目次
1. 前置き
満月期ということで天体撮影に出撃する予定はなかったのですが、ちょうどCanon EOS Rの実戦投入ということで山梨県にある甘利山に行ってきました。
甘利山は前回の登山で登った鳳凰三山からそんなに離れてない位置にあります。
一応、甘利山からでも鳳凰三山へ縦走できるコースはあるんですよね。(結構長いコースになりますが)
実は甘利山は4年前に天体撮影の下見に行ってますがそれから4年の月日が経ってしまっています(訪れよう訪れようと思っても他の場所を優先していけなかった…)
しかし、4年前ですが記憶は鮮明に残っています。この時はCanon EOS 5DMarkⅢとシグマ12-24mm F4.5-5.6を使用していました。星景写真もまだ初めてから全然月日が経っていなく今見たいな構図を気にせずに天の川狙いの日々でした。が、この時も今と同じように写真を撮るのが楽しくて出かけていました。
お酒もタバコとかその他娯楽はやらずにストレス解消は写真撮影しながらのドライブを楽しんでいるので他人から見ればともう老後の人生を送っているような日々かもしれません。
と、話がずれてしまいました。続いては撮影地についてです。
2. 撮影地について (甘利山)
甘利山は山梨県の韮崎市にある標高約1731mの山で南アルプスの支稜鳳凰山東側山腹に位置する山です。甘利山は天体撮影のメッカというよりもむしろ甲府盆地の夜景撮影や富士山と雲海もしくは富士山と夜景を狙うカメラマンに知られた山です。また、レンゲツツジの群生地でも有名な山になります。
甘利山までは、山梨県道613号甘利山公園線で県営の無料駐車場に車を止めて徒歩で15分で到着することが出来ます。道中は急登などなく山頂までの道のりは楽ですが熊などが出ることや県道の道幅が狭いといった危険性もありますので訪れる際には気をつけてください。
3. 甘利山付近の空の暗さ
光害マップ
甘利山は天の川を目視できるほどの暗さはありますが、甲府盆地の光害が相当あるので雲海などで街明かりが遮られていないとなかなか綺麗に星空を撮影出来ない。特に天の川が横たわる5月だとちょうど甲府盆地の光害に覆われてしまうので一枚撮りだと綺麗な天の川写真を撮影するのは結構難しいと思います。
4. 甘利山からの甲府盆地の夜景と富士山
到着した頃には残念ながら既に夕焼けのピークは逃していました。甘利山に登って行く途中の夕焼けは綺麗だったので少し惜しいことをしました。
それと上の写真はEOS RでISO 400で撮影しているのですが若干ノイズというかざらついた写真になっています。これ、EOS 7Dの時と同じような現象ですね。ある特定の条件の場合に出てくるのか今後も見てみる必要がありそうです。にしてもどうしてこんなノイジーになるのか気になります。
Canon EOS RにSIGMA Art14-24/2.8をつけてクロップ機能を使用してみました。クロップ機能だと画角×1.6倍になるので大体24mmだと38mmの画角になる換算ですね。超広角レンズをつけながら好みの35mm画角付近を使用出来るので非常に重宝してます。
それにしても甘利山から見る甲府盆地の夜景は富士山と相まってとても美しいです。月はこの時は満月から3日経っているので居待ち月だと思います。月の上にはスバルがあるのですがこの月の明るさでも意外と見えるもんなんですね。
今回は晴天予報だったにも関わらず夜にガスが発生してしまい残念ながらそこまで綺麗な写真は撮れませんでした…。このまま、雲海になれば物凄い絶景の景色になっただろうに…。
5. 南アルプス方面に沈む天の川
10月の後半となるともう早い時間帯には夏の天の川や蠍座は沈んでしまい、南斗六星をかろうじて撮影出来るぐらいに(ちょっと寂しいー)
甘利山山頂の標識と南アルプス方面へ沈む天の川。山頂の標識はライトを当てたりしておらず甲府盆地からの光でここまで明るく写っています。
月が上がってくると流石に満月から3日しか経っていないので天の川の淡い光は月明かりにかき消されてしまう。
本当は木道と星空との組み合わせなども考えていたが、天候が途中で悪化したせいかあまり自分の気に入る写真は撮れなかったのでここもリベンジの場所としたい。
5. 撮影機材
6. 勝手に撮影地ランキング
撮影地の環境:☆☆☆
空の暗さ:☆☆
空の暗さがイマイチ…でも雲海で甲府の街明かりが抑えられればすごい絶景が見られそう。