- 1. まえがき
- 2. 17ENDビーチより下地島空港と夏の天の川を
- 3. 17ENDビーチ付近の空の暗さについて
- 4. あとがき
- 5. 勝手に撮影地ランキング
- 6. 沖縄県の撮影関連の記事
- 7. 使用機材
1. まえがき
天体撮影記 第160夜では、沖縄県 宮古島の東平安名岬にある平安名灯台と天の川の写真を紹介しました。今回の天体撮影記 第161夜では、宮古島から伊良部大橋を渡って下地島空港の近くにある17ENDビーチと呼ばれるところから天の川撮影をしてみました。
2日目も時よりスコールみたいな雨が降ったりする南国特有の天気でしたが、基本的には晴れており無事に撮影することが出来ました。
17ENDビーチの空の暗さは、宮古島市内の光害の影響を受けるので東平安名岬に比べてやや明るい印象を受けます。
ただ、それでも十分に離島の空の暗さを味わうことが出来ます。
天気図参考は気象庁｜過去の天気図より
前回と同様に太平洋高気圧に覆われていて天候としては安定している気圧配置図となっています。今年は想像以上に太平洋高気圧が強いので夏場は晴れる日が多そうな期待感がありますが、自然なのでどうなるか…。
2. 17ENDビーチより下地島空港と夏の天の川を
下地島空港からの光害はややあるものの何方かと言えば宮古島市内からの光害の影響を受けます。ただ、これは寝ている天の川が影響を受けるだけであって、天の川が立ち上がるほど光害の影響を受けない位置に来ます。
そして、ふと西側に目を向けると宵の明星が輝いていました。海に宵の明星の光が輝く姿はとても美しい光景です。
17ENDビーチは星空観測には向いていますが、構図が限られるので星景撮影の場所としてはあまり向いているところとは言えません。
撮影中に謎の発光物体が飛んでいました。光の色的には蛍っぽので調べてみるとやはり蛍の可能性が高そうでしたが、こんな海岸沿いに蛍がいるとは思ってもいませんでした。
この日も曇ったり晴れたり雨が降ったりと目まぐるしく天気が変わる日でした。
天の川の高度が上がるにつれて、宮古島市内に光害からの影響が少なくなります。
17ENDビーチでは7月だと22時過ぎぐらいからだと光害影響が少なくて夏の天の川の観測に向いていると思います。
EOS R5は基本的にはタイムラプス動画の撮影をしています。動画の素材自体はかなり集まっているので時間がある時に編集したりしようかなと思っています。
前回の東平安名崎に比べると光害の影響で夜空に色々な色が混ざっているような感じになります。写真的には色とりどりで綺麗ですが、純粋な天の川の色を撮影するなら東平安名崎が今回撮影したところでは一番いいですね。
スコールが降って水たまりが出来ていたので水たまりを入れて撮影(右下)
ただ、もっとローアングルで撮れば良かったと後悔。
だいたい帰って画像編集しているとこういう構図で撮影すればよかったなといつも思い返しています笑
3. 17ENDビーチ付近の空の暗さについて
空の暗さは0.12になります。東平安名崎とそんなに変わらない値ですがこちらは南東方面にある宮古島市内の光害の影響を強く受けます。なので、天の川の昇り始めの撮影にはやや不向き。ただ、南〜西側方面は光害がない海なので天の川立ち上がる状態になると濃い夏の天の川が撮影出来ます。
また、下地島空港の明かりも少し気になりますが、そこまで大きな影響はありません。
4. あとがき
前回の東平安名崎に引き続き、宮古島の天の川撮影になります。17ENDビーチは夕焼けでも有名なビーチなので夕日を見てからそのまま星空を観測するパターンがいいかもしれません。
それか東平安名崎で昇る天の川を撮影した後に17ENDビーチに移動して立ち上がる天の川の撮影の流れが良さそうな感じでした。
5. 勝手に撮影地ランキング
撮影地の環境:☆☆☆☆
空の暗さ:☆☆☆☆
駐車場はあるもののトイレや自動販売機がないので長時間滞在にはちょっと不向き
伊良部島に宿泊する人とかには17ENDビーチはおすすめの星空観測スポットだと思います。
6. 沖縄県の撮影関連の記事
7. 使用機材
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