天体撮影記第102夜、103夜に引き続きスイス旅行終わってからの連続天体撮影です。
天の川シーズンラストということで気になっていた場所を巡っていました。とりあえず、狙っていた場所はまだ残っていますが一通り撮影を終えました。
こっち引っ越して来て4ヶ月たらずなのに長崎県の撮影地がかなり増加してます。というのも車でほんの少し行けば天の川撮影が出来るのが一番でかいですね。
帰宅後パッと撮影してパッと帰れるパターンが定着してきています。ただ、遠征での天体撮影は若干減っている?のでもう少ししたら福岡、熊本、大分あたりにも足を伸ばしてみようかと思っています。
と、今回は平戸島の川内峠を訪れて来ました。川内で「かわち」と読むらしいです。お恥ずかしながら「かわうち」って呼んでました。というわけで平戸島の川内(かわち)峠の草原に浮かぶ天の川のレポートになります。
1. 川内(かわち)峠について
川内(かわち)峠は、平戸島の北部にある峠になります。川内峠の頂上からは大パノラマが広がっていて、九十九島、玄界灘、天気が良ければ壱岐や対馬を望むことができます。
360度の景色が広がっているので天体観測や流星群観測にはかなり向いている場所でもあります。特に駐車場やトイレ、自動販売機も完備なので個人的にはカップルや家族での天体観測場所としては強くオススメしたいところです。
2. 川内(かわち)峠の空の暗さ
数値としては0.33ほどとなります。
ただ、実際に訪れて思ったんですが、360度のパノラマで以外と平戸や佐世保の光害を受けているので想像以上の暗さは感じられませんでした。それでも天の川は十分に見られます。
ちなみに22時ぐらいまでは川内峠インフォメーションの明かりが付いてますので22時以降が観測にはオススメですね。
3. 平戸島の川内(かわち)峠の草原に浮かぶ天の川
天体撮影記第102夜、103夜の中では最も空気の質が悪かった。また、現地に到着した時には天の川にちょうど薄雲がかかっていた。それとこの時は川内峠インフォメーションの明かりが付いているので草原がかなり明るくなっている。
ただ、天体観測に関してはそこまで大きく影響はしない明かりだと思う。
川内峠ではあくまでどの程度の星空が見えるのか気になっていたので訪れた理由の一つだ。駐車場や峠の山頂で人やその他の小道具で撮影を考えるなら問題ないが、何もない場合だと独特の前景が川内峠にはないので星景写真には正直不向きな場所でもあるかもしれない。それでも、星野撮影や天体観測としては十分に適した場所だとは実際に訪れて見て確認できただけでも十分だ。
西から北側は生月島からの光害を受ける。この時の空の状態はやや悪いのであくまでも参考程度に。時間は22時ごろ
真北に関しては平戸の光害がある。
川内峠インフォメーションの明かりが消えると天の川が肉眼でもはっきりくっきりと見える。草原にシートなどを引いて星を見上げるのがいいかもしれない。
ただ、川内峠は標高が低いけど海からの湿った空気で霧が出やすいので注意が必要
全周魚眼。意外と光害が四方八方からあることがわかる。
4. 勝手に撮影地ランキング
撮影地の環境:☆☆☆☆☆
空の暗さ:☆☆☆☆
トイレ、駐車場完備なので長時間過ごしやすく、天体観測にも最適な場所。
天の川もはっきりと見えるので平戸で海鮮料理を食べた後に長崎サンセットロードで夕日を見てそのまま川内峠で星空観測がオススメプラン。
時期的には7~9月がいいと思う。それと流星群撮影には最適な場所だ。
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