カメラと星景写真の日々

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【天体撮影記 第70夜】 福島県 秋深まる尾瀬の湿原からの星空を

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目次

 

1. 前置き

天体撮影記ももう第70夜。今回は秋深まる尾瀬の湿原からの天体撮影となります。

福島県新潟県群馬県の3県の県境にある湿原で尾瀬での天体撮影はいつかしてみたいなぁーと思っていました。

丁度尾瀬の湿原の草紅葉の時期で紅葉も楽しみにしながら尾瀬に一旦ですがまさかの天候不良で星は僅かながらしか撮影出来ませんでした…。後ほど尾瀬ハイキング記は自分用も兼ねて上げようかと思っているんですが写真はパッとしない。

 

2. 撮影地について(尾瀬の見晴キャンプ場)

尾瀬は上記でも説明した通り三県を跨ぐ湿原なのでかなり広大です。そのため、山小屋なども何箇所か点在しており撮影スポットは多くあります。

今回撮影のロケ地として選んだ場所は、燧ヶ岳の麓にある見晴キャンプ場からの撮影になります。この場所を選んだのはキャンプ場にトイレやら近くの山小屋で食事が取れるやらの利便性を考えて選びました。

 

撮影地としては、尾瀬の湿原で撮影するのですがもちろん木道から外れて湿原内に入ることは厳禁です。といっても入ろうとしても靴が埋まるので実際の所物理的にも入れないですが…。なので、基本は木道上に三脚を立てて撮影します。もちろん夜間なので人の邪魔にはなりません。

でも、尾瀬湿原で夜間撮影している人もいるので灯りとかの使用は極力控えた方がいいと思います。

 

3. 尾瀬の空の暗さ

ぶっちゃけるとこれまで行った撮影地の中でもかなりの暗さを誇っていると思います。もちろん山小屋からの光害はありますがそれでも四方八方山に囲まれているので満天の星空を見る事が出来ます。

尾瀬湿原の木道には場所によってはベンチが整備されているのでそこに横たわって星を眺めるのが一番いいかもしれません。流れ星も間違いなく見る事が出来ます。

光害マップ

f:id:Starryheavens:20181011223641p:plain

尾瀬の光害の数値は0.22!この暗さはなかなか出会えません。更に尾瀬周辺は街明かりがある街から結構離れているので純粋な暗さでの星空を楽しめると思います。

4. 尾瀬で撮影する星空を

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尾瀬の湿原に沈む行く夏の大三角形

使用カメラは今回は珍しくEOS 6Dの改造機を持ち出しています。なので、これまでの天の川写真と異なり赤の波長がいつもより写っています。EOS6D改造機は結構面白い色合いを出してくれるのがお気に入りなのですが現像がちょいと大変です。

結構天の川が傾いてしまっていますが本当は天の川が立っている時間帯から撮影をしたかったものの残念ながら霧に覆われてしまいました。なので、テントで仮眠を取りつつたまーに晴れているかなぁって確認しててやっと夜22時過ぎに晴れてきて撮影を開始出来たのです。

f:id:Starryheavens:20181011223546j:plain「燧ヶ岳の頭上に浮かぶぎょしゃ座

このまま天候が良ければ夜の尾瀬を歩き回ろうかと思っていたのですが、あいにく雲が出て来てしまい星空を隠してしまいました。ただ、隠される瞬間にとりあえず狙っていた一枚である燧ヶ岳と星空が撮影出来たのでよかった。

山小屋の灯りも何だかオシャレな雰囲気を出しています。

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「燧ヶ岳とオリオン座」

オリオン座とも撮影しようとしたのですが全体が雲からどうしても出てきてくれず上の写真を撮るのが精一杯でした。この後は雲の量が増えてしまい結局一晩中晴れずに霧の中に閉じ込めるという悲しい自体に。

もっと尾瀬の星空を楽しみたかったのが本音です…。

5. 反省点

反省点としては天候をきちんと読めなかったことと星空撮影するなら小さな池が点在している竜宮小屋や山の鼻キャンプ場の方を選ぶべきだったと後悔

構図としても他にも撮りたいのがあってワクワクしながら行ったんですが逆に撮れなくてフラストレーションが溜まる一方に…。今年はもう厳しいかもしれないですがまた再チャレンジしたいものです。

それと草紅葉×星空を撮るならやはり月明かりがないと厳しいので次は月明かりのある日を選んで行きたいと思っています。

 

6. 撮影機材

Canon デジタル一眼レフカメラ EOS 6Dボディ EOS6D

Canon デジタル一眼レフカメラ EOS 6Dボディ EOS6D

 
星空のある風景 カレンダー 2019 ([カレンダー])

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