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2014年10月8日以来3年ぶりの皆既月食を撮影してきました。
調べると地球上で35年ぶりのスーパーブルーブラッドムーンだったみたいです。
スーパームーンは月が地球に接近して月が大きく見える現象、ブルームーンが一ヶ月に2回満月になる現象、更に皆既月食が赤く血のように見えるという事でブラッドムーンで全てを合わせてスーパーブルーブラッドムーンって言うみたいです。
スーパームーンやブルームーンはさほど珍しくはないですが、この三つ全てが重なる現象は数十年に一回みたいですね。
2014年10月8日の皆既月食の過去記事:
当時はスカイツリーと皆既月食を撮影していました。(懐かしい…)
そんなわけで今回は都内で有名なもう一つのタワーである東京タワーと皆既月食を狙いました。当初天気予報では夕方から曇りの予報でして半分諦めかけていたんですが無事快晴までとはいかないものの天候が安定したまま皆既月食が終わるまで撮影出来ました。
皆既月食とは?
皆既月食は、地球によって太陽が隠された影の部分に入る事で起こる天体イベントになります。(皆既日食ではその逆で月によって太陽が隠された影に地球が入ります)
何故皆既月食中の月は赤くなるのか?
皆既月食中の月は、赤く見えますがこれは、太陽からの光が地球の大気によって屈折散乱され波長の長い赤系の光が地球の影に入っている月に当たる事で赤銅色になります。
写真だと少し強調されてしまっていますが実際の肉眼でもこれより少し暗い赤銅色の月を実際に見る事が出来ます。
皆既月食は一年間に3回見られる年もあるし全く見られない年もあります。今年は2018年の1月31日と2018年の7月28日の二回見られる年になります。
今回の皆既月食の時間
月食は20時48分から部分食が始まり完全な皆既月食になったのは21時51分から食の最大が22時半で皆既食終わりが23時8分、そして部分食が終わりなのが0時11分と月食自体は3時間、皆既月食は1時間以上も見られるという長い時間でした。ここまで長い時間見られるのもなかなか珍しいそうなので今回の皆既月食は珍しいことだらけでしたね。
これが平日ではなく、休日で更に天気が良かったらもっと楽しめる人が多かったかもしれません。
東京タワーと皆既月食
20時ぐらいに現地に到着するとちらほらと撮影者がいましたが平日と曇り予報だったのでそこまで多くはなかった。けど、20:30過ぎにはかなりの人が集まってきました。
22時まで皆既月食限定東京タワーのライトアップがされていました(教えてもらうまで全然知らなかった…)
この日の完全な皆既月食始まりが21:51からなので撮影時間は9分と短い時間しかなかったある意味貴重な写真?になります。
撮影装備は標準レンズ一本でした。超望遠は流石に持って行けなかったです…。本当は拡大した皆既月食の写真も撮りたかった。けど大気の状況良くなかったからそこまで綺麗なのは撮れなかったかも?
22時過ぎていつものライトアップに戻りました。
とりあえず最初に狙ったのはスカイツリーでも同じように撮影した塔の先に皆既食中の月を入れる構図です。これでスカイツリーと東京タワーをコンプリート!
続いては、東京タワーの真下に移って東京タワーを見上げる形の構図に
露出オーバーとなっていますがこれは下手なだけです。ただ、これ以上露出を下げたら月が写らなくなるのでちょいと調整が難しかったですね…。
展望台と皆既月食
次回の皆既月食
前述にも述べた様に今年の7月28日の二回見られる年になります。
ただ、次回は真夜中ではなく部分月食開始が深夜の3時24分から、そして、皆既食が4時半からとなっています。
夏場なので日の出が4時48分なので、空が明るくなってから水平線に沈むってことですね。となると星空と一緒に狙えるのは部分食の時しか狙えないので考えるとしたら、沈む皆既食を望遠レンズで圧縮効果を使って撮影が一番ベストそうですね。
気になるのは沈むときも月は大気の影響で赤くなるので今回見た皆既食より更に赤くなりそうですね。ともあれ次回が楽しみです。(嬉しい事に7月28日は土曜日なので休み!)
ただ、7月28日ってまだまだ梅雨が明けてない可能性がありますが…
それでは!
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