前回:
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前回は三宅島での天体写真を紹介しましたが、今回は本土に戻ってでの天体撮影記になります。さて、今年の夏は相変わらず曇り優勢の天気が悪いまま、GPVやら天気予報とにらめっこしてどうにかこうにか天体撮影は出来ていますが、完全快晴の中での天体撮影はGW以降出来ていない気がします。
今回も天気予報とにらめっこしつつまだ伊豆半島で訪れていなかった天体撮影スポットの千貫門(せんがんもん)を訪れました。
撮影場所(千貫門)について
元々、千貫門は海底火山の地下にあった、マグマの通り道が地上に現れた火山の根の一部だそうです。このような門みたいになったのは、前回三宅島の記事で紹介したメガネ岩と同じように波の浸食によって岩が削れて中心部がアーチ状になったそうです。
千貫門へは近くの駐車場(有料駐車場)に停めてから徒歩10分ほどの所にあります。
夜間だとかなりわかりにくい場所に入り口があります。ただし、入り口からは一山超えて海岸線に降りなくてはいけないので、ちと行きづらい所にあります。
また、ビーチは大きな石のビーチがゴロゴロと転がっているため、歩きづらく夜間の観測場所としてはあまり適してはいません。個人的に気軽に「さぁ星を見に行こう」と思える場所ではありませんでした…。さらに道中落石の心配もありますし、夏場は虫が多かったですね。蜘蛛が苦手なので道中の道で蜘蛛がぶら下がってるのを見ると「ひっ」って思わず声が出てしまうぐらいでしたよ…。
千貫門の空の暗さ
ほぼ南伊豆なので千貫門の空は、周りに街灯等なく、街明かりもビーチ裏手にある山で遮られているので天の川も肉眼でしっかりと目視できるだけの暗さに包まれています。
ただ、漁船や飛行機などが頻繁に通るのでそれがどうしても気になってしまいます。
これは南伊豆どこへ行っても同じような感じなので仕方ないと諦めるしかありません。
天体写真 作例写真
↑千貫門と夏の大三角形と流星
この日は、都内では激しい雷雨となっていて、晴れてるのは南伊豆しかありませんでした。しかし、南伊豆も湿った空気の影響か雲が多く湧いていて、晴れ間を狙ってでの撮影になりました。残念ながら到着時間が遅かったため、夏の天の川の中心は既に地平線に沈んでいる状態でした。千貫門の頭上に丁度夏の大三角形が来る構図を狙えました。
また、多くの流星と火球を目視や写真に納めることに成功。ペルセウス座流星群の残り?っぽいのも見る事が出来ました。
上の写真の夏の大三角形と千貫門の間にある流星は方角的にはペルセウス座流星群ではありませんが、比較的明るかった流星です。レンズはシグマのArt 14mm F1.8を使用しているので、超広角でここまで写る流星が撮れれば充分な大きさの流星ですね。
↑縦構図:夏の大三角形の王冠を被る千貫門。
正直の所、千貫門あたりの構図はこれぐらいしか撮れない感じでした。
北の空は、山に阻まれていて秋の星座との組み合わせも難しく少々残念。海辺の撮影スポットは高原とは違い構図に限りがあるのが痛いところです。さらに、海沿いなので湿度がものすごいため透明度のある星空は山に比べ撮影できません…。
そう言えば今回現像した写真を見るとかなりノイズが乗っていました。これは気温が高いせいの熱ノイズなのか、もうかれこれ5年目になる5D3の影響なのか気になる所です。
てか、そろそろ次期機種に変える頃合いですが、6D2の評価が若干微妙なので悩みどころです…。ぼやきになりますが、もうちょい高感度やダイナミックレンジの向上を望んでいたのですが、センサーだとソニーやソニー製のセンサー使っているNikonレベルあたりになってくれれば嬉しいんですけどね。ちょっとCanonはレンズもカメラもここ最近微妙に感じるものしか出していない気がします。
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