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どうもStarryheavensです。
ふと山と離島ではどちらが星空が綺麗に見えるのかという疑問が多分持っている方が結構いるかもしれないということで山の上と離島からの天体撮影をしてきた経験から個人の主観的な部分が入ってしまいますが考えて見たいと思います。
山から見る天の川について
今回の山の上からってのは標高2000 m以上と月明かりが無い事を基準に考えていきます。
燕山荘からの天の川
恐らく多くの人が山から見る星空ってめちゃくちゃ綺麗と思われているはずですが実は上の写真のように街明かりの影響を受けているので完全に暗い夜空ってわけではないですよ。
なので、天の川の中心付近を見るor撮影だと残念ながら街明かりの影響を受けてしまうので本来の純粋な暗い中の星空は見れないんですよ。これは、北アルプスや南アルプスの山奥でも同様です。(東北や四国の方だと別かもしれません)
ただし、山から見る星空は地上付近の霞などの影響を受けないのと街明かりの影響を受けない天頂部分に関しては桁違いの星が見れるます。
槍ヶ岳山荘からの天の川
しかし、街明かりの影響が無くなる要因が一つあります。
それは雲海が広がった時、雲海が広がった場合街明かりを雲が遮る事で雲海の上の空は相当な暗さになります。そうするとこれまで街明かりでかき消されていた地上部分の星がはっきりと見ることが出来ます。
なので、
•霞みの影響がない標高
•月明かりがない日
•雲海が出ている時
の条件が揃えば見たことのない天の川を見る事が出来ます。
離島から見る天の川について
離島については、本土からある程度離れた島を基準に考えていきます。
利島からの天の川
離島から見る天の川って街明かりの影響をほとんど受けないのでめちゃくちゃはっきり見えるんですよ。
ただ、離島ならではのデメリットがありましてそれは天の川見られる夏場付近は上の写真のような霞が発生してしまいぼんやりとした天の川しか見られないという日が多いんですよ。
神津島からの天の川
では、その霞みがなければどうなるのか?
上の写真は台風が近づいてきて風により上空の霞が撮れた時の写真でこの時は桁違いの天の川を見る事が出来ました。
霞が無い場合だと離島では街明かりを受けない分、夜空は深淵のような暗さを誇っており本物の星空を見る事が出来るんですよ。
まとめ
本物の暗さの中で天の川を見たいなら離島に軍配があがり、澄んだ星空を見たい場合は山に軍配があがります。個人的には純粋に天の川のみの観測なら離島から見るのをオススメしています。
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