。

写りに関しては、星空、天の川撮影においても十分に使えるレベルですが、サジタルコマフレアがあるので周辺に明るい星を配置はあまりしないほうがいいかもしれません。でも、正直言ってここ最近のレンズが優秀なだけで10年前ぐらいの広角レンズは結構こんな感じだったんですよね。本当に最近発売された広角レンズはほぼ全てが優秀だと思います。