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前回:
前回は入門コースとされている北横岳ですが、やや天気が消化不良でこう冬山らしさを味わえなかったので2週連続の冬山登山に行ってきました。
今回も冬山の入門向けとされている赤城山を訪れました。
赤城山の黒檜山〜駒ヶ岳周回コースは前回の北横岳よりもコースタイムは2時間45分と長く冬山ステップアップには丁度いい山でした。
また、北横岳はアップに関してはアイゼンが無くても一応登れなくない山でしたが、赤城山では軽アイゼンかアイゼンないと厳しい感じてした。
それでもアイゼン無しで登ってる人もいたので無くても登れますが正直危ないのでアイゼンはあった方がいいです。
今年はまだ雪が少なく、途中は雪が溶けてて地面が出ていたりしていましたが、それでも白い雪面の中を歩く雪山らしい登山が出来て楽しかったです。
と、今回は珍しく冬晴れの谷川岳方面も見れたので登山記書きながら紹介して行きたいと思います。
赤城山について
赤城山は群馬県の中央に位置する山で、高速道路からもアクセスしやすく多くの登山客で賑わう場所です。他にも日本百名山、日本百景としても選ばれています。
赤城山は一応元々火山で詳細としてはカルデラ湖を伴うカルデラで、複成火山になります。ちなみにこのカルデラ湖にはワカサギ釣りで有名な大沼があります。
また、群馬県では冬の間関東平野に吹く特有の北風(空っ風)を、赤城颪(あかぎおろし)
と呼ぶそうです。これは赤城山の方角から乾いた風がやってくるためだそうです。
さらに伝説•伝承もあり、日光の男体山と赤城山の神がそれぞれ大蛇と大ムカデになって戦い、男体山が勝利したことや。赤城山の「アカギ」という山名はその神が流した血で赤く染まったことから「赤き」となった説などがあります。
今回ご紹介する黒檜山(1828 m)〜駒ヶ岳(1685 m)周回コースは複成火山である黒檜山や外輪山である駒ヶ岳を巡ります。
赤城山コースについて
今回自分が歩いた赤城山のコースは下の引用元のコースとほぼ同じコースです。ちょいと違うのがstart位置で、 黒檜山登山口の近くに車20台ほど停められる駐車場に車を停めてそこからスタートしました。
自家用車だと黒檜山登山口の近くからスタート出来るのですが、バスだと登山口まで歩くことになります。
交通機関については、JR前橋駅から関越交通バス富士見温泉行きにのり赤城山ビジターセンター域に乗り継いで「あかぎ広場前」バス停で下車となりますが土日祝だと赤城山ビジターセンター行きの直通バスが運行しているようです。
ただ、黒檜山登山口まで歩くのが勿体ないのでバスだと駒ヶ岳登山口からクロビ山へと登った方がいいかもしれません。黒檜山のみの登山なら黒檜山登山口へ向かった方がいいです。駒ヶ岳経由だとアップダウンがプラスされてしまうので結構体力使います。
黒檜山登山口から黒檜山の標高差は400mでずっと登り続きます。樹林帯で途中途中展望の良い所もありますが、新潟方面や栃木方面は黒檜山の山頂または展望台まで行かないと見られない感じでした。(一応木々の隙間から見えます。)
赤城山 (黒檜山〜駒ヶ岳周回コース) 冬山登山記
早朝に自宅出発
早朝だからそれほど混んでないかと思ってたんですがこの時期だと新潟方面にスキー、スノボーに行く車で早朝でも多少渋滞してる。
友人との待ち合わせ場所である道の駅の駐車場にて谷川岳方面が見事なモルゲンロートに…!
赤城山までの道は所々雪が積もっててそれがアイス状態になっていたのでスタッドレスもしくはチェーンが必要な感じでした。
(帰りの下りが凍結に慣れてなくて怖かった…)
時間としては8:30に駐車場に到着
この時の気温は道路にあった温度計で-9度でしたが日差しがあったのと風がなかったので思ってた以上に寒くはありませんでした。(ずっと立ち止まってると体が冷えて寒くなりますが…)
黒檜山登山口近くの駐車場にはトイレがないので(※あるにはあるんですが冬季閉鎖されてます)前もって赤城山ビジターセンター前のトイレかどっかのコンビニで済ませておく必要があります。
駐車場から黒檜山の方を見上げると綺麗な青空が広がっていました。
ワクワクしながら登山準備をして9時頃に黒檜山駐車場を出発
歩いてものの数分で黒檜山登山口に到着
登山口からすぐに登りがあって雪も積もっていたのでアイゼンを装着して登山開始
黒檜山までは1.1kmの距離
距離的にはそれほど長くないので初心者のアイゼンの練習とかにはもってこいかも。
ただ、雪が少ないと岩とかが露出してるのでそこにアイゼンを引っ掛けないように注意
最初の方は登り方が悪いのか身体が鈍っていたのかふくらはぎに疲労感を感じましたが、登って行くうちに徐々に解消されていきました。
多分身体が鈍ってただけですね…。
写真を見返すとやはり雪は少ない感じ、本来だと樹氷の中を歩けるみたいですがこの日は春先の山のような雰囲気でした。
20分ぐらい登って尾根に出るとそこから大沼と富士山を観望できる場所に着きます。
それにしても本当にいい天気…冬山は晴れると夏山よりも澄んでる空の下を歩けるので気持ちがいいです。
富士山と電波山
夜間晴れた時にはあの電波山から天体撮影出来たらいいなぁと思ってます。
そこから尾根伝いに50分ほど登って行くと分岐があります。
その分岐から徒歩2分ほどで山頂に到着します。
山頂までの道のりは平坦で歩きやすいです。
↑見える山々の紹介看板
山頂にとうちゃーく!
山頂の右横には日光白根山などの栃木の山々を見ることが出来ました。
でも、ここからの眺めは樹木があるのでそこまで良くはないですが、頂上から更に2分ほどで歩いた所に絶景ポイントがあります。
絶景ポイントからは長野県の八ヶ岳、群馬県浅間山、谷川岳、栃木県日光白根山などを見ることが出来ます。
休日だったので多くの登山客で賑わってたけどそれでも夏山より全然少ない
この時点での気温はだいたい-10度くらいだけど風が無いので寒さはほとんど感じなかったけど流石に手袋を外すと寒い
とりあえず到着時間が丁度11時前だったのでお昼を取ることに
いつも通りのカップラーメンですが、この絶景を見ながら食べるのは最高ですね。
ただ、すぐに冷えてしまうので早く食べ切らないと大変
あと、コンビニで買ったおにぎりとかは取り出すときにはすでに冷凍保存っぽくされた感じになっていました…。
展望台から谷川岳方面
展望台から浅間山
展望台から日光白根山
展望台でお昼を食べて小休止した後に駒ヶ岳へ向かいます。
黒檜山から駒ヶ岳へ向かう途中には鳥居と小さな祠があります。
いつもだとこの鳥居の上部まで雪で埋もれているみたいなので、やっぱり雪は少なく感じます。
午後になっても少し雲は出てきましたがそれでも安定した冬晴れが続いていました。
駒ヶ岳までの道のりとトレースが残ってて歩きやすく青空を見ての気持ちいい雪山トレッキングになりました。
黒檜山から下って行きます。写真の中の木に数字が貼ってありますがこれは遭難した場合にすぐにどこにいるかを知らせるためにあるそうです。
黒檜山からの下りは結構急なので、本当に転ばないように木をつけてください。転ぶと場所によっては大けがします。
大ダルミから黒檜山を見上げましたが結構下りました。
写真撮りながら1時間ほどすると駒ヶ岳山頂へ到着(実際のコースタイムは45分ほど)。
駒ヶ岳山頂の分岐表には小さな雪だるまが載せられていました。ここからの眺めもなかなか良いものでした。主に見えるのは群馬側と茨城側で遠くに筑波山もちらっと見えていました。
駒ヶ岳山頂で少し休憩を取りつつ下山開始
下山途中の道の状況としては、尾根沿いは雪はあったのですが、尾根から外れると雪は少なり、ところにより雪が全くなくて露出した地面の上をアイゼンで歩くという状況でした。
駒ヶ岳、黒檜山登山口に到着!下山に掛かった時間は1時間ほどでした(実際のコースタイムは45分ほど)。9:00から登り始めて下山は14:30頃で、5時間半の登山
途中にお昼や写真を撮りながらの行動だったので、実際にはもっと短い時間で登山と下山出来ると思います。
駒ヶ岳•黒檜山の縦走コースだとこちらの登山口から登った方がいいかもしれません。
帰りは大沼の氷の上のワカサギ釣りを見ながら駐車場へ向かって今回の赤城山登山は終了しました。
ワカサギ釣り一回やってみたい…。
こうテントの中に入ってワカサギ連れたらすぐに天ぷらにして食べてみたいです。
まとめ
二回目の冬山登山も雪が少ないのと快晴の中での登山だったので気持ちよく登山出来ました。が、赤城山は前回の北横岳より急登の部分が多く、特に下山の際にアイゼンを絡ませないようにするなど気をつける点は多くありました。
赤城山はどこでも言われている通り初心者の冬山ステップアップをするには丁度いい山だと思います。それに展望台からの眺めもめちゃくちゃいいですからね。
でも、装備はしっかりとあと天気の悪い時に行かないようにすれば安全だと思います。
装備品について
今回持って行きました装備品について紹介します。
雪山テント泊の際に使うために購入したグレゴリーバルトロ75を試してみました。
•グレゴリーバルトロ 75
•モンベル ライトツェルト
•アルパインクッカー ディープ13 (+バーナー)
•ストック
•アイゼン
mont-bell(モンベル) グレンジャー 1141140 シアンブルー 登山 ピッケル 65cm
- 出版社/メーカー: mont-bell(モンベル)
- メディア: その他
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•冬山用登山靴(ASOLO 6B+ GV Men's )
•冬山ウェア関係
•アウターレイヤー
•ミドルレイヤー
•帽子
•カメラ
EOS 5D MarkⅣ
Canon デジタル一眼レフカメラ EOS 5D MarkIV ボディー EOS5DMK4
- 出版社/メーカー: キヤノン
- 発売日: 2016/09/08
- メディア: Camera
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PowerShot G1 X Mark III
キヤノン PowerShot G1 X Mark III PSG1X MARKIII
- 出版社/メーカー: キヤノン
- 発売日: 2017/11/01
- メディア: エレクトロニクス
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•レンズ
TAMRON 大口径超広角ズームレンズ SP 15-30mm F2.8 Di VC USD ニコン用 フルサイズ対応 A012N
- 出版社/メーカー: タムロン
- 発売日: 2014/12/25
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