7月に訪れた三宅島で撮影した星空写真が「三宅島フォトコンテスト2017」 準グランプリに輝きました。三宅島観光協会、選考委員の皆様、本作品を選んで頂きありがとうございます。
掲載作品:「天ノ川を導く光」
風景写真家の八木千賀子(八木千賀子|Photographer – chikako yagi photography)さんの
選考委員講評:
・伊豆諸島最古である伊豆岬灯台と天の川、大昔の地層とのバランスがいい。ダイナミックさを感じる。
・ベンチの存在により、展開やストーリーせいを感じさせる作品です。
・灯台、天の川、星空が見事に調和している。
・三宅島を象徴する伊豆岬灯台と雲ひとつない星空。一瞬を永遠に捉えた後世に残すべき1枚。
上記の講評を頂きましたがその通りで、構図は三分割構図にあたる位置に灯台を配置しまして、その右隣に天の川、中央付近にベンチ•地層の配置を考えて撮影しています。(適当には撮ってないよ!)
ただ、一つ写真を送ってから気になる事があって写真の右部分の空間がややあってバランスが悪い違和感がずっと残っていたんですよね…。もうちょいトリミングで右を切り取っても良かったかもしれません。
それ以外は気に入っていますが、このベンチに女の子が座っていたら凄い好みの作品になったのになぁと思っていますが、それだとまた作風が変わるか…。
(自分が座っている写真は撮ったのですが、華が感じられない)
また、雲一つない空とありますが、実はこの前後にはそれなりの雲が出ていて、晴れ間の一瞬を撮影した写真になります。こればかりは運としかいいようがないですねほんと…。
個人的には文字入れする空間もあるので、三宅島のポスターには使いやすいのではないかなと思います。(グランプリ•準グランプリはポスター化されるらしい?)文字を入れるならさそり座のちょい右上がバランス的によくなる気がします。
とりあえず準グランプリレベルの受賞は初めてですね。本当に嬉しいです。
それに、グランプリも本当に素晴らしい三宅島の星空作品だと思います。選考委員講評通り、星と人を同時に綺麗に撮るのはテクニックがそれなりにいるのと撮影が大変ですからね。
あと、普段だと天の川をガンガンに弄ってしまいますが、今回のグランプリ作品はそれが無く綺麗な現像がされていると思いました。
三宅島の星空について
せっかくなので伊豆諸島三宅島の星空についても触れておきたいかと
三宅島の星空は、周りが海で光害が少ないので本土に比べ間違いなく綺麗に見えます。
特に天の川のオンシーズンの4月から9月は太平洋の向こう側に天の川が上がってくるのでかなーり濃い天の川を見る事が出来ます。
また、他の離島(例えば神津島や式根島)に比べ撮影できるポイントが非常に多いことも上げられます。式根島、神津島なども星空がめちゃくちゃ綺麗なんですが、撮影ポイントが少ないのと少し行き辛い場所に撮影場所があるんですね…。
ちなみに三宅島で星空見に行くとしたらどこが良いかと
•七島展望台(グランプリ作品の場所)
•伊豆岬灯台(準グランプリ作品の場所)
•メガネ岩周辺(少し明るいですが港から近く行きやすいと思います)
•富賀浜(天の川観測ならこの場所が一番いい、けど崖があるので気をつけてください)
他の撮影場所も未開拓地があるので開拓していきたいのですが、とりあえずそれは伊豆七島全ての島での天の川撮影を終えてからにしたいと思います。
残るは利島、伊豆大島、御蔵島、青ヶ島の4島で折り返し地点に来ていますがここからは船の就航率が悪い島が3つも含まれてるので相当きびしー道のりになりそう。
とりあえず来年は一番難易度高い青ヶ島に夏季休暇使って行こうかと思ってます。
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