カメラと星景写真の日々

まだ見ぬ星景写真を求めて

カメラと星景写真の日々

Canon EOS Rを購入したので天体撮影と使い勝手を試して来ました!

【スポンサーリンク】

1. 前置き

f:id:Starryheavens:20181028084333j:plain

10月25日には既に手元に届いていたのですが色々あってやっと休みの日に触れる事が出来ました。わーいわーい

と、ちょっと満月期なので天体撮影に不利ですが、月が昇ってくる前に何枚か写真が撮れたので天体撮影してみての使い勝手の感想などを速報的な感じで書いて行きます。

2. Canon EOS Rを天体撮影で使用してみて

2.1 電子ファインダーの使い勝手

これまで使用してきたCanon EOS 5DMark Ⅳは光学ファインダーなので夜間にファインダーを除いて構図決めるのが難しかったですが、Canon EOS Rだと電子ファインダー(以下EVF)に変わったおかげか夜間の暗い所でも薄っすらながらEVFに天の川が映ることが出来たので構図作りがしやすくなった。

もちろんライブビューモニターを使えばこれまでも出来た話だけど個人的にはファインダーを使用した方が構図作りがしやすいので天体撮影している身としては結構ありがたく感じた。

 

2.2 バリアングルあるとやっぱり使いやすい!

Canon EOS 5DMark Ⅳだとバリアングルがなかったのでローアングル、ハイアングルの構図決めの時に不便だったが。Canon EOS Rはバリアングルがあるおかげでローアングル、ハイアングルの構図決めが行いやすくなったので本当に助かりました。

 

2.3 グリップ握りやすい!

夜間の撮影だと三脚に載せるのでグリップの握りやすさはそこまで関係ないけどホールド力はデジタル一眼レフと同等レベル

ソニーのαシリーズなどはグリップの握りやすさが微妙だったので乗り換えしなかったのもあるけどCanon EOS Rはこれまでデジタル一眼レフを使用していた方でも違和感無く使用できるグリップ力があると感じました。

 

2.4 液晶モニターが綺麗になった。

Canon EOS 5D Mark Ⅳは約162万ドットでEOS Rは約210万ドットなので液晶モニターで見る写真がかなり綺麗に見えるので写真が綺麗に撮れたという印象を与えると思う。実際にCanon EOS Rの初期レビューでも同じ様に語っている人が多かった。ただ、写真の写りに関しては個人的にはCanon EOS 5DMark Ⅳより格段に上がっている印象は受けなかった。

 

2.5 クロップ機能のおかげで広角レンズを付けながらでもある程度望遠撮影が出来るようになった。

広角レンズをCanon EOS Rに付けていてもクロップ機能のおかげでちょっと望遠の構図を作れるようになった。クロップ機能は実際のところカメラ内トリミングと同じことをしているだけだけどやはりあるのとないのじゃ利便性は違うので積極的に使っていきたい

 

3. Canon EOS Rの天体写真作例

今回、山梨県の甘利山で月が登る前に天体撮影で使用する上限のISO 6400, ISO12800をCanon EOS Rで撮影してきました。

f:id:Starryheavens:20181028103200j:plain

(設定:ISO 6400, F4.0, 露出時間15秒)

f:id:Starryheavens:20181028103359j:plain

(設定:ISO 12800, F4.0, 露出時間15秒,※Lightroomで露出を弄ってISO6400と合わせています。)

f:id:Starryheavens:20181028103242j:plain
f:id:Starryheavens:20181028103325j:plain

上の写真の中央部拡大の写真になります。左がISO6400で右がISO12800

ISO 6400とISO12800でのノイズ量に関しては個人的な意見ですが、そこまで大差はなくてISO12800でも天の川撮影で使用出来そうな印象を受けました。撮影中は 5DMarkⅣに比べ大幅に性能アップしているようにないような印象でしたが、若干高感度性能は上がっているかもしれません。

ISO感度の比較としてはLRで露出を弄っているのであくまで参考程度にお願いします。

一応今後5DMarkⅣでも同様の写真を撮影したので後ほどそのことに関しての比較記事書こうかと思います。

 

4. Canon EOS Rを最初に使用する時の注意点

4.1 LightroomとDPPの更新

EOS Rで新しいRAWファイルCR3になっているのでLightroomを更新していないと使用出来ないので更新は必ずしないとそもそもデータが取り込めません。

DPPの更新も必要になってくると思います。

4.2 PC取り込みケーブルがType-Cになっているので古いパソコンだとポートがない!

Canon EOS Rの箱を空けてみると入っていたのはType-Cのケーブルのみなので通常のUSBポートしか無い場合はすぐに使う事が出来ない。

なので、USB Aしか無い場合は互換性の変換アダプターを購入するしかない。

 にしてもこれでCanon EOS 6DとEOS 5DMarkⅣとEOS Rでの取り込みケーブルが全部違うのでケーブルが煩雑になってしまった…。

ちなみに現在自分はアダプターがないのでSDカードからそのままPCに取り込んでいます。

 4.3 従来のリモートコントローラTC-80N3が使用出来ない! 

Canon タイマーリモートコントローラー TC-80N3

Canon タイマーリモートコントローラー TC-80N3

 

Canon EOS 5DMarkⅣやCanon EOS6Dで使用していたTC-80N3はCanon EOS RだとE3タイプ(Canon kissシリーズのリモコン端子になっている)なのでCanon リモートコントローラアダプターRA-E3が必要になってきます。

Canon リモートコントローラーアダプター RA-E3

Canon リモートコントローラーアダプター RA-E3

 

とりあえず簡単なCanon EOS Rを購入したので天体撮影で使ってみた感想でした。

速報的に書いてのでまた別途記事は書きたい思っています。