1. まえがき
天体撮影記 第183.5夜から1ヶ月以上ブログ更新が途絶えていました。
今年のGWは仕事が入っていたせいで撮影に出掛けられず、ほとんどカメラに触れることができませんでした。
また、今年は梅雨入りもやや早い傾向になり、梅雨明けまで晴れる日が少なくなり撮影にも中々出られず仕舞いになりそうな気がします。
そんな理由で更新頻度がやや不定期になると思います…。
さて、そんな久々の撮影は長崎県の平戸島からの天の川撮影となります。
この場所の撮影予定は夏の終わり頃の天の川が直立する時を狙っていましたが、今回は下見ついてでに撮影してきました。
天気図参考は気象庁｜過去の天気図より
天気図については移動性高気圧が形成段階に入っている梅雨前線を押し下げる形になっています。
この場合だと晴れることが多いですが、今回は前線がすぎた後でやや湿った空気が残っていたせいか湿度が高く天の川がぼんやりとしか写らない環境下での撮影になりました。
2. 平戸風力発電所から風力発電と夏の天の川
[絞り値: F2.8, 露出時間:20s, ISO: 5000]
平戸島にある平戸風力発電所はどでかい風力発電機が一基設置されています。その周辺が整備されており、東側から西側の一部が開けており星空撮影には最適な場所です。
ただ、風力発電の整備の時は立ち入りが制限されたりすることもあるので訪れたとしてもこの場所に入れない可能性があります。
今回はその風力発電機と夏の天の川を撮影してみました。
後ほど空の暗さで触れますが、佐世保からの光害の影響を思った以上に受けているように感じました。
しかしこれはこの日の湿度が高いせいで街明かりが拡散されており、予想以上に明るい夜空となっていました。
平戸は漁火で夜空が明るいことが多いです。ただ、平戸自体の空の暗さのポテンシャルはかなりあるので、漁火が少ない時期はかなり濃い天の川を見ることと撮影することができます。
[絞り値: F2.8, 露出時間:20s, ISO: 5000]
平戸風力発電所の近くに黄色い花が咲いていました。
調べてみるとオオキンケイギクという2006年に特定外来生物に指定されている花っぽいですがどうしてこんなところに咲いているのか不思議です。
[絞り値: F2.8, 露出時間:20s, ISO: 5000]
ある程度天の川が登ってくると地上付近の湿度の高い層の影響を受けづらくなり、しっかりとして天の川を撮影することができました。
[絞り値: F2.8, 露出時間:20s, ISO: 5000]
風力発電と天の川。
風力発電の羽の回転音は真下にいると結構大きく聞こえますので、自宅周辺にあるとストレスになりそうですね。
[絞り値: F2.8, 露出時間:20s, ISO: 5000]
漁火で空が明るくなってしまい星の撮影条件が悪くなってしまいましたが、地上部の花は逆に漁火の明るさのおかげで何も弄らずに写っています。
そして、この日は0時半すぎに月が昇ってくるので1時前に撮影を終えました。
3. 平戸風力発電所付近の空の暗さ
空の暗さは0と数値的には暗い場所なのですが、漁火の影響で空がかなり明るくなっています。また、佐世保からの光害の影響もあるので数値以上の空の明るさがあります。
4. あとがき
天体撮影記 第184夜は 長崎県 平戸風力発電所から風力発電と夏の天の川をお送りしました。
撮影はおおよそ一ヶ月ぶりになります。本当はGWにめちゃくちゃ晴れた日があったので九重の坊がつるで天の川撮影をしたかったのですが、残念ながら仕事で撮影できませんでした…。
そして、これから梅雨に入ります。だいたい梅雨の時は星の撮影の機会が減ってしまうのでブログ更新もやや止まってしまうかもしれません…。
5. 勝手に撮影地ランキング
撮影地の環境:☆☆☆
空の暗さ:☆☆☆
撮影地の環境としては、駐車場からすぐに撮影できます。
ただ、トイレや自動販売機などがなく長時間の撮影には向いていません。
そして、風力発電所の整備などで立ち入り禁止になっている場合もあるのでこの場所以外の候補地も見つけておいた方がいいかもしれません。
平戸島付近は下記の場所で撮影することができます。
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6. 使用機材
