カメラと星景写真の日々

まだ見ぬ星景写真を求めて

カメラと星景写真の日々

Canon EOS RとCanon EOS 5D MarkⅣでちらっと天体撮影でISO6400の感度を比較してみての感想。

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目次

 

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1. 前置き

前回:

starryheavens.hatenadiary.jp

 

Canon EOS Rの運用としては、まだRFレンズが充実していないのでメインとしての使用ではなくCanon EOS 5D MarkⅣのサブとしての使用と登山用カメラ+山岳星景写真用カメラとしての使用を考えている。

ただ、登山用カメラとしてはCanon EOS 5D MarkⅣと同等かもしくはそれ以上の高感度耐性が欲しいと発表当時から思っていた。なので、発売日すぐにちょうど天気に恵まれたので早速天体撮影でCanon EOS RとCanon EOS 5D MarkⅣのISO感度を比較してきた。

比較対象についてはISO6400のみでしか行っていないので、あくまで参考程度にしかならない。実は、快晴予報だったにも関わらず急にガスが出てきてきちんとした検証は出来なかったもある。それとこのあと月が昇ってきてしまい高感度の作例写真としてはちょっと微妙なものになってしまった理由がある。

一応天の川撮影ではISO6400を問題なく使用できれば実用上は問題ないとみている。

 

 

2.  ISO6400でのCanon EOS RとCanon EOS 5D MarkⅣを比較

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Canon EOS R (露出時間15秒 f4.0 ISO6400 使用レンズ:シグマ 14-24mmF2.8  14-24mm F2.8 DG HSM | Art キヤノン用)

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Canon EOS 5DMarkⅣ (露出時間15秒 f4.0 ISO6400 使用レンズ:TAMRON 大口径超広角ズームレンズ SP 15-30mm F2.8 Di VC USD キヤノン用 A012N)

一見そこまで高感度のノイズ差はないように見られるが拡大してみると

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Canon EOS R (露出時間15秒 f4.0 ISO6400 使用レンズ:シグマ 14-24mmF2.8  14-24mm F2.8 DG HSM | Art キヤノン用)

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Canon EOS 5DMarkⅣ (露出時間15秒 f4.0 ISO6400 使用レンズ:TAMRON 大口径超広角ズームレンズ SP 15-30mm F2.8 Di VC USD キヤノン用 A012N)

Canon EOS 5DMarkⅣはノイズの粒子が細かく滑らかな写真になっているが(高感度ノイズリダクションはOFF状態)Canon EOS Rの方がノイズの粒子がやや荒い印象を受けた。前の記事では高感度性能がアップしていると書いたがEOS EOS 5DMarkⅣよりも若干高感度性能は低いように感じた。

実際の撮影中において等倍でノイズ確認したがCanon EOS RはどうもCanon EOS 5DMarkⅣより荒いと感じたので間違いないと思う。

しかし、Canon EOS Rについては登山用カメラで軽量・小型である程度の高感度耐性があれば十分と考えていたのでこの程度のノイズなら許容範囲内だが、新型機なのでもうちょい高感度性能は上がっていて欲しかったなという思いもある。

 

3. まとめ

ISO6400しかデータがないのが非常に申し訳ない…。もうちょっと撮影したつもりでいたが比較画像としてはちょっと微妙なのも多数あったので次回の新月期にもう一度検証を行いたいと思う。

フルサイズに乗り換えた人ならその画質の良さと高感度の良さはAPS-C時代と大幅に変わるので満足行くものになると思うが、5DMarkⅣや6Dシリーズからの乗り換えだとこの高感度性能については不満を覚えるかもしれない。

それでもEVFとかでの夜間の構図作り、そして暗所のAFの合致については素晴らしいので買う価値はあると思う。もちろんCanonの場合は初代についてはデータ取りのためのカメラという形が多いので完成度が高くなるCanon EOS R MarkⅢあたり(数年後だけど)でRFマウントに乗り換えるのもありだと思う。