前回:
どうもStarryheavensです。
今回は天体撮影記第52夜になります。
前回の天体撮影記第51夜の翌日も引続き天気が良かったので、天体撮影に出掛けて来ました。だいたい週末のうち1日は天気が悪くなるので2夜連続で撮影にいけるのは結構久々な気がします。
3月の初っ端は天候不良が多かったのですが後半は天候がいい日が続いているので安心して撮影できました。ただ、天候が良い分週末は撮影で忙しくなりますが笑
今回の撮影場所は、鉢形城の彼岸桜を撮影してきました。
今年はニュースでも報道されていますが桜の開花が早いということで既に都内で満開を迎えています。
なので、もしかすると星とも組み合わせられるところもあるんじゃないかと調べていたら埼玉県の鉢形城(はちがた)の彼岸桜が丁度満開近い状況だったので訪れてみました。
撮影場所の紹介
鉢形城のエドヒガン桜は、寄居町の鉢形公園内にある桜になります。元々は二本の桜だったのですが、伐採された株後から12本の芽が伸びて成長して今のような綺麗な樹形となっています。
推定樹齢は150年ほどとされており、寄居町の指定天然記念物になっています。
エドヒガンの名の通り、春の彼岸である3月下旬から4月上旬に開花するそうです。
桜の種類で有名なソメイヨシノよりも開花時期は一週間ほど早く花は薄紅色から白い花弁とのこと。
また、長寿の種類で山梨県にある樹齢2000年の神代の桜もこのエドヒガンザクラとなります。
桜の開花状況によって日にちは年毎に異なりますが、鉢形城のヒガンザクラはライトアップされます。
2018年の今年は3月20日から4月8日まで行われています。
時間帯は午後5時半から20時半までの三時間なので間違いないように
「鉢形城の桜・エドヒガン」ライトアップ - 寄居町公式ホームページ
また、開花状況も参考になりますので訪れる前に確認するのがおすすめです。
撮影場所の状況としましては、開花時期には観光のため臨時駐車場が設けられています。ただ、トイレ等は近くにないので、最寄りのコンビニ等で済ました方がいいと思います。
撮影地の空の暗さ
撮影地は埼玉県なので空の暗さとしては他の撮影地に比べるとかなり明るい方です。
それでも都内等に比べては空は暗いので、星空との組み合わせ充分に狙えます。
また、この近くに去年紹介した下里分校もあり、去年は天の川も撮影出来たので条件が相当良ければ天の川と桜も狙えたかもしれません。ただ、さそり座とかがほとんど見えてなかったので写っても本当にかろうじてぼんやりと映るぐらいだと思います。
光害マップ
今回からは光害と地図を組み合わせた光害マップでの紹介も行って行きたいと思います。(過去の記事もちょっとずつ光害マップを取入れようと考えてます。)
鉢形城公園付近は寄居町からの光害と東京からの光害の影響を受けます、
天の川はマップが緑になる付近だと撮影できる可能性が高くなるので黄色と緑の境界線である鉢形城公園だとぎりぎり撮影できたかもしれません。
ちなみに過去では立川でも天の川を撮影したという記録もあります。
一応クリックしてその場所の光害を見ると黄色になっています。
作例写真
個人的には、ライトアップされた桜よりもライトアップされていない桜の方が好みです。撮影出来る場所としては、下からと上の写真の左の丘の上から撮影することが出来ます。
ライトアップ中では白っぽく見えてしまうが、ライトが消された後はほんのりとピンクがかった美しい桜の色を鑑賞出来る。
ただ、背後にオレンジ色の街灯があるため、若干色合い的には人口的にはなってしまっている。
また、撮影スポットとしては丁度北の方角を向いているので北斗七星やポラリスと組み合わせて撮影が出来ます。
埼玉県の上空は航空機の往来が少ないせいか1時間のインターバル撮影をしていても航空機の軌跡は入りませんでした。
(長野の上空だと深夜にならないと航空機の軌跡が入りまくってなかなかインターバル撮影する気が起きないんですよね…)
春の大曲線の一部になります。春の大曲線は北斗七星からアルクトゥールス、スピカ、からす座までの星の繋がりが曲線を描いていて春の時期に見られる事から春の大曲線とも呼ばれています。
↑同じく北斗七星と桜の隙間からアルクトゥールスの構図です。
先ほどとは違い少し望遠で切り取っています。
鉢形城公園の彼岸桜周辺は木々が多くてそこまで空が開けてないので構図作りには苦慮しました。
一番空が開けているのは丘の上の観賞用のベンチが並んで場所がベストポジションだと思います。ただ、ここは桜の後ろ側にある街灯の影響を直接受けてしまうのでレンズの向きによっては盛大なフレアやゴーストが発生してしまいます。
なので、空は狭くなりますが丘の下から桜を見上げる形の構図の方が街灯を避けられるので、そちらの方がおすすめです。
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撮影地の環境:☆☆
空の暗さ:☆☆
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