前回↓
GW天体撮影紀行第3弾になります。
今回は愛知県 渥美半島から灯台と天の川の組み合わせ写真になります。
愛知県では、初めての天体撮影となります。
元々は長野あたりで桜と天体を撮影しようと思いましたが予報では曇予報だったために1晩中晴れる予報の愛知県での撮影になりました。
天の川の撮影ということで東から南側が暗い空になる海沿いの候補地を探した所この渥美半島がヒットしました。
関東からだと東名を使って3-4時間程度で行けます。最近は長時間のドライブに慣れてしまったのか3,4時間でも近いと感じられるレベルになってしまいました笑
それにしても福島でも天の川の撮影を二日連続で撮影出来てだいぶ満足でしたが、まさか二週連続で撮影できるとは…(更に翌週いけるとはこのときは想像もしていなかった)
本当にGW天気良かったですね。平日仕事をしている時は雨で休日は晴れるというパターンがいつまでも続けばいいのに…。
そんなこんなで現地に到着すると雲一つなく綺麗な星空が広がっていましたが、到着時間が少々早かったので天の川が昇ってくるまで仮眠を取っていました。
渥美半島の空の暗さ
ちょいと渥美半島の空の暗さについて少し触れます。
渥美半島は大都市名古屋や浜松からの光害の影響を受けています。そのために海側の天の川が見られる東、南側のみ暗く、北側などは明るすぎて残念ながら撮影にあまり適していません。それでも、そこそこ星は見えてるのでデートなどで星空観測する所としては結構オススメです。
駐車場で待機しているときはカップルが星を見ながらたのしそーにしていたのでカメラを握りしめながらぐぬぬと唸っていました。駐車場からも天の川が見えますし、手前の海に打ち上げられていた流木にカップルが座りながら星を見てたところを見た僕のライフが減っただけですね。
まあ、この場所はトイレや天体撮影の宿敵自動販売機があって快適に過ごしやすいところですのでオススメはほんと出来ますよ。羨ましくないですよ。
さて、少し話が逸れましたが撮影の話に戻ります。撮影地は駐車場から徒歩5-7分程度歩いたところに灯台があります。
灯台までは途中街灯などはないのでヘッドライトやライトが必要になってきます。(天体撮影してる人もいるので出来れば赤く光るライトのご使用をオススメします。)
灯台付近は暗いのですが少し先まで行ってしまうとと対岸の光害の影響を受け始めます。なので、撮影するなら灯台の下あたりがいいと思います。ただ、どのみち駐車場方面や近くのホテルからの光害の影響を多少受けてしまいます。
作例写真
4月末だと天の川が灯台の右側に来る時間が深夜の1:30から2時頃になります。空が明るいため肉眼での天の川の観測は薄らと見える程度でした。分かる人ならすぐにわかりますが天の川を見たことない人は見つけるの少々難しいかもしれません。
天の川は初めて見ると薄い雲みたいに見えるんですよね。最初自分もこれが天の川なの?って思いながら見ていました。ただ、写真を撮るとすぐに天の川だとわかります。
星の位置等がわかるアプリなどがあるのでそれを使ってどこに天の川があるかを調べて観測するとより楽しめますね。自分もアプリ使って昼間は構図を決めています。
最近は慣れて来たのかアプリを見ずにだいたいこの方角でこんな構図になるのかなぁと思い浮かべられるようになりました。時たま外しますけどね。
ちなみに写真にある灯台の光はあまり気になりませんでした(それほど強いものではなかったので)
作例写真からもわかるように地上部は光害の影響で結構見えます。夜目が効く人はライトなくても歩けるレベルでした。
上記の写真の現像は結構骨が折れました…。空が明るいので現像の際にはパラメータをいじいじしながら何とか見栄えの良い写真にしていきます。あまり酷いパラメータの弄り方するとTwitterぐらいの画像の大きさなら全然綺麗に見えますがいざ印刷してみるといつも「うわぁこれは酷い」って感じになってしまいます。
新星景写真みたいに合成すればもっと綺麗な写真にはなると思いますが面倒くさがり屋なのでPhotoshopLightroom5でちまちまとパラメータを弄ってなんとか天の川を綺麗に目立たせました。(もう新星景やった方が楽かもしれない…)
↑浜辺の岩と天の川
写真の左にはホテルがあるのでその光がかなり入って来ています。
撮影場所はかなり限られていて正直構図としては似たり寄ったりの構図になってしまうのが難点ですね。
ちなみに渥美半島は海ほたるが出現する場所みたいです。何故かというと過去に天文ガイドで海ほたると天の川を撮影された方がいらっしゃるので運が良ければ狙えるかもしれません。(自分の時はダメでした...)
ちなみに海ほたるとこの前話題になりました鎌倉※で発生していた夜光虫は全く別物なのでご注意を。
※
呼び方としては海ほたる=夜光虫とも読んでる地域もあるみたいですが海ほたるは甲殻類で夜光虫はプランクトンになります。
海ほたるの発光物質は基質ウミホタルルシフェリンと酵素ウミホタルルシフェラーゼという名前になります。海水中の酸素と反応して青色波長である460nmの波長になります。
詳しい事は下記サイトで
一方、夜光虫もルシフェリンとルシフェラーゼ反応で光りますので発光反応としてはほぼ同じものなんでしょうかね?共に青い光なのでとても美しいです。
いつかは天の川と一緒に撮影したいですね。
丁度夜光虫出現の時は青森から車で帰って来ていた最中なので寄れなかったのが悔やまれます。
それでは次は第4弾である「岐阜県 大平御嶽展望台から御嶽山と天の川」をお送りしたいかと。ちなみにGW中では大平御嶽展望台からが一番空の暗い場所でした。
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