目次
1. 前置き
今回の記事もライブドアブログ時代の記事のリライトになります。
前回の新島の天体撮影記の翌日のお話です。
旧ブログの方で式根島について色々書いてるかなと思っていたのですが、ブログを見直してみるとだいたい1000文字も書いてないという事実に自分でも驚きました…。まあ、元々文章を書くのが得意ではないので当時も写真紹介すればいいかなぐらいの調子で書いてた記憶が蘇ります。(ここ最近は天体撮影記でも2000~3000字ぐらいで書くようにしています)
そんなわけで伊豆諸島の天体撮影の島の順番がややおかしくなってしまいますが、いつもの天体撮影記で書いていきたいと思います。
2. 新島から式根島へ
新島の羽伏浦キャンプ場で起床してテントから出てみるとそこには非常に美しい朝焼けが広がっていました。
民宿とかに比べればご飯とか寝所とかは不便ですが島でのテント泊の醍醐味としてはこうした風景がきままに見られること
しばらく朝日を眺めながらぼぉーとしていましたが流石に船の時間が近づいたのでテントを片付けて港へ向かいました。
ちなみに新島から式根島は二つ行く方法があります。
1つ目は1日3便運行している連絡船にしきで行く方法 (夏期運行ダイヤでは一日4便)
2つ目は朝に東京から来る大型客船に再び乗って式根島へ行く方法です。
料金については連絡船にしきが片道420円で大型客船が2等泉質で片道270円(燃料の調整金額は別)ほどなので料金は大型客船の方が安い
新島から式根島までかかる時間は連絡船にしきだと15分、大型客船だと20分になります。ただ、連絡船にしきの第1便が夏のダイヤだと新島発が8時20分で到着が8時35分、大型客船の場合だと新島発7時40分で式根島への到着が8時なので若干大型客船の方が島に早く付けます。(毎年時刻表は変わるので事前チェックは必要です。)
こう考えると値段と島に着く時間を考えると大型客船の方が有利っちゃ有利ですが、連絡船にしきは1日3便運行しているので島での滞在時間とか色々考えて適宜使うのがいいかもしれません。
今回は連絡船にしきではなく大型客船の方を使用しました。
3. 野伏港から大浦キャンプ場へ
式根島の野伏港から大浦キャンプ場へまず向かいます。この時レンタル自転車とかをまだ借りていないので大荷物を抱えての移動
野伏港から大浦キャンプ場まではおおよそ1.2 kmの距離があって徒歩16分ほどかかります。
大浦キャンプ場は夏期の7~9月まで無料で使用することが出来ます。が、テントは50張しか張れないので夏のシーズン中はテントを設営できない可能性もあります。
自分が訪れたのもお盆時期あたりで良い場所はすでに埋まっていて下の写真の様な道沿いにしか張れることが出来ませんでした。
一見木陰で良さそうなのですが、蟻はいるわ蜘蛛はいるわとなかなかの場所でした笑
大浦キャンプ場の近くには大浦海水浴場があり、基本キャンプしている人はここで夏のバカンスを楽しんでいました。あと、キャンプ場の焼き場や水道も設置されているので海水浴場で採った魚をその場で調理している方もいました。
ちなみに新島と異なってこちらのキャンプ場は外人がほとんどおらず日本人ばかりでした。島によってこうも異なるとは…
海水浴場は砂場ではなく岩場なので水の中でも使える靴はあったほうがいいです。
4. 式根島観光へ
テントを設営した後は島巡りですがまずは自転車を借りに
レンタルサイクルはどこのお店も1日1000円で貸してくれます。電動自転車もあるのですが夏期のシーズンでは完売状態になるので注意してください。
そして、式根島は新島よりも平に見えますが意外と坂道が多い島だったのでママチャリでの移動は案外大変でした。
式根島から見る新島
写真でも肉眼でも新島の近さがわかります。また、新島に滞在してる時に見れなかった島の南側が見れます。
4.1 松が下 雅湯(まつがした みやびゆ)
新島にも温泉がありましたが式根島にももちろん温泉はあります。
無料で入れる温泉の一つが松が下雅湯と呼ばれる温泉で海岸の沿いにわき出す温泉になります。外から丸見えなのと混浴なので水着着用が必須です。
泉質は硫化鉄の温泉で鉄が含まれるために赤茶色となっています。
複数の湯船があって海水と混じって適温になる湯船を選べます。
近くにはシャワーもありますが、そのシャワーの近くに水を求めてきた蜂がいるので使用には注意が必要です。
温泉は松が下雅湯の他に地鉈温泉や式根島温泉 憩の家など色々ありますので温泉巡りも出来ます。
ただ、どこの温泉も大浦キャンプ場の真反対なのでキャンプ場に戻る時には既に汗びっしょりで温泉入った意味がないって感じに…。
4.2 神引展望台
天体観測と撮影のメインスポットとして島を訪れる前から注目していた場所です。
式根島には展望台はちらほらとあるのですが元の標高が低いのとうっそうとした森に覆われているため開けてる場所がほとんどありません。その中で唯一島の全てを見通すことが出来て全方位開けている場所が神引展望台になります。
新東京八景にも選ばれていて天気がいい時には伊豆諸島の島々や富士山も見る事が出来ます。それでも標高は98.5mなのでかなり低い
上の写真では新島と利島はこの日は見えていたが、富士山までは見る事が出来なかった。
南側を見るとこの翌年訪れる神津島を望める。
夕焼けを見るスポットとしても神引展望台は良い場所
ただ、夕方頃になると蚊がめちゃくちゃ飛びまくっていて刺されるので蚊取り線香か虫除けスプレーが必須
5. 式根島の空の暗さ
新島と同じく東京からかなり離れているので純粋な空の暗さで言えばかなりのものです。
が、撮影の際は北側は新島からの光害、南からは神津島の光害にやや悩まされる部分がありますが、普通に天体観測する分には気にならないと思います。
光害マップだと値は神引展望台は0.23とかなりの良い値です。
6. 式根島からの天の川
神引展望台にそのまま天の川が見えてくるまで待機した。
夜の8時過ぎになるとうっすらであるが天の川が見えて来たが、残念ながら水平線部分に雲があり満足行く天の川写真を撮影することは出来なかった。
神引展望台からの天の川
上の写真の青い光は、神引展望台を降りてすぐにあるトイレの光でここからの光は恐らく自動で付いたり消えたりするので人がいると天の川方面に光が入ってしまう。
トイレの電気が消えると真っ暗な世界に
この日も夕方までは観光客はいましたが、夕焼けと星空を少し観た後に帰ってしまい一人ぼっちの撮影をしていました。
新島と秋の天の川
問題の北側の空ですがこの日は湿度が高く薄い靄が発生したので晴れていても撮影の条件としてはかなり悪い状態でした。
新島の海岸沿いの光害の影響と関東圏からの光害が霧の中で拡散してとてつもないことになっています。
あと、この当時の自分に伝えたいのが何故RAWで撮影せずにJEPGの写真しかないんだ…!?
7. 勝手に撮影地ランキング
撮影地の環境:☆☆☆
空の暗さ:☆☆☆☆
神引展望台の近くにはトイレがあるので長時間滞在にはいいんですが、車がないとなかなか行き辛いとかを考えると星三つです。
空の暗さは離島ならではの暗さなので星四つですが北側の明るさはかなり気になる…。
8. 使用機材
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