1. まえがき
前回の天体撮影記 第182夜からはや一ヶ月。この間、撮影はしてたもののブログを書く時間がなかなか取れなくてちょっと間が空いてしまいました。
さて、今回は佐賀県のいろは島展望台を訪れてきました。この場所での撮影は結構前から計画していましたが、わりと近場でもあり後回しになってしまいました。
後回しの理由は近場以外にはいろは島と夏の天の川の構図という限られた構図のみになってしまうので星景写真としては面白みがあるかと言われると微妙なところの場所なんですよね…。
天気図参考は気象庁|過去の天気図より
天気図については移動性高気圧が日本列島を抜ける形に
一応高気圧圏内に入っているので快晴状態でした。春の夜には珍しく黄砂の影響もないし、春霞もほとんどない最高の条件の中で撮影できました。
2. いろは島展望所からいろは島と春の夜の天の川
[絞り値: F2.8, 露出時間:15s, ISO: 3200]
4月にもなり天の川は夜中の3時くらいから撮影できるようになってきました。
後ほど、空の暗さについて説明しますが、いろは展望台からは、伊万里造船所の光害や伊万里市、佐賀、武雄方面と様々な場所からの光害を受けてしまいます。
[絞り値: F2.8, 露出時間:15s, ISO: 3200]
しかし、それはあくまで地上付近の光害であって、いろは展望台からでも天の川をはっきりと見ることができます。
いろは展望台から見えるいろは島は手前側に見える大小の島々です。
伊万里湾東部に浮かぶ島で、島の数は48とされており、「いろは48文字」から「いろは島」と命名されたそうです。
[絞り値: F2.8, 露出時間:15s, ISO: 3200]
天体撮影記 第181夜の大分県から街明かりのない夜空と今回のいろは島からの夜空比べるとはっきりと天の川の写りが違うことがわかると思います。街明かりがある空だと色々な光の色が夜の空に混じっているんですよね。
[絞り値: F2.8, 露出時間:20s, ISO: 4000]
この日は最高の天気でしたが、撮影者は私一人でした。春先の田畑にいるカエルの鳴き声を聞きながら静かな夜の撮影を楽しみます。
[絞り値: F2.8, 露出時間:20s, ISO: 4000]
[絞り値: F2.8, 露出時間:20s, ISO: 4000]
いろは展望台から撮影できる構図は本当に限られていますので、星景撮影としては構図を変えられない分少し面白みには欠けてしまう場所です。ただ、東側から西側までが開けているので星空観測には向いている場所だと思います。
[絞り値: F2.8, 露出時間:20s, ISO: 4000]
いろは島展望所の全景
明るいのはこの後ろ側に自動販売機の光があるせいです。ここの自動販売機の灯りが唯一に欠点ですね。
3. いろは島展望所付近の空の暗さ
空の暗さは0.12と暗いものの伊万里造船所の光害や伊万里市、佐世保市、武雄市、佐賀方面の光害があります。
今回の撮影が金曜夜から土曜明け方にかけてのため伊万里造船所での夜勤があればその光害の影響を受けた可能性があります。休日であれば伊万里造船所の光害がなくもう少し天の川をはっきりと写せたかもしれません。
いろは島展望所からいろは島と春の夜の天の川の360°タイムラプスになります。
光害の参考までに
※スマホではYoutubeの専用アプリを入れないと360°で視聴は出来ないみたいです。
4. あとがき
天体撮影記 第183夜は佐賀県 いろは島展望所からいろは島と春の夜の天の川をお送りました。
この場所での撮影が終わることで、いよいよ近場での撮影はほとんど終えてしまいました。なので、これからは撮り逃したところの撮影などを進めて行こうかと思っています。
また、ちょっと時系列がおかしくなりますが、天体撮影記の番外編も書いていく予定です。
5. 勝手に撮影地ランキング
撮影地の環境:☆☆☆☆
空の暗さ:☆☆☆
撮影地の環境としては、駐車場からすぐの撮影場所や自動販売機があること、トイレについてはちょっと車で離れた位置にありますが、撮影地の環境としては素晴らしいところだと思います。
東から西側にかけて開けた空が広がっているので地上部付近の空の暗さに目を瞑れば流星群観測にもいい場所ではないかと思います。
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6. 使用機材