1. まえがきと三嶺山(みうねやま)について
四国の山は幾つか行きたい所があり、特に剣山での星景写真を撮影したいと考えていましたが、GW中の剣山は大混雑すると思いGoogle Mapで探していたところ、三嶺山(みうねやま)という二百名山(四国百名山)が見つかり山行計画を立てて登ってきました。四国の山に登るのは石鎚以来になります。
三嶺山は高知県と徳島県にまたがる山で標高は1894m(高知県の最高峰)になります。
日本二百名山と四国百名山に選ばれている山ですが、個人的には百名山に入ってもおかしくないほど綺麗な山でした。
登山ルートは名頃登山口(駐車場台数は20台ほど)から3時間ほどで登れます。基本は稜線を登っていく形で序盤から中盤まではキツくはないですが終盤は標高300mほどを一気に上がるので最後はきつかったです。
朝鮮半島に高気圧があり、安定した天気でした。この時期は黄砂が不安でしたが、黄砂の影響もなく綺麗な星空が広がっていました。
2. 徳島・高知県 山頂の景色が素晴らしい三嶺山 -夏の天の川と水面鏡-
三嶺山山頂
ここから天狗塚までの稜線は非常に美しい景色が広がっている。縦走装備だったら是非とも歩きたかったが、今回は山頂での撮影装備特化だったのでまた別の機会に…。
三嶺ヒュッテ方面を望む
遠くに見えるのが剣山
三嶺の池でその周囲はミヤマクマザサに覆われいる。クマザサの新緑の時期にはちょっと早かったが、夏頃になると綺麗な緑に覆われる。それも撮りたかったがまた別の機会にでも
三嶺ヒュッテの裏から剣山方面を
標高1300mぐらいまでは新緑の美しい緑で山々が彩られています。全面が美しい緑になるには5月後半ぐらいでしょうかね。
夕暮れの剣山。夕方までは雲がありましたが、徐々に青空が広がってきました。
この後は三嶺ヒュッテに戻り仮眠。三嶺ヒュッテはGWなので満員御礼状態でした。
5月前半は天の川が見られるのは23時過ぎ頃からで、今回月の出が3時近くだったので4時間ほどの撮影時間がありました。
[焦点距離:15mm /絞り値: F2.8 / シャッタースピード:20s/ ISO: 6400]
天の川が徐々に昇ってきます。左の光害は方角的には徳島市の光害だと思います。遠くには和歌山湾の船も見えますね。
天の川が昇る方角には街明かりがほとんどなく濃い天の川が見れます。
[焦点距離:15mm /絞り値: F2.8 / シャッタースピード:20s/ ISO: 6400]
三嶺山はテントを張れる箇所があります。三嶺ヒュッテが過密状態で静かに過ごしたい場合はテント泊ってのもありかもしれません。
[焦点距離:17mm /絞り値: F2.8 / シャッタースピード:20s/ ISO: 6400]
まだ、天の川が地平線近いせいか大気の影響で天の川の写りがそこまで良くありません。
[焦点距離:15mm /絞り値: F2.8 / シャッタースピード:20s/ ISO: 6400]
暗いですが、三嶺の池と天の川
この時は風が少しあり、三嶺の池と天の川のリフレクションは撮れませんでした。リフレクション写真はもう少し後での撮影になります。
[焦点距離:17mm /絞り値: F2.8 / シャッタースピード:20s/ ISO: 6400]
三嶺ヒュッテと夏の天の川
三嶺ヒュッテがいい感じの前景になっています。ロケーションとしては最高の場所なのですが、ネット上ではこの場所での写真はほどんど見たことがないです。
三嶺山は四国外からだと交通の便が悪すぎて、本当の山好きじゃないと中々訪れられないからかもしれません。
[焦点距離:15mm /絞り値: F2.8 / シャッタースピード:20s/ ISO: 6400]
[焦点距離:19mm /絞り値: F2.8 / シャッタースピード:20s/ ISO: 6400]
夏の天の川もここまで昇ってくるともの凄い綺麗撮れます。目視でも濃ゆい天の川が見れましたし、標高が高く空気が澄んでいてかつ街明かりや月明かりもないので撮影条件としては最高の条件でした。
[焦点距離:15mm /絞り値: F2.8 / シャッタースピード:20s/ ISO: 6400]
夜はもっと冷え込むかと思っていましたが、比較的暖かくこれならテント泊でもよかったかもしれません。風も場所によっては吹いていましたがほぼ無風状態でした。
[焦点距離:15mm /絞り値: F2.8 / シャッタースピード:20s/ ISO: 6400]
正直ここまでのロケーションで撮影できる場所なんて中々ないです。だいたい景色が切な場所って同業者もいるのですが、ここはGWなのにほとんど人がいなかったです。
[焦点距離:15mm /絞り値: F2.8 / シャッタースピード:20s/ ISO: 6400]
三嶺ヒュッテから少し歩いただけでもこのような星空が見えるので最高ですね。
ただ、三嶺ヒュッテは水場が遠いのと山小屋でなく一応避難小屋なのである程度の登山経験があった方がいいところです。
[焦点距離:15mm /絞り値: F2.8 / シャッタースピード:20s/ ISO: 6400]
月の出まで一旦仮眠を取って再び撮影へ
奥に見える光害は高知市の光害になります。
[焦点距離:15mm /絞り値: F2.8 / シャッタースピード:20s/ ISO: 6400]
月が昇ってきたので再びリフレクション狙いで三嶺の池へ
狙った通り三嶺の池に天の川が輝いています。月明かりで地上部も明るくなっており、前景と天の川が綺麗に映る理想的な星景写真を撮ることが出来ました。
[焦点距離:15mm /絞り値: F2.8 / シャッタースピード:20s/ ISO: 6400]
久しぶりに縦構図での撮影
月明かりがあるもののまだ低い位置に月があり、月からも天の川が離れているので濃ゆい天の川が撮れています。今回天気の条件もよかったですが、月の出の時間もばっちしの好条件でした。
[焦点距離:15mm /絞り値: F2.8 / シャッタースピード:20s/ ISO: 6400]
本当に本当に美しい…。通常の登山と違い、重い機材を持って登るのでここまで辿りつくまでが大変ですが、撮れた時の満足感は格別ですね。今回はイメージ以上の撮れ高でした。
夜が明け好天の中での朝日
美しい青空が広がります。毎回思うのですが、こんな景色だと下山したくなくなりますよね…。
これま登った山の中でもロケーションとしては最高峰のレベルでした。
道中から撮影した三嶺山。手前の稜線から山頂まで登る形に
3. 三嶺山周辺の空の暗さ
三嶺山周辺の光害は0でほぼ光害の影響を受けません。
ただ、高知や徳島からの街明かりはちょっと気になるところですが、こればかりは仕方ありません。
4. あとがき
久しぶりの登山+星景写真の撮影になりました。久しぶりだったので体力と筋力の落ちを感じました。定期的に登らないとやっぱりダメですね。三嶺ヒュッテに着いた時はほぼバテバテでした。ただ、今回は軽食を持っていくのを忘れていて途中シャリバテ状態になってたのもあるかもしれません。
さて、三嶺山は比較的登りやすいですが、三嶺ヒュッテで過ごすにはそれなりの準備が必要です。人がいる山小屋と違い一応避難小屋扱いなので、食料や水は自分で用意する必要性はあります。トイレはボットン便所がありますが、トイレットペーパーなどがないので自分で用意する。
また、水場が結構下ったところにあるので、水の管理はかなり重要です。今回は夏場でなかったので、水の消費量が少なくて済んだのですが夏場の暑い時期だとかなり厳しいと思います。三嶺の池の水も飲めないですしね(煮沸すればいけなくもないかもしれないですが…。)
次は剣山での撮影を考えています。GWも訪れてみようかなと思ったのですが、三嶺山からの帰りに剣山方面を通ったら車車車ととんでもないことになっていたので、三嶺山に行って正解でした。ただ、三嶺山の登山口である名頃駐車場も満車以上でしたが‥。
5. 勝手に撮影地ランキング
撮影地の環境:☆
空の暗さ:☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
撮影には登山経験が必要。三嶺ヒュッテはあるもののトイレしかなく、食料や水は持参
気軽には行けない場所ですが、ロケーションはトップクラス
山好きなら是非とも登っておきたい山の一つに入ると思います。
6. 使用機材