1. まえがき
新年明けましておめでとうございます。
実家に帰省しているので、年末から年始にかけて「星空撮影地105選」の載っていてまだ訪れたことがない千葉県の天体撮影地に訪れてきました。
千葉県内の撮影地は結構巡ったつもりでしたが、以外と残っている場所も多かったです。
今回巡った場所は三個所になりますが、一夜毎に一個所ずつ紹介していきたいと思っています。
2. 小戸海岸の空の暗さ
小戸海岸の空の暗さは、2.39とちょい高めです。小戸海岸付近は観光地化されていて、ホテルなどが多いため光害が結構あります。
それでも太平洋が広がっている、東~南にかけては夏の天の川がはっきりと見えるほどの空の暗さがあります。また、近くには、「天体撮影記第6夜」で紹介した野島崎灯台がありますので野島崎ついでに「小戸海岸」へ立ち寄るのもいいもしれません。
3. 小戸海岸(おどかいがん)の岩場と冬の大三角形
小戸海岸で有名なのが「天体撮影地105選」でも紹介されていた、波の浸食を受けた岩になります。撮影時期が冬なので、冬の大三角形と岩の構図での撮影になりますが、夏の天の川の時期(2~7月)あたりでは夏の天の川と岩の構図での撮影をすることが出来ます。
丁度、夏の天の川が岩と岩の間で撮影することが出来るので、写真としてはかなり映える写真が撮れそうですね。
また、今回は干潮時の撮影となりましたが、満潮時のタイミングを狙うと穏やかな水面に映った星空、つまり水鏡(リフレクション)の撮影も出来そうな雰囲気でした。
久しぶりに千葉県での撮影を行ったのですが、改めて思うと飛んでいる飛行機の数が半端ないですね。早い時間帯だと、飛行機が写真に写らない時間はありません。
長時間露光だと、星よりも飛行機の数が多く写りそうですね(笑)
そういえば、オリオン座の「ペテルギウス」は、最近のニュースだと明るさが全天中21位くらいまで下がっていて超新星爆発が起きるのではないかという報道が流れていました。オリオン座の超新星爆発についてはだいぶ前からある話なんですが、ここまで暗くなるのは観測されたことがないらしくもしかすると超新星爆発が観測できるかもしれないとのことです。
ペテルギウスの超新星爆発は昼間でも見えるほどの明るさが数か月間続くとされているので見てみたさはあるけど、オリオン座の整った形、冬の大三角形がなくなってしまうことを考えるとそのままでいて欲しいって気持ちもあります。
小戸海岸は近くにホテルや街灯からの光によって岩場が照らされてしまっています。
外房の海岸沿いは一部地域を除いて海岸にある道からの光害の影響を受ける場所が多いです。
それでも、都心から1時間半ほどで天の川を見ることが出来る夜空が広がっているのはいいですよね。
もう早い時間帯に冬のダイヤモンドも登っています。冬のダイヤモンドは比較的低い位置にないと地上風景との組み合わせは難しいです。
4. あとがき
今回は、冬の星座、冬のダイヤモンド、冬の大三角形と共に撮影をしましたが、またこちらに戻る機会があれば夏の天の川との組み合わせを撮影したいものです。
千葉の南房総市付近は、まだまだ撮影出来る撮影地がたくさんありそうなのでチャンスがあれば撮影していきたいと考えています。
5. 勝手に撮影地ランキング
撮影地の環境:☆☆☆
空の暗さ:☆☆☆
小戸海岸近くには残念ながら駐車場はないので気をつけてください。
駐車場は磯笛公園にあるのでそこに車を停めて徒歩7分ほどで向かうことがあります。トイレは、磯笛公園にあるのでそこを利用してからになります。
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